お風呂掃除のやり方は?基本の手順~汚れ・場所別の落とし方まで徹底解説!

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お風呂掃除のやり方は?基本の手順~汚れ・場所別の落とし方まで徹底解説!
  • 公開日:2022年05月11日
  • 更新日:2024年07月16日

毎日使う場所だからこそきれいな状態にしておきたいお風呂ですが、浴槽・床・小物など掃除しなければならない箇所が多く、掃除が行き届かないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。お風呂の汚れにはさまざまな種類があり、原因や箇所によって適した掃除方法が異なります。効果的な薬剤やアイテムの使用・テクニックを押さえておけば、手軽にピカピカに掃除できます。汚れ・箇所別の掃除方法や流れについての解説をぜひ参考にして、継続できそうな自分に合った掃除方法を見つけてください。

【目次】

お風呂の汚れの種類と原因について

お風呂場の汚れには、カビや皮脂汚れ、水垢、せっけんカスなどがあります。ここではそれぞれの汚れの種類と原因について解説します。

1:ピンク色のぬめり

家のなかでも高温多湿なお風呂場は、皮脂やせっけんカスなどの汚れが多く、それらを栄養として菌が繁殖しやすい場所です。お風呂場でよく見かけるピンク色をしたぬめりは、「ロドルルラ(赤色酵母)」と呼ばれる酵母菌の一種です。ロドルルラを放置するとカビの発生につながってしまうので、早めの掃除が重要です。

2:黒カビ

お風呂場に発生する黒いカビの多くは「クロカワカビ」という種類で、黒カビと呼ばれています。黒カビは湿度の高い環境を好み、お風呂場のパッキンやタイルの目地などに根を貼ってしまうやっかい者です。黒カビは一度根を貼ってしまうと完全除去に手間がかかるので、発生させないようにすることが大切です。

3:せっけんカス

お風呂場でよく見かける白くザラザラした汚れがせっけんカスです。体を洗うときに流れたせっけんと、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが混ざることで発生します。その後水分だけが蒸発し、残ったミネラルがせっけんカスとなってお風呂場の壁やイスなどにこびり付きます。せっけんかすは蓄積して固まっていくため、放置してしまうとどんどん落としにくくなります。

4:水垢

水垢は、お風呂場の鏡や浴槽のフチなどに現れる白いウロコ状の汚れです。水垢の主成分は水道水に含まれるカルシウムやシリカ(ケイ素)などが結晶化したものです。せっけんカスと混同されがちですが、性質がまったく異なります。せっけんカスにはアルカリ性洗剤が効果的なのに対して、水垢には酸性洗剤が有効なので、掃除の際には混同しないように注意が必要です。

5:皮脂汚れ

お風呂場の壁や排水口まわりに現れる黄色みがかった汚れが皮脂汚れです。皮脂汚れは、シャワーや入浴で身体から浮き出た皮脂が原因となって発生します。お風呂を使う人数に比例して皮脂汚れの量も多くなるので、汚れが蓄積しやすくなります。皮脂汚れを溜めないためには、日頃からこまめな清掃が必要となります。

6:サビ

サビは、鉄などの金属が水や酸素と結びついて化学反応を起こすことで発生する腐食反応です。現代の浴室設備はガラス繊維強化プラスチックのFRPやステンレス、人造の大理石など、比較的サビが発生しにくい素材が使用されています。しかし、お風呂場に置いたカミソリやヘアピンなどの金属製品からサビが発生してしまうケースがあるので、注意が必要です。

基本のお風呂掃除のコツ① 必要なアイテム

お風呂場の掃除を始めるにあたり、必要となるアイテムを揃えておきましょう。日常のお風呂掃除で必要となるアイテムを以下にピックアップしました。

お風呂掃除で必要となるアイテム

  • ・スポンジ
  • ・鏡用スポンジ
  • ・細いブラシ
  • ・床用ブラシ
  • ・中性洗剤
  • ・酸性洗剤
  • ・弱酸性洗剤
  • ・カビ取り剤
  • ・防カビ剤
  • ・ゴム手袋
  • ・洗面器
  • ・お風呂用スリッパ

