フローリングの黒ずみなどの正しい掃除方法は?頻度・汚れ別に徹底解説! コラムハウスクリーニング床(フローリング) 公開日:2022年07月04日 更新日:2023年02月13日 フローリングは多くの家庭で使われている、木材でできた床板です。フローリングには皮脂汚れや料理の油汚れ、ホコリや髪の毛・ペットの毛など、日常的にさまざまな汚れが付着します。 今回はフローリングの掃除方法について、汚れの種類別の対処方法やフローリング掃除する際の注意点も併せて詳しく解説していきます。 またフローリング掃除をプロに任せるメリットや、人気のハウスクリーニング業者「クリーンクルー」に依頼する際の料金目安についても紹介します。 【目次】 ・フローリングの種類 ・フローリングの種類ごとに適した掃除道具の選び方 ・最適なフローリング掃除の頻度 ・フローリング掃除に必要なもの ・正しいフローリング掃除の方法 ・フローリングの汚れ別対処方法 ・フローリングを掃除する際の注意点やNGなやり方 ・フローリング掃除をプロに任せるメリットとは? ・まとめ フローリングの種類 フローリングの素材はすべて一緒だと思う人がいるかもしれませんが、実はフローリングの種類には大きく分けて「合板」と「無垢材」の2種類があります。 ここでは合板と無垢材の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。 合板 合板とは複数枚の板を接着剤で張り合わせ、その表面に薄く加工した天然木や化粧版を張ったもので、「複合板」とも呼ばれます。 合板は反りや捻じれが生じにくく、湿度・温度の変化にも強い安定した素材です。傷や汚れに強いも強いので、水回りのフローリング素材としても最適です。 また合板は無垢材と比べると価格が安く、色や木目のバリエーションが豊富なので、部屋やインテリアの雰囲気に合ったデザインを選べるメリットがあります。 一方で合板のフローリングのデメリットとしては、無垢材よりも自然な風合いが出づらく、踏み心地が硬いことが挙げられます。 無垢材 無垢材とは、天然木を100%使用した素材のことです。合板のような色・木目のバリエーションはありませんが、自然な木の質感や柔らかさを楽しめます。 一方で無垢材のデメリットは湿度や温度の変化に弱く、反りや割れが生じやすいのでメンテナンスしにくいことです。また汚れがつきやすく、一度汚れが付くと落ちにくいのもデメリットです。合板と比べると、価格も高く設定されています。 フローリングの種類ごとに適した掃除道具の選び方 フローリング材は、無垢材か合板かによって掃除道具や洗剤の選び方が異なります。一般的に無垢材は水に弱い性質があるため、水分を含んで使用する掃除道具は使えません。合板は洗剤を使った掃除や水拭きができますが、表面の塗装によって使えないものがあるので要注意です。 無垢材 合板 掃除機 ◯ ◯ 乾拭き ◯ ◯ 水拭き ✕ ◯ 洗剤 ✕ △ 化学モップ ✕ △ スチーム洗浄 ✕ ✕ ワックス 必要 不要 フローリングの塗装の種類について フローリングの塗装には、大きく分けてオイル塗装とウレタン塗装があります。 オイル塗装は植物性のオイルやワックスを用いた塗装です。無垢材に多く使用されています。木の自然な質感を活かしたナチュラルな仕上がりが魅力的ですが、塗膜がないので水分や洗剤が染み込んでしまいます。また定期的なワックスがけが必要になります。 ウレタン塗装は主に合板に使用されることが多く、UV塗料や樹脂を使用した塗膜を張るため、水や洗剤を使用した掃除も問題なく行えます。ほとんどの商品でワックスがけは必要ありません。フローリングに合った掃除をしないと、フローリングの素材を傷めてしまうことになるため、自宅のフローリングの材質・塗装について事前に確認しておくことが重要です。 最適なフローリング掃除の頻度 フローリングには足の汚れやホコリ汚れ、食べ物や飲み物の汚れなどさまざまな汚れが付着します。ペットを飼っている家庭では、抜け毛や排泄物でも汚れるでしょう。 フローリングにはできれば毎日掃除機をかけてください。また週に1~2回は掃除機をかけた後に、ウェットシートを付けた掃除用ワイパーなどを使って掃除することをおすすめします。さらに月に一回は雑巾を使って、汚れやすい部分を重点的に掃除しましょう。