効果的なシール剥がしの方法とコツ ベタベタ跡を消すアイテムも紹介

コラム
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効果的なシール剥がしの方法とコツ ベタベタ跡を消すアイテムも紹介
  • 公開日:2023年01月06日
  • 更新日:2023年01月10日
【目次】

ベタベタ跡にも効果的な2つのシール剥がしの方法

シールやシールを剥がした後のベタベタ跡をきれいに剥がしやすくする、シール剥がしの効果的な方法をチェックしていきます。

シール剥がしの方法①:ヘアドライヤーを使う

シールに使われている粘着剤は、熱に弱い性質があります。ドライヤーを使って温かい風を送ることでシールが温められ、粘着剤が溶けて粘着力が弱くなり、シールをきれいに剥がせるのです。
しかし、シールを温めすぎると粘着剤が溶けすぎてしまい、ベタベタになってきれいに剥がれなくなってしまいます。ドライヤーでシールを温める際は手で触れるくらいの温度にして、様子を見ながらシールを剝がしてください。

ヘアドライヤーを使ったシールの剥がし方

ヘアドライヤーを使ったシールの剥がし方は次の通りです。

1.ドライヤーでシールを温める
2.ゆっくりとシールを剥がす

まずはドライヤーの温風でシールを温めましょう。風量は一番弱いものにして、少しずつ温めるようにしてください。シールが貼られている場所が熱に弱い場合は、別の方法で剥がす方が安心です。
シール全体が温まったら、ゆっくりとシールを剝がしていきます。勢いよく剥がそうとするとシールが破れてしまうので、力を入れすぎないように注意して少しずつ剥がしましょう。150度くらいの角度で剥がすと、きれいに剥がしやすいのでおすすめです。

シール剥がしの方法②:ぬるま湯につける

シールの粘着剤は水分が多くなると粘着力が低くなり、剥がしやすくなります。貼られているのが濡れても大丈夫な場所の場合は、ぬるま湯につけてふやかしながら剥がすと効果的です。直接ぬるま湯につけられない場所の場合は、霧吹きなどを使ってシールを濡らしても剥がしやすくなります。
ステッカーなど、耐水性の高いタイプのシールの場合は効果が出にくいこともあるので、別の方法も試してみてください。

シール剥がしに失敗した時の対処法

ここからは、シールが剥がれても粘着剤のベタベタが残ってしまったり、印刷面だけが剥がれてしまったりと、シール剥がしに失敗した場合の対処法をピックアップします。

食器用中性洗剤を使って剥がす

食器用の中性洗剤には界面活性剤が入っています。この界面活性剤がシールに水を浸透させるので、粘着力が弱くなって剥がれやすくなるのです。
中性洗剤を使う際は、シールに中性洗剤を塗った後、上からラップをかけて10分ほどパックし、界面活性剤をシールにしっかり浸透させると効果的です。洗剤の成分がシールに染み込んだら、パックをはずしてゆっくりシールを剝がしてください。シールを剥がした後は水拭きをして、洗剤をきれいに拭き取りましょう。

除光液を使って剥がす

除光液に含まれる有機溶剤は、シールの粘着剤を溶かします。そのため、シールやシールを剥がした後に残ってしまったベタベタを取り除けるのです。
シールに除光液を染み込ませ、10分ほど時間をおいたらシールを剥がしましょう。直接シールに除光液をかけるとかけすぎてしまうので、除光液を含ませたティッシュなどを使って、上からシールを押さえて除光液を染み込ませるのがおすすめです。プラスチックなどに使うと樹脂を溶かしてしまうので、使用は避けてください。

セスキ炭酸ソーダを使って剥がす

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも洗浄力の強いアルカリ性の洗剤です。シールのベタベタは酸性の汚れなので、それを中和してくれます。
セスキ炭酸ソーダは水で100倍ほどに薄めましょう。セスキ炭酸ソーダ水をスプレーボトルにつめてシールにまんべんなく吹きかけます。濡らしたシールの上からラップをかけてパックをし、10分ほどおいてからシールをゆっくり剝がしてください。剥がし終わった後は水拭きでセスキ炭酸ソーダ水をしっかり拭き取りましょう。
シールやベタベタが取りきれなかった場合は、パックする時間を長めにとってもう一度チャレンジしてください。
木製のものやプラスチック製のものに使うときは、塗料が剥げたり変色したりする可能性もあるので注意が必要です。

消しゴムでこすって剥がす

シールが壁や家具に貼られていて、水や洗剤が使えない場所の場合は、消しゴムでこすってベタベタを剥がすのも効果的です。消しゴムでこすると消しカスと一緒にベタベタが剥がれていきます。
シールの印刷面は比較的摩擦に強いので、こすっても剥がれにくいです。シールの印刷面や紙の部分は、消しゴムでこする前にできるだけ取り除いておくとよいでしょう。強くこすりすぎると貼ってあるものの表面を傷付ける可能性があるので注意が必要です。

