レンジフード・換気扇の油汚れの簡単な掃除方法を解説! コラムハウスクリーニングレンジフード 公開日:2022年07月04日 更新日:2023年01月10日 レンジフードは料理中の煙や臭いを吸い取って外に出すための設備です。レンジフードが吸い込む煙には油が含まれているので、レンジフードのフィルターやファンには油汚れが付着します。 油を使った料理を頻繁にする家庭のレンジフードは定期的に掃除しないと、油汚れがどんどん付着して落ちにくくなってしまいます。 今回はレンジフードの掃除頻度や掃除方法について詳しく解説していきます。レンジフードの掃除をプロに頼むメリットや、おすすめのハウスクリーニング業者「クリーンクルー」についても紹介するのでぜひ参考にしてください。 【目次】 ・レンジフードとは? ・レンジフードの掃除に必要なもの ・レンジフードの掃除方法【換気扇フィルター】 ・レンジフードの掃除方法【フード】 ・レンジフード周辺の掃除方法【壁】 ・シロッコファンの掃除方法 ・レンジフードの適切な掃除頻度・時期 ・レンジフードを掃除する際のポイント ・レンジフードの掃除はプロに依頼するのがおすすめ ・まとめ レンジフードとは? レンジフードとはコンロ上部に設置され、料理中に発生する臭いや油を含んだ煙を吸い込んで屋外へ排出する設備のことです。 レンジフードのファンは大きく分けて「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類があります。 シロッコファンは細かい羽根が筒状に付いています。ダクトを通して臭いや煙を屋外に排出するので、ある程度好きな場所に設置できます。 シロッコファンはパワーが強く筒状の本体に細かい羽根がついており、ダクトを使って排気するファンです。排気する力が強いため、風の強い日でも排気に影響を受けにくくなっています。 プロペラファンは四角い枠に扇風機のような羽が付いていて、壁に直接取り付けます。シロッコファンのようにダクトは使わず、ファンから直接屋外へ臭いや煙を排出します。 プロペラファンは価格が安いですが、風が強い日には動きが止まりやすい、外から風が入るなどのデメリットがあります。 レンジフードの掃除に必要なもの レンジフード掃除に必要なものは以下の通りです。 ・新聞紙やビニールシート ・養生テープ ・手袋 ・雑巾 ・重曹 ・スプレーボトル ・ラップ 汚れの程度によっては、台所用中性洗剤・セスキ炭酸ソーダ・油汚れ専用の洗剤なども準備してください。 レンジフードの掃除方法【換気扇フィルター】 細かいパーツも存在するレンジフードの掃除は、製品の種類や素材によって掃除に使用する洗浄剤も使い分ける必要があります。取り扱い説明書を確認し、製品を傷めないよう適切な掃除方法を下記から見つけて試してみてください。 台所用中性洗剤で換気扇フィルターを掃除する レンジフードの掃除では、掃除中にレンジフードや換気扇から汚れやホコリが落ちてきたり、部品が落ちてコンロを傷つけてしまったりすることを防ぐため、コンロの上に新聞紙やタオルを敷いておくと安心です。取り扱い説明書に従って丁寧に部品を外し、換気扇フィルターを取り外していきましょう。 台所用中性洗剤を満遍なくかけたら、素材を傷付けないよう柔らかめのブラシを使用して、網目に沿って優しく擦り、汚れを落としていきます。汚れがなかなか落ちない場合には、台所用中性洗剤を溶かした60℃以下のお湯、またはぬるま湯に換気扇フィルターを浸け置きするのがおすすめです。浸け置き後、ブラシで擦り汚れを落としたら水でしっかりと洗剤を流し乾かしましょう。 重曹水スプレーで換気扇フィルターを掃除する まず、上記と同様の方法で換気扇フィルターを取り外します。重曹水スプレーを使った掃除方法では、まず大さじ1杯程度の重曹を250mlのぬるま湯に溶かした重曹水スプレーを作ります。次に広げたラップの上に換気扇フィルターを置き、両面に満遍なく重曹スプレーを吹きかけます。