お風呂のカビ対策とは?予防・防止のための工夫や掃除法を解説!

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お風呂のカビ対策とは?予防・防止のための工夫や掃除法を解説!
  • 公開日:2022年03月14日
  • 更新日:2022年03月14日

私たちの生活環境の中でカビはあちこちに生息しています。こまめに掃除しても繰り返し発生してしまうカビが最も気になる場所といえば、お風呂ではないでしょうか。今回はお風呂のカビ対策について、工夫できることや掃除方法を解説します。

【目次】

カビが生える原因とは

カビは「温度」「湿度」「栄養分」「水」「酸素」の5つの条件が揃うことで発生します。
カビが生えやすくなる温度は20℃〜30℃、特に25℃くらいの温度をカビは最も好みます。湿度が高ければ高いほど発生しやすくなりますが、80%以上だと繁殖スピードをより早めてしまいます。
また、カビにとっての栄養分は皮脂やタンパク質などの有機物です。髪の毛や石鹸カスなどの栄養分がカビのエサになり、湿気も充満しているお風呂はカビにとって絶好の発生場所といえます。反対に、この条件のうち1つでも欠けている環境ではカビは発生しません。

カビと汚れの違いは何?

カビと汚れの違いについて理解できると、適した洗剤選びや正しい洗い方の実践、さらに発生しにくい環境作りができます。カビと汚れのそれぞれの特徴を押さえながら解説していきます。

カビの特徴

お風呂で発生する「カビ」と聞いて、多くの人は黒カビと赤カビの2つを思い浮かべるでしょう。それぞれの特徴についてまとめました。

・黒カビ
黒カビの正式名称は「クラドスポリウム」といいます。皮脂や石鹸カスなどの有機物のほか、赤カビをもエサにして繁殖していきます。お風呂のパッキン部分などに発生しやすい黒カビは、素材の奥深くまで根を張って繁殖するため、表面をこすっただけではきれいになりません。さらに、黒カビは胞子を飛ばしているので、喘息やアレルギーを引き起こす原因にもなります。
見つけたらすぐに除去したい黒カビを退治する掃除法には、塩素系漂白剤や重曹の使用がおすすめです。塩素系漂白剤:重曹=1:1のペーストを作り、黒カビに塗りつけ約2時間放置します。十分に洗浄成分を浸透させたら、洗剤残りがないようにしっかり洗い流し除去しましょう。

・赤カビ
赤カビの正式名称は「ロドトルラ」といい、水回り全般に発生する繁殖箇所の多さと繁殖スピードが厄介なカビです。黒カビと違って人体に悪影響を与えることはないですが、黒カビのエサとなってしまうことは押さえておきましょう。
赤カビ退治には、重曹やエタノールを使用した掃除法がおすすめです。水で湿らせたペースト状の重曹をカビにふりかけるか、水500mlに大さじ3杯の重曹でスプレーを作り吹き付けます。エタノールを使う場合は水で薄めることで除菌効果が高まります。水:エタノール=2:8の濃度で希釈しスプレーで吹き付けましょう。どちらも軽く擦り洗いをしたり、雑巾等で拭き取ったりするだけで除去できます。

汚れ

カビ以外の汚れにも種類があり、掃除法もさまざまです。汚れの特徴と落とし方をセットで見ていきましょう。

・水垢
水垢は、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラルの結晶です。水道水のミネラル分を取り除くことはできないため水垢を完璧に防ぐことは難しいですが、こまめに掃除することできれいを保つことはできます。
水垢の除去におすすめなのは、クエン酸を使用した掃除法です。水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸で溶かせます。クエン酸水をスプレーで吹き付けこすることで簡単に汚れを落とせます。