これらのアイテム以外にも、カビ取り剤のような強めの塩素系漂白剤を使う際には、マスクや保護ゴーグルがあると安全に作業ができます

基本のお風呂掃除のコツ② 洗剤の選び方

1:中性洗剤

皮脂などの油汚れや浴室内の湯垢、ぬめりなどの日常的な汚れのお手入れであれば、中性洗剤のみでも問題ありません。酸性・アルカリ性のどちらにも偏っていない中性洗剤は、材質や部分的に洗剤を使い分ける必要もなく、使用方法も簡単なので常備しておきたいお風呂の掃除道具です。有毒ガスが発生する可能性がある相性の悪い薬剤などもないので、場所を選ばずに安心して使用できます。

2:酸性洗剤

中性洗剤で落とせない汚れがある場合には、酸性の洗剤がおすすめです。酸性洗剤にはアルカリ性の汚れを中和するはたらきがあり、せっけんカスや水垢などの掃除に向いています。酸性洗剤は洗浄力が強めなので、落としにくい頑固な汚れに対して効果的ですが、露出している肌や浴槽素材などにダメージを与えてしまう可能性もあります。酸性洗剤を使用する場合は手袋を必ず着用し、つけ置きの時間も長くなりすぎないように気を配りましょう。

3:アルカリ性洗剤

アルカリ性の洗剤には、酸性の汚れを中和する効果があります。中世洗剤では落とせなかったカビや皮脂汚れなどの掃除に有効で、ピンク色のぬめりや黒カビ、皮脂汚れなどの掃除に適しています。また、アルカリ性の洗剤は油汚れに対しても効果が期待できるので、お風呂場に付着してしまった化粧品などを落としたい場合にも活躍します。

4:塩素系漂白剤

次亜塩素酸ナトリウムが主成分のアルカリ性の塩素系漂白剤は、カビの黒ずみなど頑固な汚れに効果的です。強い除菌・消臭効果で、ゴムパッキンに根を張ったしつこいカビの除菌や、排水口の除菌・消臭にも効果を発揮します。
ただし、成分が強力なため直接触れると皮膚に炎症を引き起こす可能性があります。使用する際はゴム手袋やマスクの着用が安全でしょう。さらに、酸性の洗剤やクエン酸と混ざると有害なガスが発生します。他の洗剤と混ぜないことを徹底するなど、使用する場合は十分に注意が必要です。

5:重曹

弱アルカリ性の重曹は、皮脂汚れやカビなどの酸性の汚れに効果的です。ぬるま湯200ccに、重曹小さじ1〜2杯を混ぜた重曹水の作り方を覚えておきましょう。さらに、重曹には研磨作用もあるので、粉末の状態でブラシやスポンジにつけてこすり洗いもできます。目や口に入っても安全な成分なので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して使用できます。

6:クエン酸

酸性のクエン酸は、水垢や石けんカスなどのアルカリ性の汚れに効果的です。水200ccにクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸水を準備しておくと、掃除するときにスムーズです。重曹と同じくクエン酸も目や口に入っても安心な成分でできています。アルカリ性の汚れ部分にクエン酸水を吹きかけてこすったり拭き上げたりと、掃除方法も簡単です。除菌・抗菌効果もあるので、消毒代わりにも使用できます。

基本のお風呂掃除の手順

お風呂場の掃除箇所には浴槽や天井、壁、床などがあります。また、鏡やイス、浴槽の蓋なども掃除が必要です。ここからは、基本的なお風呂掃除の手順を紹介します。

1.換気扇を回して準備を行う

まずは換気扇を回し、浴室内の空気を循環させます。特にカビ取り剤などの洗剤を使用する場合には、換気は必須です。掃除道具も準備し、必要に応じてゴム手袋やマスクなどを着用しましょう。

2.シャワーヘッドやフックを外しつけ置きする

シャワーヘッドやフックなど取り外しができる小物類を外し、酸性洗剤を入れた水につけ置きします。使い古しの歯ブラシやスポンジで汚れをこすり落としましょう。

3.浴室全体に水をかける

浴槽や壁など、浴室全体に水をかけて、表面に付着したホコリや軽い汚れを洗い流します。しっかり濡らしておくことで、この後使用する洗剤の効果を高めることにもつながります。