重曹水が汚れに浸透するようにラップで包み10分~20分程度放置しましょう。汚れが浮き上がったら、柔らかめのブラシやスポンジを使用して汚れを優しく擦り落としていきます。ぬるま湯やお湯で洗い流し、よく乾かしましょう。 セスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤を使用して換気酸フィルターを掃除する 上記の方法でなかなか汚れが落ちない場合には、重曹よりもアルカリ度の高いセスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤の使用がベタベタした油汚れに効果的です。 大さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダをぬるま湯3L(60℃以下)に溶かしたもの、または酸素系漂白剤大さじ3杯程度をぬるま湯3L(60℃以下)に溶かしたものを用意して、換気扇フィルターに浸け置きしましょう。 ぬるま湯が覚めて成分が汚れに馴染むまで2時間程度待ち、柔らかめのブラシなどで擦り洗いをします。汚れが落ちたら、ぬるま湯やお湯で流し乾かしましょう。 レンジフードの掃除方法【フード】 まずはレンジフードのフード部分の掃除方法・汚れの落とし方について解説していきます。 レンジフードを掃除する際には、怪我や手荒れを防ぐために、ゴム手袋や軍手を付けることをおすすめします。 また掃除する前に必ずレンジフードの電源プラグを抜くか、ブレーカーを落としましょう。 レンジフードが高い場所に合って手が届かない場合は足場を準備しますが、掃除中に転倒しないように安定した足場を選んでください。 レンジフードの掃除中に誤ってコンロの火をつけてしまうと大変危険です。また小さなお子様がいる家庭では、掃除中にお子様がコンロの火を付けてしまう可能性もゼロではありません。そのためコンロの電池を抜いておくか、チャイルドロックがあるならばロックをかけておくようにしてください。 さらに掃除中の汚れが付かないように、コンロ・シンク・周辺の床など、汚れて欲しくない部分に新聞紙を敷いて養生テープなどで固定します。これで事前準備は完了です。 重曹水スプレーでフード部分を掃除する まず「重曹スプレー」を作ります。重曹スプレーの作り方はとても簡単で、スプレーボトルにぬるま湯250mlと重曹大さじ1杯入れて混ぜれば完成です。スプレーボトルは100均でも購入可能です。 重曹スプレーができたら、コンロやその周辺に新聞紙を敷いて養生テープなどで固定して、掃除中の汚れが落ちないようにします。 まず雑巾を水で濡らして固く絞ります。事前準備で作った重曹スプレーを雑巾に吹きかけて、レンジフードを拭き掃除しましょう。 なかなか落としきれない頑固な油汚れがあれば、汚れ部分に重曹スプレーを吹きかけてその上からラップを貼り付けて、しばらく時間をおきます。汚れの程度にあわせて5~10分ほど放置したら、乾いた雑巾で拭き取ります。 これでも汚れが落ちない場合は、市販の油汚れ専用洗剤やセスキ炭酸ソーダを使うといいでしょう。 セスキ炭酸ソーダを使う場合も重曹スプレーと同じ要領で、セスキ炭酸ソーダスプレーを作ると便利です。 リンスを使ってフード表面をコーティングする フード表面の汚れをしっかりと落としたら、髪の毛に使うリンスを使ってフード表面をコーティングします。綺麗な雑巾にリンスを適量染み込ませて、フードの表面にのばします。 リンスには静電気を防ぐ帯電防止剤が含まれています。そのためリンスをフード表面に塗ることでホコリや汚れが付着しにくくなり、次の掃除が非常に楽になるでしょう。 レンジフード周辺の掃除方法【壁】 レンジフード周辺の壁には、調理中の食べ物汚れや油汚れが付着します。定期的に掃除しないと汚れがこびり付き、落としにくくなってしまうので注意が必要です。 