生えてしまったカビの掃除方法(取り方)を場所別に徹底解説!予防方法なども紹介!

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生えてしまったカビの掃除方法(取り方)を場所別に徹底解説!予防方法なども紹介!
  • 公開日:2022年07月15日
  • 更新日:2023年06月22日

カビは部屋の壁や風呂場、押入れの中などさまざまな場所に発生するものです。それぞれの場所によって使われている素材も違うので、最適なカビの掃除方法もそれぞれ違います。この記事では、カビが発生するための条件やカビの発生・繁殖を防ぐためのポイント、カビが生えてしまった場合の掃除方法を場所別に詳しく解説していきます。

【目次】

カビが生えてくる原因・条件とは?

カビはいきなり発生するわけではありません。実はカビ菌は常に空気中に存在しています。
普段は目に見えないカビ菌ですが、増殖すると目に見えるようになるのです。
まずはカビが生えてくる原因や条件についてチェックしていきましょう。

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条件1:湿度70%以上

カビは湿度が70%以上になると増殖する性質があります。そのため、梅雨などの雨が多い時期や浴室のような常に湿度が高い場所は、カビが発生しやすくなるのです。いつも閉め切っているなどして空気の通りが悪い場所も、湿気が溜まりやすいので、カビが生えてくるための条件に合った場所といえます。

条件2:温度が20~30℃

カビは温度が20〜30℃になると発生しやすくなりますが、特に25℃前後を好むとされています。
日本において、春から秋にかけては温度も適温な上に湿度も高い時期のため、カビが発生する条件が揃っているのです。
温度が20℃以下ならカビは発生しないというわけではありません。カビが好む温度の場合と比べると活動は鈍くなりますが、冬でもカビは発生するので注意が必要です。

条件3:栄養分

カビはさまざまなものを栄養分として繁殖していきます。ホコリ・髪の毛・フケ・人の皮脂・石けんカスなど、私たちが毎日の生活で排出する有機物がカビを繁殖させる原因となるのです。これらが付着した場所では、カビは急速に繁殖します。その他にも、畳や壁の塗料などもカビにとっては栄養分となるので、場所を選ばず発生します。

カビが生えやすい場所

カビが生えやすい場所には、主に以下の5か所があります。

・浴室
・押入れの中
・台所
・エアコン内部
・敷き布団やマットレス

それぞれ詳しく解説していきます。

浴室

浴室は毎日水やお湯を使うので、湿度が高くなります。また人の皮脂や髪の毛などカビの栄養となるものも多いので、非常にカビが発生しやすい場所だといえます。
浴室には黒カビやピンクヌメリ(赤カビ)が発生します。
黒カビは浴室の床・壁・天井に繁殖していきます。黒カビは放置しているとどんどん繁殖していき、落としにくくなります。そのため黒カビを見つけたら、できるだけ早く取り除くようにしてください。天井まで広がると、掃除をするのも大変です。
ピンクヌメリは通称「赤カビ」とも呼ばれています。ピンクヌメリは厳密にはカビではなく、酵母菌などの菌が繁殖したものです。ピンクヌメリは人の皮脂などの汚れを栄養とし、水気があるところで増えていきます。洗面器やシャンプー容器の底がピンク色になりぬるぬるしていたら、それがピンクヌメリです。ピンクヌメリは黒カビよりも繁殖スピードが早いものの、お風呂用洗剤とスポンジで簡単に落とせます。気づいたときにすぐ掃除をするよう心がけましょう。

押入れの中

押入れは基本的に扉を閉めているので、湿度が高くなりやすい環境下にあります。カビが生えたまま放置していると、押入れの中に入れている布団や衣類にもカビが広がる可能性があるので注意が必要です。

台所

湯気が出るような調理をすると、台所の温度と湿度が上がって、カビが発生しやすくなります。
もし調理中の湯気が台所以外の部屋に回るような環境であれば、台所以外の場所にまでカビが広がる可能性があります。
また食器洗いや調理などで水を使うシンク周りも、カビが発生しやすい場所です。