・皮脂汚れ
皮脂汚れは髪や体を洗うことで必ず出てしまう汚れです。皮脂汚れが石鹸やホコリと混ざることでヌルつきが発生し、カビの栄養分になってしまいます。
皮脂汚れの除去におすすめなのは、重曹を使用した掃除法です。皮脂汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹を使うことで中和され汚れが落ちやすくなるのです。粉のまま汚れ部分に塗りこすったり、重曹水をスプレーで吹き付けこすり洗いしたりすることで汚れを落とせます。原因自体をなくすことはできないので、汚れを蓄積させないようにこまめに掃除しましょう。

・石鹸カス
石鹸カスは結合したものによって酸性かアルカリ性か変わります。水道水に含まれるミネラルが石鹸に反応し、残った汚れはアルカリ性のためクエン酸で落とせます。白く固まることが多いのが見極める際のポイントです。反対に、皮脂汚れとの結合では色がついてヌルつきのある酸性に変わるため、重曹を使いましょう。

このようにお風呂ではカビ以外にもさまざまな汚れが混ざり合っていますが、正しく対処できれば除去することは難しくありません。頑固な汚れになってしまわないようこまめに掃除しましょう。

【温度・湿度】カビを予防する方法

カビ予防の際に、温度・湿度で注意したいことや具体的な方法、手順などについて紹介していきます。

換気する

カビ予防で最も定番な方法は換気です。湿度が70%以上あるとカビが繁殖しやすい環境になってしまうため、入浴後2時間以上は換気扇を回すようにしましょう。換気の時間が長いほど湿度を抑えられるので換気扇の付けっぱなし、または窓がついている場合は窓の開けっ放しも効果的です。換気する際は換気扇か窓、どちらか一方を開けることを注意しましょう。また、浴室のドアを開けるのは洗面所に湿気が流れてきてしまうためNGです。浴室乾燥機がついている場合は乾燥機を使用すると、繁殖力低下が期待できます。

さらに、最後に入浴した人が浴室内を拭くことでより湿度を抑えられます。浴室全体を軽くシャワーで洗い流して、体を拭いたバスタオルなどを使い壁や床、天井についた水気を取り除きましょう。その際にスクイージー(ワイパー)を使用すると手早く水気を切れるためおすすめです。乾燥が早まることで、カビ予防につながります。

カビに熱湯をかけた後、さらに冷水をかける

カビは高温に弱いため、50℃以上の熱いお湯をかけ撃退しましょう。お風呂上がりに1箇所あたり90秒ほどシャワーをかけることで、奥深くまで根を張ったカビも根絶できます。週に1回を目安に取り組んでみてください。

さらに、お風呂場から出る時に冷水を浴室全体にかけるのもおすすめです。浴室内の温度が下がりカビ予防の効果が上がるだけでなく、カビのエサとなる石鹸カスや残った皮脂汚れなども洗い流せて一石二鳥です。素早く温度と湿度を下げることで、1秒でも早くカビが繁殖しにくい環境を作りましょう。

【汚れ】カビを予防する方法

次に、カビの繁殖につながる汚れを予防できる方法を紹介します。

浴室の天井を掃除する

浴室のカビ予防には、天井の掃除が効果的です。天井は、換気扇によって舞い上がったほこりと湯気でカビが生えやすく、目に見えないカビ菌が付着している可能性があります。浴室床や壁を掃除してもカビの胞子が天井から落ちてきてしまうと、繰り返しカビが生える原因になります。

掃除のしづらい天井の掃除には、クイックルワイパーなどの柄の長いペーパーモップが便利です。パストリーゼなどのアルコール除菌スプレーを吹き付けたキッチンペーパー(いらない布でも可)をペーパーモップに巻き付け天井全体を拭きましょう。カビの原因である水気を取り除くだけでなくアルコールで除菌もでき、より効果的なカビ予防になります。