4.天井を掃除する

天井を掃除する際には、洗剤やカビ取り剤を吹きかけると、自分に垂れてきてしまい危険です。
軽い汚れであれば、洗剤を使用せずに水でこすって落とします。長めの柄が付いたスポンジやブラシを使用すれば、高所に登らずに掃除ができて便利です。
カビが気になる箇所は、使えなくなっても問題のないタオルや布に消毒用エタノールを染み込ませ、地道に拭き取っていきます。イスや脚立などを準備して、安全に作業しましょう。

5.壁・床を掃除する

壁の汚れには、スプレー容器に水200mlとクエン酸小さじ1を入れて混ぜたクエン酸スプレーか、お風呂用中性洗剤を使用しましょう。汚れ面にスプレーし、ブラシやスポンジでこすり洗いをします。

6.ドアとゴムパッキンを掃除する

ドアは重曹水スプレーを吹きかけ、5分程度浸透させてからブラシでこすり洗いをしましょう。黒カビのできたゴムパッキン部分は、キッチンペーパーを当てて塩素系漂白剤をスプレーします。15分程度浸透させてシャワーで洗い流せば、黒カビを除去、または薄くすることが可能です。

7.鏡を掃除する

鏡に付着した頑固なウロコ汚れには、クエン酸スプレーを使用します。水100mlに対して小さじ1/2のクエン酸を溶かしてクエン酸水を作り、スプレーボトルに入れて鏡に吹きかけます。まんべんなく吹きかけたら、ラップで覆い、2~3時間放置します。その後、剥がしたラップやスポンジで、汚れをこすり落としましょう。メラミンスポンジは鏡に傷が付いてしまうため、使用を控えてください。

8.蛇口を掃除する

蛇口の水垢はアルカリ性なので、クエン酸の活用がおすすめです。汚れの程度が軽ければ、クエン酸スプレーを吹きかけてスポンジでこすり洗いをすれば、キレイに汚れを落とせます。
蛇口の汚れがひどい場合は、クエン酸スプレーを吹き付けた後にキッチンペーパーを貼り付け、さらにスプレーをかけましょう。ラップでキッチンペーパー部分を覆うと乾燥防止になり、より効果が期待できます。1時間ほど放置したら、スポンジで汚れをこすり落とします。

9.浴槽を掃除する

浴槽が汚れる原因は、皮脂汚れです。酸性の皮脂汚れには弱アルカリ性の重曹の使用がおすすめです。
重曹と水をおおよそ3:1の割合で混ぜて、重曹ペーストを作ります。壁面に塗っても垂れてこない程度の固さを目安にしましょう。汚れている面に重曹ペーストを塗り、20~30分放置後スポンジでのこすり洗いを行います。
浴槽の内側だけでなく、外側も忘れずに掃除してください。

10.収納棚・ラックを掃除する

収納棚やラックは、シャンプーやせっけんなどが付着し、汚れやすい箇所です。中性洗剤スプレーを吹きかけて、全体的にスポンジでこすり洗いを行います。溝や細かい部分には使い古しの歯ブラシや細くて柄の長いブラシを使用しましょう。
水垢が気になる箇所には、重曹水スプレーが便利です。水100mlに対して重曹小さじ1杯を溶かしたものをスプレーボトルに入れて使用します。

11.排水口を掃除する

排水口の汚れは、手で触ることなくキレイにすることが可能です。準備するものは、塩素系漂白剤(カビ取り剤)の泡スプレー、ビニール袋、歯ブラシです。
ビニール手袋をし、排水口に溜まった髪の毛・ゴミなどを取り除きます。塩素系漂白剤の泡スプレーを吹きかけたら、20分ほど放置します。シャワーでよく洗い流しながら残った汚れを歯ブラシでこすりましょう。外せるパーツがある場合には外して、こすり洗いをします。
排水口の入念な掃除後、キレイをキープするために有効な防カビアイテムもあります。防カビ剤を排水口のゴミ受けに置くだけで、バイオの力が働いてヌメリや汚れを防げます。きつい臭いもなく、掃除の手間が軽減するので、活用してみましょう。