エアコン内部

エアコン内部は非常にカビが発生しやすく、エアコンの奥に発生したカビは素人では掃除できないので注意が必要です。
特に夏になると、エアコン内部にカビが発生しやすい条件が揃います。気温が40度近くなる夏は、エアコン内部の温度が25度〜35度になります。またエアコン内部に結露が発生すると、湿度が80%以上になってしまうこともあります。
さらにエアコン内部は汚れやホコリが溜まりやすく、カビの栄養分となるものがたくさんあります。掃除や対策をせずに放置していると、カビがどんどん増殖してしまいます。
カビが生えた状態でエアコンを稼働すると、空気中にカビを放出してしまうことになるので注意しなければなりません。

敷き布団やマットレス

敷き布団やマットレスは、人の体温により温められます。また人の汗をたくさん吸収して湿度が高くなり、カビの栄養分となる髪の毛・皮脂・ふけなどが付着しやすい場所です。カビが発生・増殖するには最高の環境だといえます。

生えたカビを放っておくとどうなる?

カビが増殖した環境に長く滞在していると、カビの胞子を大量に吸い込んでしまいます。カビの胞子を大量に吸い込んでしまうと、喘息・アレルギー・肺炎の原因になる可能性があるので注意が必要です。
カビが与える影響は、人体に対するものだけではありません。カビが発生したまま対策をしないでいると、家に使われている木材などの建材が劣化しますし、シロアリが発生しやすい状況を作り上げてしまいます。
健康的に快適に生活するためには、日ごろからカビが発生・増殖しないように対策することが大切です。
もしカビが発生してしまったら、できるだけ早く掃除してカビ対策を行い、私たちの体や住宅に悪影響が出ないようにしなければなりません。

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部屋にカビを生やさないため・繁殖を防ぐための方法

カビは見た目が悪いだけではなく、私たちの健康や生活にも悪影響を及ぼします。ここからは、部屋にカビを生やさないための方法や、繁殖を防ぐためのポイントを紹介します。

湿度を下げる

カビは湿度を好むので、湿度が高い場所では爆発的に繁殖してしまいます。反対に、湿度が低い場所では活動できなくなるのです。カ
ビの種類にもよりますが、多くのカビは湿度が60%以下になると活動が鈍くなるといわれています。そのため、部屋の湿度を60%以下に保っておくことで、カビの発生を予防できるのです。除湿機やエアコンの除湿機能を使用すると、効率よく部屋の湿度を下げられるのでおすすめです。

こまめに掃除をする

カビは部屋に溜まったホコリや、髪の毛などの汚れを栄養分として繁殖します。こまめに掃除をしてホコリやゴミなどを排除しておけば栄養分が無くなるため、そもそもカビの発生を抑えられますし、万が一カビが発生しても繁殖を防げます。
また、ホコリが溜まりやすい部屋の隅や家具と壁の間などは、空気の流れが悪かったり湿気が溜まったりしやすい場所でもあります。こまめに掃除をすることはその場所の湿度を下げることにもつながるため、カビの発生を防げるのです。

換気をする

あまり使っていない部屋など、開ける頻度が少ない場所は空気の通りが悪くなりがちです。そのままにしていると湿気が溜まり、カビが発生してしまいます。窓を開けて空気を入れ換えたり換気扇を回したりして換気を行い、湿気を外に追い出しましょう。特に浴室は湿度が高いので、使った後は浴室乾燥や換気扇などを使用することをおすすめします。
洋服などがしまわれている押入れやクローゼットも、湿気が溜まりやすい場所なので、定期的に扉を開けて換気するようにしましょう。