雑巾を使って掃除する際には基本的に雑巾を水にぬらして固く絞って使います。落ちにくい汚れには台所用中性洗剤を、ペットや小さな子どもがいる家庭では重曹を使うことをおすすめします。 フローリング掃除に必要なもの フローリング掃除する際には、最低限以下のものを準備してください。 ・掃除用ワイパー ・掃除用ワイパー用のドライシート ・掃除用ワイパー用のウェットシート ・薄い雑巾を3~5枚ほど ・掃除機 掃除機以外は100均でも購入可能です。 拭き掃除に使用するのは、雑巾ではなくモップでも問題ありません。またフローリングの汚れの種類に応じて、台所用中性洗剤や重曹なども準備します。 掃除機の代わりに、粘着性のコロコロ・ホウキ・お掃除ロボットを使うのも方法のひとつでしょう。ワックス掛けをするのであれば、市販のワックスも準備してください。 正しいフローリング掃除の方法 正しいフローリング掃除の方法は以下の通りです。 1.掃除用ワイパーと掃除機でフローリングのホコリや汚れを取り除く 2.掃除用シートと雑巾でフローリングの汚れを落とす 3.必要に応じてワックスをかける ここでは正しいフローリング掃除の方法について、ひとつずつ詳しく見ていきます。 ある程度ホコリを取った後に掃除機をかける【毎日~】 オイル・ウレタン塗装のフローリングでは、最初から掃除機をかけるとゴミを引きずって表面を傷つけてしまうことがあります。毎日の掃除では、先にモップやドライタイプの掃除シートで小石や固い物などを取り除き、そのあとに細かいほこりなどを掃除機で吸い取ります。 掃除用シートや雑巾などで汚れを落とす【1週間に1回】 ウレタン塗装のフローリングでは、1週間に1回程度、乾拭きでは落ちない汚れを、掃除シートや固く絞った雑巾で拭きます。そのあと乾拭きでしっかり水分を拭き取ります。オイル塗装のフローリングには不向きです。 床用クリーナー油汚れ・皮脂汚れを落とす【1ヶ月に1回】 床についた油汚れや皮脂は水拭きではきれいに落とせません。床用クリーナーを使って、1ヶ月に1回拭き掃除をしましょう。クリーナーを使用した後は水拭きと乾拭きも行い、成分や水が残らないようにします。オイル塗装のフローリングには不向きです。 必要に応じてワックスをかける【半年に1回】 半年に1回程度ワックスをかけると、美しい艶のあるフローリングを保てます。フローリングをモップや掃除機、水拭きできれいに掃除し、よく乾燥させてからワックスをかけます。ワックスはさまざまな種類があるので、フローリングに合ったものを選びましょう。 オイル塗装なら再塗装をする【1年に1回】 オイル塗装のフローリングは、自然に表面の塗装が剝がれてくるため、1年に1回くらいを目安にメーカー推奨の塗装で再塗装しましょう。ウレタン塗装のフローリングは、再塗装は不要です。 フローリングの汚れ別対処方法 フローリングには以下のようにさまざまな種類の汚れが付着します。 ・皮脂汚れ ・こまかいホコリ汚れ ・食べ物汚れ ・髪の毛やペットの毛 汚れの種類別に対処方法・落とし方が異なります。ここでは汚れ別の対処方法について、それぞれ詳しく解説していきます。 黒ずみ フローリングの黒ずみの原因は、時間が経った皮脂汚れや油汚れ、ペットの糞尿の染み込み、アルカリ性洗剤の染み込みなどがあげられます。クリーナーでの拭き取りで落とせない場合は、床用クリーナーをかけて約30分間放置します。そのあと水拭きをして、汚れと水分をしっかり拭き取ります。 皮脂汚れ フローリングは常に足の裏が触れる場所ですから、スリッパや靴下を履かない限りはどうしても足の裏の皮脂が付着します。フローリングの黒ずみやべたつきは、皮脂による油汚れが原因です。 皮脂汚れは台所用中性洗剤を使うと綺麗に落ちます。洗面器やバケツにぬるま湯を入れて、台所用中性洗剤を小さじ1杯入れてよく混ぜます。 そこに雑巾を浸して固く絞りフローリングの皮脂汚れを落とします。その後は水に浸して固く絞った雑巾でしっかりと水引きをして、最後に乾いた雑巾で乾拭きをして完了です。 フローリングの皮脂汚れはアルカリ性の洗剤を使っても綺麗に落とせます。しかしアルカリ性洗剤はワックスを剥がしてしまうので、ワックスが剥がれたら塗りなおさなければなりません。 台所用中性洗剤であればワックスは剥がれないので、日常的な皮脂汚れ掃除におすすめです。 ホコリ汚れ ホコリ汚れは毎日のように溜まっていくので、出来れば毎日取り除くことが理想的です。