12. イス・洗面器などの小物と、浴槽の蓋をつけ置きする

イスや洗面器、浴槽の蓋の掃除には、つけ置きが有効です。お風呂の残り湯も活用できます。浴槽のお湯に重曹を1カップ入れ、よく混ぜます。小物類と浴槽の蓋を入れて、一晩放置します。翌朝シャワーで流し、汚れが残っていればスポンジでこすりましょう。
念入りに掃除した後も、週に1回程度お風呂の後の習慣にすると、汚れがこびり付かずにきれいな状態を保ちやすくなります。

13.全体を洗い流し、外したパーツを取り付ける

すべての箇所の掃除が終わったら、全体をシャワーでよく洗い流します。取り外したパーツも、元通りに取り付けましょう。
掃除が終わった後には、水気を拭き取ってしっかり換気を行うと、雑菌やカビの繁殖を予防できます。

《汚れの種類別》効果的な掃除方法

1:ピンク色のぬめり

浴室のぬめりや、カビの前段階であるピンク色のぬめり(ロドトルラ)は、水垢や皮脂汚れをエサとして繁殖します。比較的落としやすい汚れなので、ブラシやスポンジを使ってこすり洗いすればぬめり自体は落とせます。
再発を予防したい場合は、エタノールを使用した掃除方法がおすすめです。エタノールを染み込ませたキッチンペーパーを気になる部分に貼り付け、10分程度放置します。その後ブラシでこすり洗いをするだけです。浴室内の変色の心配なく、安心して簡単に除菌が行えます。

2:黒カビ

カビは高温多湿の環境を好みます。換気のために浴室の窓を開けたり、換気扇・浴室乾燥機を活用したりして、風通しをよくしましょう。できてしまったカビを強くこするのは、カビをより深くまで浸透させてしまうためNG行為です。カビを見つけたらこすらずに、漂白剤やカビ取り専用洗剤を活用して汚れを落としましょう。

3:せっけんカス

せっけんカスはアルカリ性の汚れです。せっけん・皮脂の汚れなどに反応した水道水に含まれるミネラルが原因で発生します。アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤やクエン酸などを使用すると汚れが落ちやすいためおすすめです。

4:水垢

鏡や蛇口に付きやすい水垢を放置すると、汚れが白っぽくなります。水垢の原因である水道水に含まれるカルキ・カルシウムは、酸に溶ける性質があります。水垢もせっけんカスと同じくアルカリ性の汚れです。アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤やクエン酸などの使用が効果的です

5:皮脂汚れ

皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤・重曹が効果的でしょう。重曹はもともと人体内にある安全な物質で、「炭酸水素ナトリウム」「ベーキングパウダー」とも呼ばれます。料理や入浴剤としても活用されている重曹は、安い上に安全性も高く、気軽に試せるアイテムです。重曹単体だけでは泡立たない特徴があるため、洗い流すのに大量の水も不要です。広い範囲のお風呂掃除におすすめです。

6:サビ

本来、浴室内の床や浴槽は錆びないように加工されていますが、ヘアピンやカミソリなどの金属製品を置いたままにしておくとサビが付着してうつってしまったり、鉄製の水道管や水道水に含まれる微量の鉄粉が原因で、「もらいサビ」が発生したりすることがあります。
中性洗剤を使用したこすり洗いで落ちない場合は、重曹やクレンザーを付けた布でこすり洗いをしましょう。サビの残り具合に合わせて作業を繰り返せば、汚れを落とせます。
頑固なサビの場合は、還元型漂白剤の使用が効果的です。70度程度のお湯でペースト状にした漂白剤をサビの上に塗ります。15~20分放置したら、水で湿らせた布で拭き取りと水洗いをし、漂白剤をしっかりと洗い流しましょう。
浴室の素材によって適した薬剤や掃除方法が異なるので、目立たない場所で試したり、浴室の材質を事前に確認したりするように注意してください。