定期的に掃除している場合や軽い汚れの場合には、重曹水スプレーが活躍します。重曹水スプレーは格安で手作りできるのでおすすめです。 重曹水スプレーで拭くだけでは落ちにくい汚れには、ラップを使って汚れを浮かせる方法があります。それでも落ちない頑固な汚れには、重曹に加えて食器用洗剤を使ってみましょう。 ここではレンジフード周辺の壁の汚れの程度に応じた掃除方法について、それぞれ詳しく解説していきます。 軽い汚れには重曹水スプレーを使う レンジフード周辺の壁を掃除するには、まず重曹スプレーを使ってみましょう。使う重曹スプレーはフード部分の掃除で使ったものと同じで、スプレーボトルにぬるま湯250mlと重曹大さじ1杯入れて混ぜて作ります。 壁全体に重曹スプレーを吹きかけたら、水に浸して固く絞った雑巾で壁を拭き、最後に乾いた雑巾で乾拭きします。 落としにくい汚れにはラップを使う 重曹水を吹きかけるだけではなかなか落とせない頑固な汚れには、ラップを使う方法をおすすめします。 まずは汚れに重曹水を吹きかけて、その上からラップを貼り付けます。ラップを貼り付けると汚れに重曹水が浸透し、汚れを浮かしやすくなります。 ラップを貼り付けたらラップの上からドライヤーの温風を1~2分ほど当て続けてください。その後にラップを剥がして、水に浸して固く絞った雑巾で拭き取ります。その後、乾いた雑巾で乾拭きしたら完了です。 頑固な汚れには食器用洗剤と重曹を使う ラップを使っても落とせない頑固な汚れには、食器用洗剤と重曹を組み合わせて使います。食器用洗剤50mlと重曹50gを準備して容器に入れて混ぜ合わせたら、頑固な汚れの部分に塗布し、その上にキッチンペーパーを貼り付けてパックします。 そのまま10分程度時間をおいたらパックを取り外し、熱めのお湯に入れて固く絞った雑巾で壁を拭きます。このとき、壁に洗剤が残らないように丁寧に拭き取りましょう。 これでも汚れが落ちない場合は、市販の強力な洗剤を使ってみてください。 シロッコファンの掃除方法 シロッコファンタイプのレンジフードは、以下の流れで掃除します。 1.シロッコファンを取り外す 2.シロッコファンを掃除する ここではシロッコファンの掃除方法について詳しく解説していきます。 シロッコファンを取り外す シロッコファンを掃除するには、まずレンジフードを分解してシロッコファンを取り外します。シロッコファンの取り外し方は製品によって異なります。取扱説明書を読んで、手順通りに取り外してください。またシロッコファンを取り外す際には必ず事前に電源プラグを抜き、手袋を付けてから作業してください。 シロッコファンを掃除する 60℃の熱めのお湯に付けおき用の洗剤を溶かし、シロッコファンを浸します。汚れの程度にあわせて5~30分ほど浸け置きして、汚れを浮かせます。 シロッコファンはファンが細かいので、ヘラや定規などを使って汚れをこすり落としてください。ある程度細かい部分の汚れが取れたら、ブラシなどを使って全体的な汚れを落とします。 汚れが落ちたら水洗いして、しっかり乾かして完了です。 プロペラファンの取り外し方 プロペラタイプの換気扇のプロペラファンを取り外す場合は、汚れやホコリが落ちてくる可能性があるため、まず換気扇の下に新聞紙を敷きましょう。換気扇の電源が切られていることを確認したら、安全のためコンセントも抜くことをおすすめします。また、フィルターがついているものはフィルターを外しておきましょう。 プロペラファンの羽部分をおさえながら、中心にあるスピンナーを緩む方向に回し、手前に引いて外します。パネル下の油だまりも外したら、プロペラファンの分解は完了です。 レンジフードの適切な掃除頻度・時期 レンジフードには油汚れが付着します。そのためレンジフードの掃除頻度はどれくらい油を使った料理をするかに左右されます。 揚げ物料理をする回数が少ないのであれば2~3年に1回の頻度で掃除すればいいでしょう。