掃除機をかけるのが一番楽な方法ではありますが、いきなり掃除機をかけるとホコリが舞い上がってしまいます。 掃除機をかける前にドライシートを付けた掃除用ワイパーや粘着式のコロコロを使うなどして、ある程度のホコリを取り除きます。 その後、掃除機を丁寧にかけてこまかいホコリをしっかりと取り除きましょう。お掃除ロボットがある家庭なら、お掃除ロボットを日常的に稼働させておけば、定期的な掃除を省けて非常に楽です。 食べ物汚れ 食べ物の汚れは時間が経過すると落ちづらくなってしまいます。食べ物や飲み物がフローリングに落ちたら、できるだけ早く床掃除するようにしてください。 食べ物汚れがフローリングにこびり付いてしまったら、皮脂汚れと同じ要領で台所用中性洗剤を使って床掃除を行いましょう。 髪の毛やペットの毛 髪の毛は日々自然に抜け落ちているため、思っている以上にフローリングに落ちているものです。またペットを飼っている家庭では、大量のペットの抜け毛に悩まされます。 髪の毛やペットの毛も舞い上がりやすいので、まずはドライシートを付けた掃除用ワイパーや、粘着式のコロコロで取り除いてください。粘着式コロコロを選ぶ際にはフローリング用のものが使いやすく、ペット専用のものであれば効率的にペットの毛を掃除できます。 仕上げに掃除機をかけて完了です。 ペットの糞尿 ペットの糞尿は、長時間放置するとシミになってとれにくくなります。汚れを見つけたら早めに掃除をしましょう。糞尿を新聞紙などで取り除いたら、水拭きや床用クリーナーで拭き取り、水分が残らないよう乾拭きをします。 フローリングを掃除する際の注意点やNGなやり方 油汚れである皮脂汚れはどの部屋のフローリングにも付着しますし、台所のフローリングにも油汚れが付着します。 この油汚れを落とそうとアルカリ性のナチュラル洗剤である「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」を使って掃除をしようと考える人もいるでしょう。 重曹やセスキ炭酸ソーダなどのナチュラル洗剤は人体やペットに害がなく安心して使用できるものです。しかし重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、フローリングに塗られているワックスやツヤ出し剤を剥がしてしまう恐れがあるため注意が必要です。 最初にも紹介しましたがフローリングの皮脂汚れ・油汚れを落とす際には、台所用中性洗剤の使用をおすすめします。 重曹水の濃度にも注意しよう 重曹水を掃除に使うときは濃度に気を付けましょう。重曹はアルカリ性なので皮脂の油などを溶かし汚れを取る作用がありますが、濃すぎるとフローリングの塗膜を溶かしてしまいます。水100mlに対して重曹小さじ1杯が目安で、これ以上は濃くならないよう注意しましょう。心配な場合にはフローリングのすみの目立たない箇所で試してみると安心です。 フローリング掃除をプロに任せるメリットとは? フローリングはとてもデリケートなので、汚れを無理やり落とそうとしたり間違った方法で掃除を行ったりすると、フローリングを傷めてしまう原因となります。 また仕事や家事・育児などが忙しくて、なかなかフローリング掃除をする時間が取れない人もいるでしょう。そんなときには掃除のプロに任せるのもおすすめです。 ここではフローリング掃除をプロに任せるメリットや、フローリングの掃除をクリーンクルーに依頼した場合の料金目安について見ていきましょう。 フローリング掃除をプロに任せるメリット フローリング掃除を任せる大きなメリットは、自分で掃除する必要がないことです。プロにフローリング掃除を任せることで、掃除が苦手な人や忙しい人でもフローリングを綺麗な状態に保てます。 またプロはフローリングの素材や、フローリングに付着した汚れの種類に合った洗剤や掃除道具を使って掃除を行います。そのためフローリングを傷めることなく、汚れをしっかりと落としてくれます。 フローリング掃除を取り扱っているハウスクリーニング業者は、フローリングだけではなくお風呂場やキッチンなど、家のあらゆる場所の掃除をしてくれます。フローリング以外にも汚れが気になる部分がある場合には、まとめて掃除を依頼できるので非常に便利です。 