空気の通りやすいレイアウトにする

家具と壁の間やマットレスと床の間など、空気の通りが悪い場所はカビの繁殖場所となる可能性が高くなります。カビの発生を防ぐには、家具やマットレスを移動させて風通しをよくしてあげる必要があります。しかし、頻繁に家具やマットレスを移動させるのは時間的にも体力的にも大変です。そこで、部屋のレイアウトを最初から空気の通りやすいレイアウトにしておくと、労力をかけなくてもカビの発生を防げます。
家具は壁から10cmほど離す、マットレスと床の間にスノコを敷くなどの工夫が効果的です。

カビを見つけたらすぐ取り除く

カビは目に見えない胞子が空気中を舞ってさまざまなところに付着し、成長していきます。成長したカビの菌糸は新たな胞子を放出するため、一度カビが発生するとそこからどんどん増殖していくのです。
カビの発生や繁殖を防ぐためには、カビの胞子を取り除かなければなりません。カビの胞子を大量に吸い込むとアレルギーの原因となるリスクもあり、健康にも悪影響を及ぼします。そのため、カビを見つけたらなるべく早く取り除き、カビの菌糸が胞子を放出するのを防ぎましょう。

【場所別】カビ発生させない方法と掃除の時期・頻度

一度カビが発生すると、落とすのに時間がかかってしまい大変です。カビが発生しないように、日頃から予防することをおすすめします。部屋に発生することが多い黒カビには、50度以上の熱や乾燥、アルコールや洗剤などが弱点のため、効果的な予防のためにはそれらを上手に使いましょう。
ここでは場所別のカビを発生させない方法について詳しく解説していきます。

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浴室

浴室はカビの栄養分となる汚れが溜まりやすい場所なので、できるだけ毎日掃除をして汚れを取り除きましょう。毎日掃除をするのが大変であれば、入浴後に浴室全体と小物類にシャワーでお湯をかけるだけでも効果的です。
また浴室はカビが発生する条件でもある水気が多いので、入浴後は換気扇を付ける、窓を開けるなどしてしっかり換気します。
定期的に煙タイプの防カビ剤を使用すると、1〜2か月ほどは防カビ効果が続くのでおすすめです。

押入れの中

押入れは基本的に閉めたままにしている場所です。熱や湿気がこもらないよう、定期的に押入れの扉を開けて換気するようにしましょう。半年に1回ほど、荷物を出して押入れの中を掃除してください。
日頃からサーキュレーターや扇風機を使って押入れ内の空気を循環させておくと、カビ予防になります。
定期的な換気が難しい場合には、押入れ内に湿気を吸い取ってくれる除湿剤を置いてみてください。

台所

台所も水気や汚れなど、カビが発生する条件が揃った場所です。台所のカビ発生を防ぐためには、台所を使った後に毎回掃除をすることが大切です。最低でも2〜3日に1回の頻度で掃除をしてください。ゴミ受けや三角コーナーの生ごみも、溜めずに捨てるようにしましょう。
掃除した後はふきんなどで水気をしっかりと拭き取って、除菌スプレーを吹きかけるとカビが発生しにくくなります。

エアコン内部

エアコン掃除は週に1回~隔週に1回くらいの頻度で掃除をしてください。
エアコン内部にカビが発生するのを防ぐためには、エアコンの「送風運転機能」を使います。エアコンを使った後に3〜4時間ほど送風運転することで、エアコン内部を乾燥させて、カビの発生を予防できます。
送風運転機能がないエアコンを使っている場合は、最も高い設定温度で3〜4時間冷房運転を行います。これは室温が30℃以下の状況で行ってください。

敷布団やマットレス

敷き布団やマットレスは年に2回ほど自宅で洗うか、大変な場合はプロに任せてクリーニングしてもらいます。
敷き布団やマットレスに広範囲にカビが発生すると、完全に取り除くことは難しくなってしまいます。そもそもカビを発生させないために、敷き布団やマットレスと床の間にすのこを敷くのがおすすめです。そうすることで通気性がよくなり、カビの発生を防げます。
また晴れた日には定期的に敷き布団やマットレスを天日干ししてください。雨が続いて外で天日干しできないときには、布団乾燥機を使って布団を乾燥させることをおすすめします。