セロハンテープやガムテープを使って剥がす

セロハンテープやガムテープをベタベタに貼り付けて、ベタベタをテープの接着面にくっつけて剥がす方法もあります。何度か繰り返すことでベタベタが少しずつ取れていきます。
シールやベタベタの粘着力よりもセロハンテープやガムテープの粘着力の方が強力であることを利用した方法なので、粘着力の弱いセロハンテープやガムテープだとベタベタがくっつきません。粘着力が強いものでチャレンジしましょう。剥がれやすい素材に貼られている場合は、一緒に剥がれてしまう可能性があるので別の方法を選択してください。

ハンドクリームを使って剥がす

ハンドクリームを使うと、ハンドクリームの油分が粘着力を弱めるので、シールやベタベタが剥がれやすくなります。手順は、ハンドクリームをシールの上に塗ってしばらく時間をおいた後に剥がすだけです。シールが隠れるくらいの量を目安に、たっぷり塗ると効果が出やすくなります。時間をおきすぎるとハンドクリームが乾燥してしまったり、シミになってしまったりする可能性があるので、10分ほどを目安に様子を見ながら剝がしてください。
この方法はハンドクリームの油分が重要なので、できるだけ油分が多く含まれているものを選びましょう。ワセリンなど、つけ心地が重たくて保湿力の高いものを使うのがおすすめです。一方で、ハンドクリームの油分はシールが貼られているものに染み込んでシミになってしまう可能性もあります。特に無垢の木材や白木などは油分が染み込みやすい素材なので注意が必要です。
一度で剥がしきれなかった場合、何度か繰り返してください。ハンドクリームでベタベタして手で剥がしにくい場合は、ヘラなどを使うと剥がしやすくなります。

シール剥がしを楽にするおすすめアイテムは?

シール剥がしは力を入れてこするなど、手間や労力がかかります。ここからは、そんなシール剥がしを楽にするためのおすすめアイテムを紹介します。

ヘラ

シールやベタベタをこすりとるヘラやスクレイパーがあると、手で剥がすよりも簡単にシールを剥がせます。プラスチックのものやカーボン製のもの、替刃式のものなどさまざまな種類があります。剥がしたいシールの粘着力や貼られているものの素材によって選びましょう。いきなりヘラを使うと貼られている物に傷がつきやすいので、ある程度シールを剥がしたり粘着力を弱めたりしてから使ってください。

シール剥がしクリーナー

シール剥がしクリーナーはシールを剥がすために作られているので、高い効果が期待できます。簡単に使えるスプレー式や浸透力の高いリキッド式のものが多く販売されています。商品によって成分が違い、主成分が有機溶剤系のもの、アルコール系のもの、天然素材系のもの、界面活性剤系のものなどがあります。それぞれ適した素材があるので、シールが貼られている場所の素材で選びましょう。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジは消しゴムと同様に、水を含ませてこすることでシールやベタベタを絡めとってくれます。メラミンスポンジには研磨力があるので、こすりすぎると剥がしたいシールだけではなく貼られている場所まで傷つけてしまいます。特に表面が塗装されている素材や加工が施されている素材は注意が必要です。

お酢

お酢を使うと、お酢の酸がシールの粘着剤を溶かしてシールが剥がれやすくなります。ティッシュなどにお酢を染み込ませてから、シールにのせて10分ほどおいてお酢の成分をシールに染み込ませてください。ティッシュの上からラップをかけてパックすると、お酢の成分が染み込みやすくなって効果が上がります。

ハンドクリームと同じように、油を使って粘着力を弱めてシールやベタベタを剥がす方法があります。ハンドクリームが用意できない場合の代用品として使うとよいでしょう。使い方はハンドクリームを使った方法と同じで、剥がしたいものに油を塗り込んでしばらく時間をおき、ゆっくりと剥がしていきます。火気の近くで使ったり、シミになりやすい素材に使ったりするのは避けてください。

ケース別にみたシール剥がしの方法

ここからは、具体的なケースごとに最適なシール剥がしの方法をチェックしていきます。素材ごとに相性の良いシール剥がしの方法は違うので、それぞれに合った方法で剥がすことが大切です。

①車に貼ったシールの剥がし方

車に貼ったステッカーやシールを剥がすには、ドライヤーを使う方法や市販のシール剥がしを使う方法が有効です。車用のステッカーは耐水性が高いものが多いので、お湯や洗剤を使ってふやかすときは、できるだけ防水加工の印刷面を取り除いてから行いましょう。市販のシール剥がしを使う際、有機溶剤が主成分のものを使うと塗装がはげてしまう可能性もあるので注意が必要です。

②自転車に貼ったシールの剥がし方

自転車に貼ったシールの剥がし方は、車に貼ったシールの剥がし方と同様に、ドライヤーや市販のシール剥がしを使う方法がおすすめです。ハンドクリームなど、油分を粘着剤に染み込ませて剥がす方法も効果的です。自転車にも塗装が施されているので、有機溶剤などによって塗装がはげてしまわないように注意してください。