フローリングの掃除をクリーンクルーに依頼した場合の料金目安 クリーンクルーは経験豊富な自社スタッフが、見積もりから作業までを一貫して担当するハウスクリーニング業者です。 クリーンクルーではフローリング掃除も対応しています。フローリング素材や使われているワックスに合った専用洗剤を使い、フローリングを傷めないように丁寧に手洗いしてくれます。 クルーンクルーはフローリング掃除後に効果をできるだけ長く維持するためにも、細かいところまで徹底的に掃除します。最終チェックではお客様と一緒に汚れ残りがないかを確認します。 クリーンクルーのフローリング掃除は定価12,000円(税込13,200円)です。これは20平方メートルまでの料金で、20平方メートル以上になると1平方メートルごとにプラス500円となります。 現在4月30日までのキャンペーンで定価から8%OFF価格の、11,000円(税込¥12,100)で利用できます。フローリング掃除の所要時間は1.5~2時間です。 この他にも「床(フローリング)剥離コース」や「床(フローリング)ワックスコース」があります。 床(フローリング)剥離コースでは専用の剥離剤を使って、劣化したワックスを1枚1枚丁寧に剥がしていきます。 料金は定価20,000円(税込22,000円)です。これは20平方メートルまでの料金で、20平方メートル以上になると1平方メートルごとにプラス800円となります。 床(フローリング)ワックスコースでは、それぞれのフローリングの材質に合わせて、最適なワックスをかけてくれます。 料金は定価15,000円(税込16,500円)です。これは20平方メートルまでの料金で、20平方メートル以上になると1平方メートルごとにプラス500円となります。 フローリングクリーニングならプロがおすすめ! まとめ フローリングは定期的に掃除やケアを行わないと、どんどん汚れが溜まり劣化していきます。しかし間違った方法でフローリング掃除をしてしまうと、フローリングを傷める可能性もあります。 自分で対処できない汚れがある場合は、プロに頼んで安全にそして確実にフローリングを綺麗にしてもらうことをおすすめします。
フローリングは多くの家庭で使われている、木材でできた床板です。フローリングには皮脂汚れや料理の油汚れ、ホコリや髪の毛・ペットの毛など、日常的にさまざまな汚れが付着します。
今回はフローリングの掃除方法について、汚れの種類別の対処方法やフローリング掃除する際の注意点も併せて詳しく解説していきます。
またフローリング掃除をプロに任せるメリットや、人気のハウスクリーニング業者「クリーンクルー」に依頼する際の料金目安についても紹介します。
フローリングの種類
フローリングの素材はすべて一緒だと思う人がいるかもしれませんが、実はフローリングの種類には大きく分けて「合板」と「無垢材」の2種類があります。
ここでは合板と無垢材の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
合板
合板とは複数枚の板を接着剤で張り合わせ、その表面に薄く加工した天然木や化粧版を張ったもので、「複合板」とも呼ばれます。
合板は反りや捻じれが生じにくく、湿度・温度の変化にも強い安定した素材です。傷や汚れに強いも強いので、水回りのフローリング素材としても最適です。
また合板は無垢材と比べると価格が安く、色や木目のバリエーションが豊富なので、部屋やインテリアの雰囲気に合ったデザインを選べるメリットがあります。
一方で合板のフローリングのデメリットとしては、無垢材よりも自然な風合いが出づらく、踏み心地が硬いことが挙げられます。
無垢材
無垢材とは、天然木を100%使用した素材のことです。合板のような色・木目のバリエーションはありませんが、自然な木の質感や柔らかさを楽しめます。
一方で無垢材のデメリットは湿度や温度の変化に弱く、反りや割れが生じやすいのでメンテナンスしにくいことです。また汚れがつきやすく、一度汚れが付くと落ちにくいのもデメリットです。合板と比べると、価格も高く設定されています。
フローリングの種類ごとに適した掃除道具の選び方
フローリング材は、無垢材か合板かによって掃除道具や洗剤の選び方が異なります。一般的に無垢材は水に弱い性質があるため、水分を含んで使用する掃除道具は使えません。合板は洗剤を使った掃除や水拭きができますが、表面の塗装によって使えないものがあるので要注意です。