さらに、換気扇の掃除をすることで換気扇内に入り込んだカビ菌を断ちきれます。掃除の際にカビ菌を吸い込んでしまう危険性があるため、マスクを用意すると安心です。

カビ防止アイテムを利用する

水気を切ったり熱湯をかけたりする一手間を負担に感じる人は、カビ防止グッズを利用するのがおすすめです。
市販のものでは、水を注ぐだけでお風呂全体を抗菌する『防カビくん煙剤』や、ワンプッシュで防カビ効果のある煙が出る『カビダッシュ スパークリングジェット』などがあります。これらは、天井や小物などの隅々まで防カビのコーティングが可能です。1回の使用で防カビ効果が1〜3か月持続するので、掃除の頻度を大幅に減らせます。薬剤に書かれている用法用量を守って使用しましょう。

さらに、浮かせる収納を取り入れるとシャンプーボトルや洗面器の周りなど部分的なカビを防げます。カビは風通しが悪く湿気のある場所で繁殖するため、小物の配置を工夫するだけでもカビ防止に効果があります。
シャンプーなどのボトルを地面につけずに収納できるラックや、掃除用具や風呂桶などを浮かせるためのS字フック、フック型クリップもおすすめです。子どものお風呂用おもちゃもネットで収納するようにすれば、自然に水が切れてカビを防げます。浮かせる収納を意識して、小物の通気性を確保しましょう。

生えてしまったカビを取り除く方法とは

生えてしまったカビを取り除くには、カビの上に漂白剤を一定時間置き浸透させるシップ法がおすすめです。掃除手順を紹介していきます。

最初に、用意するグッズは以下のものです。
・浴室用洗剤
・大きめのスポンジ
・マイクロファイバー
・塩素系漂白剤
・拭きあげ用タオル
・ティッシュペーパー
・キッチンペーパー
・ゴム手袋

1.汚れを簡単に落とせるように浴室全体に水かお湯をかけます。(お湯の方が汚れが落ちやすいです)
2.塩素系漂白剤を溶かした水をキッチンペーパーに染み込ませ、細長くねじり「こより」を作ります。
3.「こより」をカビの生えてしまった部分に貼り付けます。
4.しばらく放置したら「こより」をはがし、お湯か水をかけながらしっかりと洗い流しましょう。

シップ法以外にジェル状の除菌アイテムもおすすめです。ジェルはカビの中に留まりやすいため浸透効果が高まります。
扉や壁の境目のパッキン部分のカビが落ちにくい場合は、張り替えるという手もあります。パッキンは消耗品なので、ホームセンターやネットショップなどで張り替えキットが簡単に購入できます。カビは一度生えてしまうと真っ白な状態に戻すことは難しいため、上記の掃除方法で落ちなかった場合の最終手段として知っておくといいでしょう。

風呂清掃サービスならクリーンクルー

クリーンクルーは、依頼者のニーズに合わせた掃除箇所に対応してくれるハウスクリーニング専門業者です。全国でサービスを展開しており、アドバイザーが無料見積もりから掃除まで対応してくれるため安心です。

クリーンクルーの「浴槽おそうじ」は、定価¥20,000〜(¥22,000〜)となっています。
清掃対象箇所は以下の通りです。

①浴槽
②シャワー、蛇口周り
③浴室内の壁
④浴室内の床、排水溝
⑤ドア周り
⑥シャンプー台
上記6箇所の清掃の所要時間は1.5〜2時間です。

クリーンクルーの風呂清掃サービスは、素人では難しい隅々までの徹底洗浄を提供しています。あらゆる箇所を分解して清掃を行うため、普段の掃除では手が届きにくい箇所も徹底的に洗浄し、汚れを残しません。

また、カビや汚れそれぞれの特徴を知り尽くしたプロなので、適した専用洗剤を使い分けて清掃します。自分では落とせなかった頑固なカビやしつこい汚れも、ピカピカに落としてくれます。