③窓ガラスに貼ったシールの剥がし方

窓ガラスに貼ったシールは、ドライヤーで温めたりぬるま湯を使ったりする方法のほかに、食器用洗剤や除光液などを使う方法もあります。ガラスはさまざまな成分に強いので、さまざまな剥がし方をチャレンジできます。しかし、強くこすると割れたり傷がついたりしてしまうので、ヘラやスクレイパーを使うときには注意が必要です。

④プラスチックに貼ったシールの剥がし方

プラスチックに貼ったシールは、ハンドクリームを使って剥がすときれいに剥がしやすくなります。ドライヤーやお湯を使って剥がす方法も効果的ですが、プラスチックは熱に弱いものもあるので、温めすぎには注意してください。また、柑橘系の成分が配合されているシール剥がしなどを使うと変色してしまう可能性があります。シール剥がしを購入する際に成分や使用可能な素材をチェックしてから購入しましょう。

⑤瓶に貼ったシールの剥がし方

瓶に貼ったシールは、瓶にお湯を注いで内側からシールを温めて粘着剤を溶かせば、きれいに剥がせます。お湯を注ぐと瓶全体が熱くなるので、ヤケドに注意してください。きれいに剥がせなかった場合には、ドライヤーやハンドクリームを使う方法もおすすめです。

シール跡ができる理由

シールがきれいに剥がれなかったりベタベタが残ってしまったりする理由はいくつかあります。まず1つめは、シールが貼られてから時間が経っていることです。シールが貼られてから時間が経つと、温度変化や経年劣化などによって粘着剤が溶けたりくっついたりを繰り返し、ベタベタになって貼りつきます。それを無理やり剥がそうとするときれいに剥がれず、シール跡になってしまうのです。
もう1つの理由は粘着剤が強力であることです。簡単に剥がれてほしくないシールには強力な粘着剤が使われることがあります。それらのシールは貼られている面に密着するのできれいに取れず、シール跡がついてしまいやすいのです。

シールの剥がしやすい素材・剥がしにくい素材

一般的に、フィルム素材やPET素材など、紙以外の素材でできているシールやステッカーは、剥がすときにシールが破れず最後まで剥がせるので、きれいに剥がしやすい傾向にあります。
一方、ミラーコートタック紙など、紙の素材でできているシールは剥がす途中で破れてしまうことが多く、剥がしにくいシール素材といえるでしょう。剥がしやすい素材のシールでも、シールが貼られてからの時間や粘着力によって、跡が残ったりきれいに剥がれなかったりする場合もあります。

シール剥がしをする際の注意点

きれいにシールを剥がすには気を付けなければならない点があります。ここではそんなシール剥がしをする際の注意点をまとめました。

油を使う際はシミに注意

ハンドクリームや食用油など、油分を使ってシールを剥がす方法はいろいろあります。しかし、油を使うと貼られているものの種類によっては油が染み込んでシミになってしまうこともあります。油が染み込みやすい素材では、ほかの方法を使いましょう。

有機溶剤を吸い込まないように

除光液や市販のシール剥がしなど、有機溶剤系の成分が使われているものは揮発性があり、多量に吸い込むと気分が悪くなってしまいます。有機溶剤系のものを使う時には窓を開けて換気を良くするなど、揮発した成分を吸い込まないように工夫をしてください。

細かいお掃除もプロに頼むのがおすすめ

シール剥がしのような細かい掃除は、業者に依頼するのはもったいないと感じてしまいがちですが、実はこのよう細かい掃除こそ、プロに依頼するのがおすすめなのです。プロに依頼すれば、業務用の洗剤や用具で適切に掃除してくれるので、かかる時間も仕上がりも、素人がやるよりも早くきれいに仕上がります。また、諦めていた頑固なシールやベタベタも、すっきりきれいにしてもらえるのです。

ハウスクリーニングならクリーンクルー

クリーンクルーでは、家中の気になる汚れを1か所から依頼できます。例えば、子供がシールを貼り付けてしまいやすい床(フローリング)や窓・サッシは、通常価格12,000円〜(税込13,200円)と通常価格8,000円〜(税込8,800円)で依頼できます。そのほか、複数の箇所をまとめて依頼することで1か所ずつ依頼するよりもお得になるセットプランもあります。
「冷蔵庫に貼られたシールを全部きれいに剝がしてほしい」というような、プランにない部分的な掃除を依頼したい場合には、通常価格19,000円〜(税込20,900円)の選べるおそうじプランがおすすめです。選べるおそうじプランは、ほかのおそうじメニューとあわせて依頼するとさらにお得になります。

まとめ

シールの剥がし方はさまざまなものがあります。それぞれ剥がし方や使う道具に特色があり、シールの素材や貼られているものの素材に合わせて、適切な剥がし方を選択する必要があります。シール剥がしをする際には、油分によるシミや、揮発した有機溶剤に注意してください。自分では剥がしきれない頑固なベタベタや大量のシールなどを剥がしたい場合には、クリーンクルーのハウスクリーニングに依頼を検討しましょう。

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