生えてしまったカビ掃除におすすめのグッズ

カビ掃除をする際には、以下のグッズがあるととても便利です。

・スプレー型の塩素系漂白剤
・酸素系漂白剤
・防カビ剤

それぞれのグッズについて紹介していきます。

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スプレー型の塩素系漂白剤

スプレー型の漂白剤は、カビが気になる部分に直接吹きかけて使用します。特に泡で出てくるタイプの塩素系漂白剤は、液だれしにくいのでおすすめです。
塩素系漂白剤は強い抗菌・殺菌作用があり、生えてしまったカビを取り除くのに有効なグッズです。しかし漂白作用があり、布団やマットレスなどの布製品や、壁紙などに使用すると色が抜けてしまったり変色したりする可能性があるので注意してください。
強い臭いや揮発性の成分によって気分が悪くなったり目や皮膚に刺激を感じたりする場合があるので、使用する際には換気を十分に行いましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は塩素系漂白剤と比べると効果は穏やかです。そのため、広範囲に広がった頑固なカビや黒ずみは完全に落としきれない場合があります。しかし塩素系漂白剤のような独特なニオイがないので、ペットや小さな子どものいる家庭でも使いやすいナチュラル洗剤として人気です。
酸素系漂白剤には除菌効果もあり、洗濯にも使えます。40℃から50℃程度のお湯を使うとより洗浄力がアップするのでおすすめです。

防カビ剤

カビの発生を防ぐ防カビ剤を使うと、手軽に防カビ対策ができます。市販の防カビ剤には、煙が出るタイプやアロマタイプ、吊るして置くタイプなどさまざまな種類があるので、自分の使いやすいタイプを選びましょう。定期的に防カビ剤を使うことで、カビの発生を予防できます。
しかし、防カビ剤には既に生えてしまったカビを取り除く効果はありません。カビが生えている箇所はカビ取り剤や漂白剤などを使ってカビを取り除いてください。また、防カビ剤はカビが発生する根本原因を取り除くものではありません。防カビ剤とあわせて、湿度や栄養分などカビが発生する条件の対策も行いましょう。

【場所別】生えてしまったカビの掃除方法

ここでは、先ほど紹介したカビが生えやすい5か所の掃除方法・必要な掃除道具・掃除のポイントなど、それぞれ詳しく解説していきます。

浴室の掃除方法

まずは浴室に生えたカビの掃除方法について解説していきます。浴室の掃除をする際に必要なものは以下の通りです。

・風呂掃除用洗剤
・塩素系漂白剤
・スポンジ
・キッチンペーパーかティッシュペーパー
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル

浴室の掃除方法は、以下の手順で行います。

1.風呂掃除用洗剤とスポンジで浴室全体の掃除をする
2.浴室を乾かす
3.ゴーグル・マスク・ゴム手袋を着用する
4.カビが気になる部分に塩素系漂白剤を吹きかける
5.20~30分放置してしっかり洗い流す

ドアのゴムパッキンにカビが生えている場合は、キッチンペーパーかティッシュペーパーに水を少し含ませてゴムパッキンに貼り付けます。その上から塩素系漂白剤を吹きかけ、20〜30分放置してからしっかり洗い流してください。
塩素系漂白剤を使う際には必ず換気をして、取扱説明書に従って正しく使いましょう。
天井の掃除をする際には、柄の長い風呂掃除用スポンジやお掃除ワイパーが便利です。風呂用洗剤やエタノールを使って掃除をしてください。
天井掃除に塩素系漂白剤を使うと、塩素系漂白剤が垂れて皮膚に付着したり、目に入ったりする可能性があるので危険です。