揚げ物料理をする回数が多いのであれば1年に1回は掃除することをおすすめします。 気温が下がる冬は油が固まるので汚れが落ちにくくなります。そのためレンジフードの掃除を行うのは、気温が高くなる春~夏が最適です。 レンジフードを掃除する際のポイント レンジフードを掃除する場合、以下のポイントに注意しながら作業してください。 ・取り扱い説明書を読んで正しくパーツを分解する ・怪我をしないように対策してから掃除を行う ・汚れの程度に合った方法で掃除する これらのポイントを意識せずに掃除してしまうと、怪我や事故が起きたり、レンジフードが壊れたりする可能性があります。 ここではレンジフードを掃除する際のポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。 説明書を読んで正しくパーツを分解しよう レンジフードの分解方法は、製品ごとにやり方が異なります。説明書と違う方法で適当に分解してしまうと、故障の原因となるので注意が必要です。 レンジフードからフィルターやファンを取り外す際には取り扱い説明書をしっかりと読んで、手順通りに分解するようにしてください。 また掃除後にパーツを元に戻す際にも同じことがいえます。取扱説明書のやり方に沿って正しくパーツを戻しましょう。 怪我をしないように対策してから掃除しよう レンジフードはコンロ付近に設置されていることが多いです。火元が近いので、誤ってコンロのスイッチを押してしまうと火事になる危険性があります。レンジフード掃除をする際には必ず事前に電源を切るようにしてください。 またレンジフードを分解する際には、軍手やゴム手袋を付けるなどして怪我を予防しましょう。掃除する際も手袋をしておくと、洗剤や油汚れで手荒れするのを防げます。 汚れに合った方法で掃除しよう レンジフードに付く汚れはほとんどが油汚れです。定期的にレンジフード掃除をしている人は軽く掃除するだけできれいになりますが、定期的に掃除していないと汚れが落ちにくくなります。 レンジフード掃除をする際には、汚れ具合に合わせた適切な方法で掃除することが大切です。 レンジフードの掃除はプロに依頼するのがおすすめ レンジフードの掃除はパーツを分解することから始まるので、慣れていないと結構大変です。また汚れを放置していた場合は、汚れがこびり付いてなかなか落とせないでしょう。 自分でレンジフードの掃除に手が出せないのであれば、ハウスクリーニング業者に依頼してプロにレンジフードの掃除を代行してもらう方法をおすすめします。 ここではレンジフードの掃除をプロに頼むメリットや、おすすめのハウスクリーニング業者「クリーンクルー」について詳しく紹介していきます。 換気扇掃除業者の選び方!料金相場や掃除時期も紹介 レンジフードの掃除を依頼するメリット レンジフードの掃除をプロに依頼する大きなメリットは、自分では落としきれない汚れまでしっかりと落としてもらえることです。 また自分でレンジフードを分解して掃除する場合、やり方を間違えるとレンジフードが故障してしまう可能性もあります。レンジフード掃除をプロに頼むと、レンジフードが故障する確率もグッと減るでしょう。 レンジフード掃除のプロは掃除後の除菌仕上げなども行ってくるケースがあり、綺麗な状態を長く保てるのもメリットだといえます。 レンジフードの掃除はクリーンクルーへ クリーンクルーは2022年オリコン顧客満足度調査「ハウスクリーニングスタッフの技術力」で第1位を獲得したハウスクリーニング業者です。経験・技術力ともに豊富なスタッフが、レンジフード掃除を始めとして家中の掃除を代行してくれます。 クリーンクルーでは「レンジフードおそうじコース」があります。レンジフードおそうじコースは定価17,000円(税込18,700円)です。現在期間限定のキャンペーン中で、12%OFF価格の15,000円(税込16,500円)となっています。 クリーンクルーでは専用洗剤を使用し、自分で落とせない油汚れもすっきり落としてくれます。