さらに、掃除の効果を長持ちさせるために、細部まで汚れを残さないよう仕上げます。気になる箇所はないか依頼者としっかり確認し、水気を拭き取ったのち終了となります。

「浴槽おそうじ」を依頼した際には、オプションの依頼が可能です。オプションのメニューと料金は以下となっています。
①洗面台 ¥9,000(税込¥9,900)
②浴槽内部(高圧洗浄+防カビコート仕上げ) ¥9,000(税込¥9,900)
③浴槽内部(高圧洗浄) ¥4,000(税込¥4,400)
④鏡ウロコ取り ¥4,000(税込¥4,400)
⑤換気扇 ¥4,000(税込¥4,400)
⑥多機能換気扇 ¥6,000(税込¥6,600)
・プチコーティング ¥3,000(税込¥3,300)
・除菌拭き上げ ¥4,000(税込¥4,400)
(※オプション、プチお掃除のみの依頼はできません。なお、商品の組み合わせによっては一部できないものもあるので見積もりの際に要確認です。)

低価格で依頼しやすい「浴室おそうじ」と、それぞれのニーズに合わせられる組み合わせ自由なオプションメニューで、お風呂掃除の悩みを解決してくれます。無料見積もりは電話・Web・LINEの3つの方法に対応しています。

家事代行・清掃サービスならクリーンクルー

家事代行・清掃サービスの「クリーンクルー」は、お掃除のプロによるハウスクリーニングサービスを提供しています。エアコンや浴室、トイレなどの場所ごとの対応だけでなく、「水周りおそうじ4ヵ所セット」や「おまかせおそうじ7ヵ所セット」などお得なセットメニューも利用可能です。

全国でサービスを展開しており、経験を積んだアドバイザーに無料見積もりから掃除までお願いできます。日時指定や即日対応が可能、頑固な汚れもプロが手早くきれいにするので、忙しい方でも予定を組みやすいのも魅力です。

万が一のトラブルの際には損害保険で最高3,000万円までの補償を受けられ、プライバシー保護を徹底していることを証明する「Pマーク」も取得しているので、安心して依頼できるでしょう。

クリーンクルーの家事代行サービスの主な料金プラン

【おそうじプラン】
・エアコン高圧分解洗浄(所要時間1〜2時間)1万3,200円〜(税込)
・トイレ(所要時間0.5〜1時間)1万2,100円〜(税込)
・キッチン(所要時間1.5〜2時間)2万3,100円〜(税込)
・浴室(所要時間1.5〜2時間)2万2,000円〜(税込)
・定期清掃 1万9,800円〜(税込)
訪問ペースは週1回、2週間に1回、1か月に1回から選択可能、キッチンや浴室、トイレなどを定期清掃でメンテナンス(1名/3時間)

【セットプラン】
・水周りおそうじ4ヵ所セット 7万5,900円〜(税込)
キッチンと換気扇、トイレ、浴室清掃がセットの人気プラン(所要時間3〜4時間)

・おまかせおそうじ7ヵ所セット 11万1,100円〜(税込)
レンジフードとキッチン、浴室、トイレ、洗面所、窓、床清掃をセットにしたお得なプラン(所要時間5〜6時間)

・引越しまるごとおそうじセット 1K〜1LDK:1万9,800〜3万5,200円(税込) 3LDK〜4LDK:8万3,380〜9万2,800円(税込)※要見積もり
引越しで忙しい方向け、キッチンと換気扇、浴室、トイレ、床、窓、ベランダの6か所をまとめてお掃除(所要時間1.5時間〜)

・おそうじギフト 1万7,800円(税込/送料込)
大事な人にプレゼントでき、受け取った方が好きに使えるギフトカード形式で、母の日や敬老の日、出産祝いなどにおすすめ

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まとめ

掃除しても繰り返し繁殖してしまう厄介なカビは、こまめな掃除で予防することが大切です。換気をしたり、浴室の温度を下げるために水をかけたりするなどの一手間や、浮かせる収納を取り入れるなどの工夫次第で掃除が苦痛に感じなくなるでしょう。生えてしまったカビも今回紹介した掃除方法で除去できるので、ぜひ参考にしてみてください。
自分では対処できないほどの頑固な汚れには、風呂清掃サービス業者の活用もおすすめです。予防と掃除をセットにして、いつでも快適なお風呂環境を維持できるようにしましょう。

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