押入れの中

押入れの中には「白カビ」「黒カビ」の2種類のカビが発生します。
押入れの中に生えた白カビの掃除をする際に必要なものは、以下の通りです。

・消毒用エタノールスプレー
・ゴム手袋
・マスク

押入れの中に生えた白カビの掃除方法は、以下の手順で行います。

1.押入れの荷物を全て出す
2.ゴム手袋とマスクを着用する
3.部屋の換気をする
4.白カビに直接消毒用エタノールスプレーを吹きかける
5.しっかり乾かして完了

次に押入れの中に生えた黒カビの掃除をする際に必要なものは、以下の通りです。

・塩素系漂白剤
・ゴム手袋
・マスク
・雑巾
・キッチンペーパー

押入れの中に生えた黒カビの掃除方法は、以下の手順で行います。

1.押入れの荷物を全て出す
2.ゴム手袋とマスクを着用する
3.部屋の換気をする
4.キッチンペーパーに塩素系漂白剤を含ませて黒カビ部分に貼り付ける
5.10分ほど放置する
6.水で濡らした雑巾を硬く絞ってしっかり拭き取る

塩素系漂白剤はカビの除去に効果的ですが、押入れの板を変色させる可能性があるので、賃貸物件の人にはおすすめしません。

台所

台所の中では特に、排水口のゴミ受け・スポンジを置いているラック・三角コーナーにカビが生えやすくなっています。
台所の掃除をする際に必要なものは、以下の通りです。

・塩素系漂白剤
・ゴム手袋
・マスク

台所の掃除方法は、以下の手順で行います。

1.換気する
2.ゴム手袋・マスクを着用する
3.カビが気になるところに塩素系漂白剤を吹きかける
4.5分ほど放置してしっかり洗い流す
5.水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取る

キッチンペーパーで水気を拭き取った後に、サーキュレーターなどを使ってさらに乾燥させるといいでしょう。
仕上げにアルコールで除菌すれば、カビが生えにくくなります。

エアコン内部

エアコン内部の掃除をする際に必要なものは、以下の通りです。

・新聞紙やビニール袋など
・中性洗剤
・雑巾
・掃除機
・使い古した歯ブラシ

エアコン内部の掃除方法は、以下の手順で行います。

1.エアコンの電源を抜く
2.エアコンの周りを新聞紙やビニール袋などで養生する
3.フィルターのホコリを掃除機で吸い取り、水か中性洗剤を使って洗い乾かしておく
4.水で薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて吹き出し口や風向きルーバーの掃除をする
5.水で濡らして硬く絞った雑巾で水拭きする

エアコンは、素人が分解して中まで掃除をすることはできません。知識もないままエアコンを分解し掃除をすると、故障や事故の原因となります。
上記の方法で掃除してもカビ臭さが取れない場合は、プロに頼んで掃除してもらうことをおすすめします。

敷き布団やマットレス

敷き布団やマットレスの掃除をする際に必要なものは、以下の通りです。

・重曹(小さじ1)
・水(100ml)
・スプレーボトル2本
・消毒用エタノール
・ドライヤー
・綺麗な雑巾やタオル
・歯ブラシ

敷き布団やマットレスの掃除方法は、以下の手順で行います。

1.水100mlと重曹小さじ1をスプレーボトルに入れて「重曹水」を作る
2.カビ部分に重曹水を吹きかけて歯ブラシで擦る
3.綺麗な雑巾やタオルで重曹水を掛けた部分をつまむように拭き取る
4.カビが取れたら消毒用エタノールをスプレーボトルに入れて吹きかける
5.少し時間を置いて水気を拭き取る
6.ドライヤーでしっかり乾かす

カビが広範囲に広がっている場合、自分で全てのカビを完璧には落としきることは難しいでしょう。
カビが生えている敷き布団やマットレスは健康にも良くないので、上記の方法で掃除しても無理だと判断したら、買い替えを検討してください。
敷き布団やマットレスは畳やフローリングに直接敷かず、すのこを間に挟んで敷くようにすると、通気性が良くなりカビの発生を予防できます。