掃除後は動作チェックをしっかりと行い、最後にはお客様と一緒に気になる部分がないか確認します。所要時間は1~1.5時間となっています。 またクリーンクルーのレンジフード掃除には以下のオプションがあります。 ・除菌拭き上げ 4,000円(税込4,400円) ・交換フィルターセットの販売 11,500円~(税込み12,650円) 除菌拭き上げは専用の除菌水を使ってレンジフードを拭き上げてくれます。交換フィルターセットの販売は、交換用フィルター10枚セットを購入でき、取替方法も教えてもらえます。必要に応じてオプションも利用するといいでしょう。 レンジフード(換気扇)のクリーニング・お掃除ならプロがおすすめ! まとめ レンジフードは非常に汚れやすい設備です。掃除せずに放置していると油汚れがびっしりとこびり付き、なかなか落ちなくなってしまいます。汚れが蓄積しないように、定期的に掃除することをおすすめします。 もしレンジフードの分解に自信がない、汚れがこびり付いて落とせない、掃除して故障するのが怖いなどのお悩みがあれば、実績豊富な掃除のプロに頼んできれいな状態を取り戻しましょう。 クリーンクルーのレンジフード(換気扇)のクリーニング・お掃除
レンジフードは料理中の煙や臭いを吸い取って外に出すための設備です。レンジフードが吸い込む煙には油が含まれているので、レンジフードのフィルターやファンには油汚れが付着します。
油を使った料理を頻繁にする家庭のレンジフードは定期的に掃除しないと、油汚れがどんどん付着して落ちにくくなってしまいます。
今回はレンジフードの掃除頻度や掃除方法について詳しく解説していきます。レンジフードの掃除をプロに頼むメリットや、おすすめのハウスクリーニング業者「クリーンクルー」についても紹介するのでぜひ参考にしてください。
レンジフードとは?
レンジフードとはコンロ上部に設置され、料理中に発生する臭いや油を含んだ煙を吸い込んで屋外へ排出する設備のことです。
レンジフードのファンは大きく分けて「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類があります。
シロッコファンは細かい羽根が筒状に付いています。ダクトを通して臭いや煙を屋外に排出するので、ある程度好きな場所に設置できます。
シロッコファンはパワーが強く筒状の本体に細かい羽根がついており、ダクトを使って排気するファンです。排気する力が強いため、風の強い日でも排気に影響を受けにくくなっています。
プロペラファンは四角い枠に扇風機のような羽が付いていて、壁に直接取り付けます。シロッコファンのようにダクトは使わず、ファンから直接屋外へ臭いや煙を排出します。
プロペラファンは価格が安いですが、風が強い日には動きが止まりやすい、外から風が入るなどのデメリットがあります。
レンジフードの掃除に必要なもの
レンジフード掃除に必要なものは以下の通りです。
・新聞紙やビニールシート
・養生テープ
・手袋
・雑巾
・重曹
・スプレーボトル
・ラップ
汚れの程度によっては、台所用中性洗剤・セスキ炭酸ソーダ・油汚れ専用の洗剤なども準備してください。
レンジフードの掃除方法【換気扇フィルター】
細かいパーツも存在するレンジフードの掃除は、製品の種類や素材によって掃除に使用する洗浄剤も使い分ける必要があります。取り扱い説明書を確認し、製品を傷めないよう適切な掃除方法を下記から見つけて試してみてください。
台所用中性洗剤で換気扇フィルターを掃除する
レンジフードの掃除では、掃除中にレンジフードや換気扇から汚れやホコリが落ちてきたり、部品が落ちてコンロを傷つけてしまったりすることを防ぐため、コンロの上に新聞紙やタオルを敷いておくと安心です。取り扱い説明書に従って丁寧に部品を外し、換気扇フィルターを取り外していきましょう。