フローリングの塗装の種類について
フローリングの塗装には、大きく分けてオイル塗装とウレタン塗装があります。
オイル塗装は植物性のオイルやワックスを用いた塗装です。無垢材に多く使用されています。木の自然な質感を活かしたナチュラルな仕上がりが魅力的ですが、塗膜がないので水分や洗剤が染み込んでしまいます。また定期的なワックスがけが必要になります。
ウレタン塗装は主に合板に使用されることが多く、UV塗料や樹脂を使用した塗膜を張るため、水や洗剤を使用した掃除も問題なく行えます。ほとんどの商品でワックスがけは必要ありません。フローリングに合った掃除をしないと、フローリングの素材を傷めてしまうことになるため、自宅のフローリングの材質・塗装について事前に確認しておくことが重要です。
最適なフローリング掃除の頻度
フローリングには足の汚れやホコリ汚れ、食べ物や飲み物の汚れなどさまざまな汚れが付着します。ペットを飼っている家庭では、抜け毛や排泄物でも汚れるでしょう。
フローリングにはできれば毎日掃除機をかけてください。また週に1~2回は掃除機をかけた後に、ウェットシートを付けた掃除用ワイパーなどを使って掃除することをおすすめします。さらに月に一回は雑巾を使って、汚れやすい部分を重点的に掃除しましょう。雑巾を使って掃除する際には基本的に雑巾を水にぬらして固く絞って使います。落ちにくい汚れには台所用中性洗剤を、ペットや小さな子どもがいる家庭では重曹を使うことをおすすめします。
フローリング掃除に必要なもの
フローリング掃除する際には、最低限以下のものを準備してください。
・掃除用ワイパー
・掃除用ワイパー用のドライシート
・掃除用ワイパー用のウェットシート
・薄い雑巾を3~5枚ほど
・掃除機
掃除機以外は100均でも購入可能です。
拭き掃除に使用するのは、雑巾ではなくモップでも問題ありません。またフローリングの汚れの種類に応じて、台所用中性洗剤や重曹なども準備します。
掃除機の代わりに、粘着性のコロコロ・ホウキ・お掃除ロボットを使うのも方法のひとつでしょう。ワックス掛けをするのであれば、市販のワックスも準備してください。
正しいフローリング掃除の方法
正しいフローリング掃除の方法は以下の通りです。
1.掃除用ワイパーと掃除機でフローリングのホコリや汚れを取り除く
2.掃除用シートと雑巾でフローリングの汚れを落とす
3.必要に応じてワックスをかける
ここでは正しいフローリング掃除の方法について、ひとつずつ詳しく見ていきます。
ある程度ホコリを取った後に掃除機をかける【毎日~】
オイル・ウレタン塗装のフローリングでは、最初から掃除機をかけるとゴミを引きずって表面を傷つけてしまうことがあります。毎日の掃除では、先にモップやドライタイプの掃除シートで小石や固い物などを取り除き、そのあとに細かいほこりなどを掃除機で吸い取ります。
掃除用シートや雑巾などで汚れを落とす【1週間に1回】
ウレタン塗装のフローリングでは、1週間に1回程度、乾拭きでは落ちない汚れを、掃除シートや固く絞った雑巾で拭きます。そのあと乾拭きでしっかり水分を拭き取ります。オイル塗装のフローリングには不向きです。
床用クリーナー油汚れ・皮脂汚れを落とす【1ヶ月に1回】
床についた油汚れや皮脂は水拭きではきれいに落とせません。床用クリーナーを使って、1ヶ月に1回拭き掃除をしましょう。クリーナーを使用した後は水拭きと乾拭きも行い、成分や水が残らないようにします。オイル塗装のフローリングには不向きです。
必要に応じてワックスをかける【半年に1回】
半年に1回程度ワックスをかけると、美しい艶のあるフローリングを保てます。フローリングをモップや掃除機、水拭きできれいに掃除し、よく乾燥させてからワックスをかけます。ワックスはさまざまな種類があるので、フローリングに合ったものを選びましょう。
オイル塗装なら再塗装をする【1年に1回】
オイル塗装のフローリングは、自然に表面の塗装が剝がれてくるため、1年に1回くらいを目安にメーカー推奨の塗装で再塗装しましょう。ウレタン塗装のフローリングは、再塗装は不要です。
フローリングの汚れ別対処方法
フローリングには以下のようにさまざまな種類の汚れが付着します。
・皮脂汚れ
・こまかいホコリ汚れ
・食べ物汚れ
・髪の毛やペットの毛