その他

畳にカビが生えてしまった場合には、エタノールや重曹を使ってカビを掃除しましょう。畳の黒ずみに重曹を振りかけ、その上からエタノールを吹きかけてください。それから使い古しの歯ブラシで目に入り込んだカビをかきだしましょう。カビが取り除けたら、水に濡らして固く絞った雑巾などで重曹を拭き取り、よく乾燥させてください。
壁にカビが生えてしまった場合は、壁紙の素材に合わせた掃除方法でカビを取り除きましょう。タイル素材やビニール製など、水分を吸わないタイプの壁であれば、塩素系漂白剤を使用してカビを除去するのが効果的です。一方、布や紙など、水分を吸うタイプの壁紙は、専用のカビ取り剤を使う方法がおすすめです。
ソファーなどの布製品にカビが生えてしまった場合、エタノールと酸素系漂白剤を使用してカビを取り除いてください。塩素系漂白剤を使うと、ソファーの生地が漂白されてしまうので使わないようにしましょう。酸素系漂白剤を使用する場合も、最初は目立たない場所に使用して、色落ちや変色が起こらないか確認してから使用するようにしてください。

生えてしまったカビの掃除をする際の注意点

どんなに注意していても、気が付いたらカビが生えてしまっていた、という状況もあるでしょう。カビが生えてしまった場合は、速やかに掃除をしてカビを取り除かなければなりません。ここからはカビの掃除をする際に注意しなければならないポイントについてピックアップして紹介します。

換気を徹底する

カビ掃除に使用する洗剤は、揮発性の成分が含まれているものや臭いが強いものがあります。風通しの悪い場所で掃除を続けていると、洗剤の成分や臭いによって体調が悪くなってしまったり、カビの胞子を吸い込んでしまったりする可能性もあるので、掃除をする際には必ず換気を徹底するようにしてください。

マスクや手袋などを着用する

カビ取り剤や塩素系漂白剤など、カビの掃除に使用する洗剤は強力な洗浄成分を持っています。そのため、皮膚に直接触れると炎症を起こしたり刺激を感じたりする場合があるのです。掃除をする際には必ずマスクや手袋、長袖の洋服などを着用して、洗剤が皮膚に直接触れないよう注意しましょう。また、天井を掃除する時は、洗剤が垂れてきて目に入る危険性があるので、メガネやゴーグルで目を保護してください。

カビ取り剤と他の洗剤を混ぜない

市販のカビ取り剤には塩素系のものと酸素系のものがあります。塩素系の洗剤と酸素系の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生するため非常に危険です。一種類の洗剤でカビが落ちなかった場合でも、他の種類の洗剤を混ぜたり追加して使用したりすることは絶対にやめてください。
もしも複数の洗剤を使用したい場合には、最初に使った洗剤をしっかり洗い流した上で、日を改めるなどして時間を空け、最初に使った洗剤の成分が残っていない状態で使用するようにしましょう。

正しい使用方法を守る

カビ取り剤や漂白剤は、一定時間つけおきすることで有効成分をカビに浸透させて、頑固なカビを落としやすくします。十分な効果を得るためには、記載されている使用方法をしっかり守ってください。
また、カビがなかなか取れないからと記載されている濃度より濃い割合で溶液を作ったり、つけおき時間を長くしたりすると、素材が変色したり傷んだりする原因になります。決められた濃度や時間は必ず守りましょう。

強くこすらない

カビは表面に見えている黒ずみなどの汚れだけではなく、素材の奥深くに根をはっています。表面を強くこすってもカビは落とせないばかりか、素材に細かい傷がついてしまいます。細かい傷の中にカビが入り込むと、洗剤を浸透させにくく、なかなか落ちないカビになってしまうので、強くこすらないことを意識して掃除してください。

カビ対策や生えてしまったカビの掃除はプロへの依頼がおすすめ!