《汚れの場所別》効果的な掃除方法

お風呂場の汚れには、どうしても落ちにくいものも存在します。ここからは、汚れの場所別に効果的な掃除方法をご紹介します。

1:タイル

タイルの汚れの掃除は、最初から強いカビ取り剤を使ってしまうとタイルに傷をつけてしまう可能性があります。まずは、お風呂用の洗剤をつけブラシでよくこすり、様子をみましょう。それでも落ちない汚れがある場合には、塩素系のカビ取り剤を使います。使い古しの歯ブラシなどでカビ取り剤をのばして5~10分ほど放置しておきます。その後カビなどの汚れをこすり落とし、シャワーで洗い流せば完了です。

2:桶・イス

風呂桶やイスの汚れの原因は主に水垢とせっけんカス、身体からでた皮脂などです。これらは、時間が経つと固くなるので落としにくくなります。桶やイスの汚れを落とすには、お風呂用の洗剤を付けたスポンジでこする方法が一般的ですが、それでも汚れが落ちにくい場合には洗剤を付けた状態でラップをしておきましょう。しばらく放置しておくと、汚れが柔らかくなるので落としやすくなります。

3:鏡

鏡にできた水垢がこびりつくと、うろこ状の汚れになって固まります。中性洗剤で磨いたりブラシでこすったりしてもなかなか落ちない頑固なうろこ状の汚れには、ダイヤモンド微粒子を使用したダイヤモンドパフ(パッド)がおすすめです。鏡に水をかけてこするだけで、簡単に水垢や汚れを落とせます。また、普通のクレンザーではなく水垢用クレンザーを使用し、スポンジなどにつけてこすり洗いをすることで、うろこ状の汚れを効果的に除去できます。

お風呂掃除の頻度の目安は?

お風呂掃除の頻度として最も望ましいのは毎日ですが、時間がない人、忙しい人にとって毎日の掃除はハードルが高いでしょう。毎日のお風呂上がりに簡単にできる汚れ予防と、週・月単位の頻度で行う徹底的な掃除に分けると取り組みやすくなります。
お風呂上がりには、お風呂場・シャンプーなどのボトル・椅子や洗面器など小物の汚れをさっと洗い流しましょう。冷水のシャワーを全体的にかけるだけでもお風呂場の温度が下がり、カビの繁殖予防につながります。さらに換気扇・スキージー・タオルなどを活用すれば、簡単に水分を除去できます。排水口のゴミ取りも毎日が理想です。
壁・小物類のこすり洗いは週に1回程度、天井・換気扇・エプロンなどの掃除は1週間〜月単位で、時間があるときにまとめて行うといいでしょう。汚れを放置すると頑固な汚れに変わり、落としにくくなってしまいます。自分に合った方法と頻度を見つけ、継続的に実践できると、無理なくきれいなお風呂を維持できるでしょう。

お風呂をキレイに保つコツはある?

1:温度と湿度を下げる

お風呂の温度と湿度を下げることは、汚れの発生を防ぎ清潔に保つために確実に押さえておきたいポイントです。
お風呂使用後にはお湯を抜き、浴槽・床・壁に高温のシャワーをかけた後、冷たいシャワーをかけましょう。熱いシャワーで汚れを落とし、冷たいシャワーで急激に温度を下げることでカビやピンク汚れなど汚れの繁殖を抑えられます。
湿気が多くカビが発生しやすいお風呂場は、入浴後・掃除後などは窓を開けて風を通したり、24時間稼働の換気扇・浴室乾燥機のある家庭は空気を循環させたりしましょう。

2:お風呂から出るときに水切りをする

浴室に水滴が残ったままの状態は、水垢と湿度が下がりにくい原因となってしまいます。入浴後にスキージー(水切りワイパー)で水を切ることを習慣化するといいでしょう。水垢が壁につくのを抑えるだけでなく、お風呂場の乾燥とカビ予防に効果てきめんです。
スキージーが使えない蛇口などは、タオルやマイクロファイバークロスなどで拭き跡や繊維が残らないように拭きあげると、きれいを保てます。