台所用中性洗剤を満遍なくかけたら、素材を傷付けないよう柔らかめのブラシを使用して、網目に沿って優しく擦り、汚れを落としていきます。汚れがなかなか落ちない場合には、台所用中性洗剤を溶かした60℃以下のお湯、またはぬるま湯に換気扇フィルターを浸け置きするのがおすすめです。浸け置き後、ブラシで擦り汚れを落としたら水でしっかりと洗剤を流し乾かしましょう。
重曹水スプレーで換気扇フィルターを掃除する
まず、上記と同様の方法で換気扇フィルターを取り外します。重曹水スプレーを使った掃除方法では、まず大さじ1杯程度の重曹を250mlのぬるま湯に溶かした重曹水スプレーを作ります。次に広げたラップの上に換気扇フィルターを置き、両面に満遍なく重曹スプレーを吹きかけます。重曹水が汚れに浸透するようにラップで包み10分~20分程度放置しましょう。汚れが浮き上がったら、柔らかめのブラシやスポンジを使用して汚れを優しく擦り落としていきます。ぬるま湯やお湯で洗い流し、よく乾かしましょう。
セスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤を使用して換気酸フィルターを掃除する
上記の方法でなかなか汚れが落ちない場合には、重曹よりもアルカリ度の高いセスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤の使用がベタベタした油汚れに効果的です。
大さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダをぬるま湯3L(60℃以下)に溶かしたもの、または酸素系漂白剤大さじ3杯程度をぬるま湯3L(60℃以下)に溶かしたものを用意して、換気扇フィルターに浸け置きしましょう。
ぬるま湯が覚めて成分が汚れに馴染むまで2時間程度待ち、柔らかめのブラシなどで擦り洗いをします。汚れが落ちたら、ぬるま湯やお湯で流し乾かしましょう。
レンジフードの掃除方法【フード】
まずはレンジフードのフード部分の掃除方法・汚れの落とし方について解説していきます。
レンジフードを掃除する際には、怪我や手荒れを防ぐために、ゴム手袋や軍手を付けることをおすすめします。
また掃除する前に必ずレンジフードの電源プラグを抜くか、ブレーカーを落としましょう。
レンジフードが高い場所に合って手が届かない場合は足場を準備しますが、掃除中に転倒しないように安定した足場を選んでください。
レンジフードの掃除中に誤ってコンロの火をつけてしまうと大変危険です。また小さなお子様がいる家庭では、掃除中にお子様がコンロの火を付けてしまう可能性もゼロではありません。そのためコンロの電池を抜いておくか、チャイルドロックがあるならばロックをかけておくようにしてください。
さらに掃除中の汚れが付かないように、コンロ・シンク・周辺の床など、汚れて欲しくない部分に新聞紙を敷いて養生テープなどで固定します。これで事前準備は完了です。
重曹水スプレーでフード部分を掃除する
まず「重曹スプレー」を作ります。重曹スプレーの作り方はとても簡単で、スプレーボトルにぬるま湯250mlと重曹大さじ1杯入れて混ぜれば完成です。スプレーボトルは100均でも購入可能です。
重曹スプレーができたら、コンロやその周辺に新聞紙を敷いて養生テープなどで固定して、掃除中の汚れが落ちないようにします。
まず雑巾を水で濡らして固く絞ります。事前準備で作った重曹スプレーを雑巾に吹きかけて、レンジフードを拭き掃除しましょう。
なかなか落としきれない頑固な油汚れがあれば、汚れ部分に重曹スプレーを吹きかけてその上からラップを貼り付けて、しばらく時間をおきます。汚れの程度にあわせて5~10分ほど放置したら、乾いた雑巾で拭き取ります。
これでも汚れが落ちない場合は、市販の油汚れ専用洗剤やセスキ炭酸ソーダを使うといいでしょう。
セスキ炭酸ソーダを使う場合も重曹スプレーと同じ要領で、セスキ炭酸ソーダスプレーを作ると便利です。