カビに気が付いたらできるだけ早めに掃除しないと、どんどん広がっていきます。自分で掃除できる範囲のカビであれば問題ありませんが、カビが生えたまま放置していると、素人の力では掃除が難しくなっていきます。また一度掃除しても、掃除の後にカビ対策まで行わないと、カビは再度発生します。
カビ対策をプロに依頼するともちろんお金はかかりますが、自分で掃除をする必要がなくなります。忙しくて掃除をする時間がない人や掃除が苦手な人でも、効果的なカビ対策が可能です。
また自分でカビ対策をする場合、適切な掃除道具が選べないことや、正しい方法で掃除やカビ対策ができないこともあるものです。プロに依頼すれば、場所ごとに最適な掃除道具・方法でクリーニングとカビ対策を行ってくれます。
カビ対策のやり方は場所ごとに異なります。間違った方法でカビ対策をすると、エアコンが故障したり、押入れや浴室の素材を傷めたりする可能性があります。
特にエアコンは、内部に発生したカビを素人が完璧に取り除くことはできません。無理やりエアコンを分解して掃除しようとすると、エアコンが故障してしまうこともあります。
カビを見つけて自分で対処できない場合もあるので、カビのクリーニングとカビ対策は、プロに依頼するのがおすすめです。

カビ対策ならクリーンクルーへ

クリーンクルーは東北から九州まで、全国にハウスクリーニングサービスを展開している会社です。ハウスクリーニングのプロスタッフが在籍していて、見積もりからクリーニングまで全ての工程で丁寧に対応してくれます。
クリーンクルーで注目のカビ対策プランには以下の2つがあります。

1.浴室まるごと防カビセット
2.カビ対策おそうじセット

「浴室まるごと防カビセット」は浴室・浴室内部・洗面台のクリーニングとカビ取りを行います。
浴室・浴室内部・洗面台のクリーニングを単品で行う場合の金額は以下の通りです。

・浴室 22,000円(税込)
・浴槽内部(高圧洗浄+防カビコート仕上げ) 9,900円(税込)
・洗面台 11,000円(税込)

単品で上記3か所全てのクリーニングを依頼すると、42,900円(税込)になります。
しかし「浴室まるごと防カビセット」であれば、上記3か所全てのクリーニングを30,800円(税込)と、12,100円(税込)もお得に利用できます。
さらに専用除菌水で拭き上げ仕上げる特別オプションメニュー「除菌拭き上げ」が4,400円(税込)で付けられます。
次に「カビ対策おそうじセット」ですが、こちらはエアコンと浴室のクリーニングと防カビ対策を行います。
エアコン(高圧洗浄)・エアコンの防カビ抗菌コート・室外機・浴室・浴槽内部のクリーニングを単品で行う場合の金額は以下の通りです。

・エアコン(高圧洗浄) 13,200円(税込)
・防カビ・抗菌コート  3,300円(税込)
・室外機 4,400円(税込)
・浴室 22,000円(税込)
・浴槽内部(高圧洗浄+防カビコート仕上げ)9,900円(税込)

単品で上記5か所全てのクリーニングを依頼すると52,800円(税込)になります。
しかし「カビ対策おそうじセット」であれば、上記5か所全てのクリーニングを39,600円(税込)と、13,200円(税込)もお得に利用できます。
さらに専用除菌水で拭き上げ仕上げる特別オプションメニュー「除菌拭き上げ」が4,400円(税込)で付けられます。
浴室やエアコンは、家の中でも特にカビが発生しやすい場所です。自分で掃除をするのが大変だと感じる人や、一度生えたカビがなかなか取れないで悩んでいる人は、クリーンクルーに依頼して綺麗にクリーニング・カビ対策してもらいましょう。

カビ対策おそうじセットはこちら!

まとめ

カビが生えているのを見つけると、適当に掃除して終わる人も多いのではないでしょうか。しかしカビ掃除は場所ごとに適切な方法で行う必要があります。また、一度掃除をしてカビが取れても、正しい対策をしないと、カビは再度生えてきます。
カビが気になる、カビ掃除のやり方がわからないなどのお悩みをお持ちの方や、効果的なカビ対策がしたい方は、ぜひカビ対策のプロに依頼しましょう。

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