汚れの種類別に対処方法・落とし方が異なります。ここでは汚れ別の対処方法について、それぞれ詳しく解説していきます。
黒ずみ
フローリングの黒ずみの原因は、時間が経った皮脂汚れや油汚れ、ペットの糞尿の染み込み、アルカリ性洗剤の染み込みなどがあげられます。クリーナーでの拭き取りで落とせない場合は、床用クリーナーをかけて約30分間放置します。そのあと水拭きをして、汚れと水分をしっかり拭き取ります。
皮脂汚れ
フローリングは常に足の裏が触れる場所ですから、スリッパや靴下を履かない限りはどうしても足の裏の皮脂が付着します。フローリングの黒ずみやべたつきは、皮脂による油汚れが原因です。
皮脂汚れは台所用中性洗剤を使うと綺麗に落ちます。洗面器やバケツにぬるま湯を入れて、台所用中性洗剤を小さじ1杯入れてよく混ぜます。
そこに雑巾を浸して固く絞りフローリングの皮脂汚れを落とします。その後は水に浸して固く絞った雑巾でしっかりと水引きをして、最後に乾いた雑巾で乾拭きをして完了です。
フローリングの皮脂汚れはアルカリ性の洗剤を使っても綺麗に落とせます。しかしアルカリ性洗剤はワックスを剥がしてしまうので、ワックスが剥がれたら塗りなおさなければなりません。
台所用中性洗剤であればワックスは剥がれないので、日常的な皮脂汚れ掃除におすすめです。
ホコリ汚れ
ホコリ汚れは毎日のように溜まっていくので、出来れば毎日取り除くことが理想的です。掃除機をかけるのが一番楽な方法ではありますが、いきなり掃除機をかけるとホコリが舞い上がってしまいます。
掃除機をかける前にドライシートを付けた掃除用ワイパーや粘着式のコロコロを使うなどして、ある程度のホコリを取り除きます。
その後、掃除機を丁寧にかけてこまかいホコリをしっかりと取り除きましょう。お掃除ロボットがある家庭なら、お掃除ロボットを日常的に稼働させておけば、定期的な掃除を省けて非常に楽です。
食べ物汚れ
食べ物の汚れは時間が経過すると落ちづらくなってしまいます。食べ物や飲み物がフローリングに落ちたら、できるだけ早く床掃除するようにしてください。
食べ物汚れがフローリングにこびり付いてしまったら、皮脂汚れと同じ要領で台所用中性洗剤を使って床掃除を行いましょう。
髪の毛やペットの毛
髪の毛は日々自然に抜け落ちているため、思っている以上にフローリングに落ちているものです。またペットを飼っている家庭では、大量のペットの抜け毛に悩まされます。
髪の毛やペットの毛も舞い上がりやすいので、まずはドライシートを付けた掃除用ワイパーや、粘着式のコロコロで取り除いてください。粘着式コロコロを選ぶ際にはフローリング用のものが使いやすく、ペット専用のものであれば効率的にペットの毛を掃除できます。
仕上げに掃除機をかけて完了です。
ペットの糞尿
ペットの糞尿は、長時間放置するとシミになってとれにくくなります。汚れを見つけたら早めに掃除をしましょう。糞尿を新聞紙などで取り除いたら、水拭きや床用クリーナーで拭き取り、水分が残らないよう乾拭きをします。
フローリングを掃除する際の注意点やNGなやり方
油汚れである皮脂汚れはどの部屋のフローリングにも付着しますし、台所のフローリングにも油汚れが付着します。
この油汚れを落とそうとアルカリ性のナチュラル洗剤である「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」を使って掃除をしようと考える人もいるでしょう。
重曹やセスキ炭酸ソーダなどのナチュラル洗剤は人体やペットに害がなく安心して使用できるものです。しかし重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、フローリングに塗られているワックスやツヤ出し剤を剥がしてしまう恐れがあるため注意が必要です。
最初にも紹介しましたがフローリングの皮脂汚れ・油汚れを落とす際には、台所用中性洗剤の使用をおすすめします。
重曹水の濃度にも注意しよう
重曹水を掃除に使うときは濃度に気を付けましょう。重曹はアルカリ性なので皮脂の油などを溶かし汚れを取る作用がありますが、濃すぎるとフローリングの塗膜を溶かしてしまいます。水100mlに対して重曹小さじ1杯が目安で、これ以上は濃くならないよう注意しましょう。心配な場合にはフローリングのすみの目立たない箇所で試してみると安心です。
フローリング掃除をプロに任せるメリットとは?