3:排水口のゴミをこまめに捨てる

排水口に皮脂や髪の毛などが溜まると、すぐに汚れが発生してしまいます。ゴミをこまめに捨てることが、お風呂場をキレイに保つことにつながります。排水口のゴミを素手で触ることに抵抗がある場合はピンセットや割り箸を使って取り除きましょう。排水口に被せるネットを付けておくと、手を汚さずにこまめにゴミを捨てられるので便利です。

4:念入りに換気する

念入りな換気も、お風呂場を清潔に保つコツのひとつです。お風呂を使ったあとで湿気が残った状態のまま放置すると、ぬめりのもとやカビなどの汚れが繁殖しやすくなります。これらの菌の繁殖を抑えるためには、お風呂場を使い終わったらすぐに換気をすることが重要です。スクイージーやクロスで水気を切るようにすると、より効果的です。
換気と水切りをセットで行い、浴室を最大限乾燥させて菌の繁殖と汚れの発生を抑えましょう。

5:浮かせる収納をする

シャンプー類やボディソープなどの小物は、浮かせたり吊り下げたりなど床に直置きにならないように工夫して収納しましょう。シャワーフックに引っ掛けるラック・詰め替えパックをそのまま吊るせるホルダー・ワイヤー製のバスラックなど、床に小物類が直接触れない状態を作ると、ボトル下のヌメリ・カビ予防につながります。
シャンプーなどの入浴セットを入浴するときだけお風呂場に持ち込む「温泉スタイル」もおすすめです。入浴後は浴室外に出すので、すぐに乾きヌメリやカビが付着しません。自分に合った通気性のいい収納方法を見つけましょう。

6:浴槽やお風呂道具の掃除に重曹を活用する

入浴後に一掴みの重曹を浴槽に入れておき、着替えや髪を乾かし終わった頃に栓を抜くと、皮脂汚れなどを落とせます。この時に、椅子や洗面器などもまとめて一緒につけ置きしましょう。重曹が残らないように最後にシャワーで流します。

7:掃除後のきれいな状態をキープする

防カビ剤を利用すれば、掃除後の清潔なお風呂場を維持できます。カビの発生を抑制する効果が半年間も効くアイテムもあります。化学薬品未使用なら、お年寄りから赤ちゃんまで幅広い年齢層が使うどの家庭のお風呂でも安心して使用できます。
詰め替え用を購入すればコストも抑えられ、お風呂掃除の定番として使用できるでしょう。

お風呂のカビ対策とは?予防・防止のための工夫や掃除法を解説!

日々の掃除が楽になる便利なお風呂掃除グッズ4選

お風呂場の掃除には何かと手間がかかりますが、市販のグッズを使用することで手間を軽減できます。ここからは、日々のお風呂掃除が楽になる便利な掃除グッズを厳選して紹介します。

お風呂場のカビや臭いを予防

コジット:パワーバイオ お風呂のカビきれい

コジット:パワーバイオ お風呂のカビきれい
お風呂場のカビや臭いの予防グッズです。交換期間が6か月と長めで、お風呂場に吊るしたり、壁に貼り付けたりして使用します。

お風呂場の水垢や黒ずみを消せる

マーナ:すみずみ消しゴム ケース付

マーナ:すみずみ消しゴム ケース付
お風呂場の水垢や黒ずみを、消しゴムで消すように磨けるクリーナーです。研磨剤が入っているので、力を入れなくても簡単に汚れが取れます。サビ落としにもなるので、キッチンなどの場所でも活躍するグッズです。

皮脂汚れを繊維の力で吸着

アカパックン:スーパーAg グリーン

アカパックン:スーパーAg グリーン
見た目もかわいいこちらのグッズを浴槽内に浮かべておくと、ザラザラした皮脂汚れを繊維の力で吸着してくれます。汚れが付きにくくなるので浴槽掃除が格段に楽になります。

蛇口まわりの掃除に特化

マーナ:蛇口のまわりの水垢落とし

マーナ:蛇口のまわりの水垢落とし 
蛇口まわりの掃除に特化したスポンジです。折り目が付いているので、細かいところの掃除がしやすくなっています。また、付属のストラップを引いてこすると、洗剤を使わずに掃除も可能です。

プロの浴室クリーニングサービスを活用しよう

毎日入るお風呂は清潔にしておきたいものの掃除箇所が多く、時間がない人にとっては手が回らないこともあるものです。汚れが蓄積してしまってからでは簡単に落とせなくなり、ますます掃除が億劫になります。また、こまめな掃除を心がけていても、エプロンや換気扇の内部など素人の掃除では行き届かないような箇所もあります。
お風呂掃除に困ったときには、プロへの依頼がおすすめです。プロならではのノウハウと技術を活かして、ピカピカに仕上げてくれます。さらに、プロの業者が使用する洗剤は市販のものよりも効果が期待できる上に、十分に安全に配慮して使用されます。
小さい子どもがいる家庭は特に、目に見えないほどのカビの胞子が在中していると思うと安心して入浴できないでしょう。家族の入浴タイムを清潔な浴室で過ごせるように、定期的にハウスクリーニングを依頼するのがおすすめです。依頼頻度は季節ごとや、カビが気になる梅雨・年末の大掃除など、3か月~半年に1回程度が目安です。
浴室クリーニングの費用は、14,000円程度が相場です。ただしこれには高圧洗浄や鏡の水垢除去などの作業は含まれておらず、別途オプション料金がかかることが一般的です。

プロに依頼する際の注意点

お風呂掃除をプロに依頼する際には、いくつかの注意点があります。
まず注意したいのが費用面です。清掃業者によって価格設定はまちまちなので、料金体系を比較しましょう。複数社に見積もりをとり、オプション料金も含めた総額で比較するのがポイントです。
作業範囲も業者ごとに異なる場合があるので、事前に確認してください。特に換気扇内部・エプロン内部の掃除や、鏡のウロコ取り、追い焚き配管内のクリーニングなどは、基本の作業範囲に含まれていないことが多いものです。オプションで対応してもらえることがほとんどなので、オプション料金や作業時間もあわせてチェックしておきましょう。
汚れをどこまで落とせるのかも確認しておきます。特に汚れが気になる箇所があれば、事前に業者に相談しておくと安心です。

お風呂掃除はクリーンクルーがおすすめ!

お風呂掃除をプロの業者に依頼するなら、クリーンクルーがおすすめです。
浴槽・シャワー・蛇口まわり・浴室内の壁と床・排水口・ドアまわり・シャンプー台などを対象に、プロの技術で丁寧にクリーニングを行います。掃除箇所で分解できるパーツは可能な限り分解し、すみずみまで徹底洗浄を行います。カビ・ピンク汚れ・水垢などそれぞれの汚れに特化した専用の洗剤を使用し、細部まで汚れを残しません。
基本料金19,800円(税込み)で、所要時間は1時間半~2時間程度が目安です。
クリーンクルーのお風呂掃除は、オプションメニューも豊富なラインナップが魅力です。

<浴室クリーニングのオプションメニュー一例>※価格はすべて税込み

浴槽内部(高圧洗浄+防カビコート仕上):9,900円
浴槽内部(高圧洗浄):5,500円
鏡ウロコ取り:5,500円
換気扇:4,400円
多機能換気扇:6,600円
プチコーティング:4,400円
除菌拭き上げ:4,400円

お風呂掃除に困っている方、どうしても落としきれない汚れが気になっている方は、ぜひ一度ご相談ください。

浴室のお掃除・クリーニングならプロがおすすめ!

まとめ

1日の終わりに体をリフレッシュさせるお風呂は、いつも清潔を保っていたいものです。それぞれの汚れに対応した薬剤や方法、掃除を楽にしてくれるアイテムを取り入れて、無理せず継続できる掃除方法を見つけましょう。生活に欠かせないお風呂を心も体も休まるお気に入りの空間にするため、ポイントを押さえた適切な掃除方法や掃除頻度をぜひ参考にしてみてください。

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