フローリングはとてもデリケートなので、汚れを無理やり落とそうとしたり間違った方法で掃除を行ったりすると、フローリングを傷めてしまう原因となります。
また仕事や家事・育児などが忙しくて、なかなかフローリング掃除をする時間が取れない人もいるでしょう。そんなときには掃除のプロに任せるのもおすすめです。
ここではフローリング掃除をプロに任せるメリットや、フローリングの掃除をクリーンクルーに依頼した場合の料金目安について見ていきましょう。
フローリング掃除をプロに任せるメリット
フローリング掃除を任せる大きなメリットは、自分で掃除する必要がないことです。プロにフローリング掃除を任せることで、掃除が苦手な人や忙しい人でもフローリングを綺麗な状態に保てます。
またプロはフローリングの素材や、フローリングに付着した汚れの種類に合った洗剤や掃除道具を使って掃除を行います。そのためフローリングを傷めることなく、汚れをしっかりと落としてくれます。
フローリング掃除を取り扱っているハウスクリーニング業者は、フローリングだけではなくお風呂場やキッチンなど、家のあらゆる場所の掃除をしてくれます。フローリング以外にも汚れが気になる部分がある場合には、まとめて掃除を依頼できるので非常に便利です。
フローリングの掃除をクリーンクルーに依頼した場合の料金目安
クリーンクルーは経験豊富な自社スタッフが、見積もりから作業までを一貫して担当するハウスクリーニング業者です。
クリーンクルーではフローリング掃除も対応しています。フローリング素材や使われているワックスに合った専用洗剤を使い、フローリングを傷めないように丁寧に手洗いしてくれます。
クルーンクルーはフローリング掃除後に効果をできるだけ長く維持するためにも、細かいところまで徹底的に掃除します。最終チェックではお客様と一緒に汚れ残りがないかを確認します。
クリーンクルーのフローリング掃除は定価12,000円(税込13,200円)です。これは20平方メートルまでの料金で、20平方メートル以上になると1平方メートルごとにプラス500円となります。
現在4月30日までのキャンペーンで定価から8%OFF価格の、11,000円(税込¥12,100)で利用できます。フローリング掃除の所要時間は1.5~2時間です。
この他にも「床(フローリング)剥離コース」や「床(フローリング)ワックスコース」があります。
床(フローリング)剥離コースでは専用の剥離剤を使って、劣化したワックスを1枚1枚丁寧に剥がしていきます。
料金は定価20,000円(税込22,000円)です。これは20平方メートルまでの料金で、20平方メートル以上になると1平方メートルごとにプラス800円となります。
床(フローリング)ワックスコースでは、それぞれのフローリングの材質に合わせて、最適なワックスをかけてくれます。
料金は定価15,000円(税込16,500円)です。これは20平方メートルまでの料金で、20平方メートル以上になると1平方メートルごとにプラス500円となります。
フローリングクリーニングならプロがおすすめ!
まとめ
フローリングは定期的に掃除やケアを行わないと、どんどん汚れが溜まり劣化していきます。しかし間違った方法でフローリング掃除をしてしまうと、フローリングを傷める可能性もあります。
自分で対処できない汚れがある場合は、プロに頼んで安全にそして確実にフローリングを綺麗にしてもらうことをおすすめします。