リンスを使ってフード表面をコーティングする
フード表面の汚れをしっかりと落としたら、髪の毛に使うリンスを使ってフード表面をコーティングします。綺麗な雑巾にリンスを適量染み込ませて、フードの表面にのばします。
リンスには静電気を防ぐ帯電防止剤が含まれています。そのためリンスをフード表面に塗ることでホコリや汚れが付着しにくくなり、次の掃除が非常に楽になるでしょう。
レンジフード周辺の掃除方法【壁】
レンジフード周辺の壁には、調理中の食べ物汚れや油汚れが付着します。定期的に掃除しないと汚れがこびり付き、落としにくくなってしまうので注意が必要です。
定期的に掃除している場合や軽い汚れの場合には、重曹水スプレーが活躍します。重曹水スプレーは格安で手作りできるのでおすすめです。
重曹水スプレーで拭くだけでは落ちにくい汚れには、ラップを使って汚れを浮かせる方法があります。それでも落ちない頑固な汚れには、重曹に加えて食器用洗剤を使ってみましょう。
ここではレンジフード周辺の壁の汚れの程度に応じた掃除方法について、それぞれ詳しく解説していきます。
軽い汚れには重曹水スプレーを使う
レンジフード周辺の壁を掃除するには、まず重曹スプレーを使ってみましょう。使う重曹スプレーはフード部分の掃除で使ったものと同じで、スプレーボトルにぬるま湯250mlと重曹大さじ1杯入れて混ぜて作ります。
壁全体に重曹スプレーを吹きかけたら、水に浸して固く絞った雑巾で壁を拭き、最後に乾いた雑巾で乾拭きします。
落としにくい汚れにはラップを使う
重曹水を吹きかけるだけではなかなか落とせない頑固な汚れには、ラップを使う方法をおすすめします。
まずは汚れに重曹水を吹きかけて、その上からラップを貼り付けます。ラップを貼り付けると汚れに重曹水が浸透し、汚れを浮かしやすくなります。
ラップを貼り付けたらラップの上からドライヤーの温風を1~2分ほど当て続けてください。その後にラップを剥がして、水に浸して固く絞った雑巾で拭き取ります。その後、乾いた雑巾で乾拭きしたら完了です。
頑固な汚れには食器用洗剤と重曹を使う
ラップを使っても落とせない頑固な汚れには、食器用洗剤と重曹を組み合わせて使います。食器用洗剤50mlと重曹50gを準備して容器に入れて混ぜ合わせたら、頑固な汚れの部分に塗布し、その上にキッチンペーパーを貼り付けてパックします。
そのまま10分程度時間をおいたらパックを取り外し、熱めのお湯に入れて固く絞った雑巾で壁を拭きます。このとき、壁に洗剤が残らないように丁寧に拭き取りましょう。
これでも汚れが落ちない場合は、市販の強力な洗剤を使ってみてください。
シロッコファンの掃除方法
シロッコファンタイプのレンジフードは、以下の流れで掃除します。
1.シロッコファンを取り外す
2.シロッコファンを掃除する
ここではシロッコファンの掃除方法について詳しく解説していきます。
シロッコファンを取り外す
シロッコファンを掃除するには、まずレンジフードを分解してシロッコファンを取り外します。シロッコファンの取り外し方は製品によって異なります。取扱説明書を読んで、手順通りに取り外してください。またシロッコファンを取り外す際には必ず事前に電源プラグを抜き、手袋を付けてから作業してください。
シロッコファンを掃除する
60℃の熱めのお湯に付けおき用の洗剤を溶かし、シロッコファンを浸します。汚れの程度にあわせて5~30分ほど浸け置きして、汚れを浮かせます。
シロッコファンはファンが細かいので、ヘラや定規などを使って汚れをこすり落としてください。ある程度細かい部分の汚れが取れたら、ブラシなどを使って全体的な汚れを落とします。
汚れが落ちたら水洗いして、しっかり乾かして完了です。
プロペラファンの取り外し方
プロペラタイプの換気扇のプロペラファンを取り外す場合は、汚れやホコリが落ちてくる可能性があるため、まず換気扇の下に新聞紙を敷きましょう。換気扇の電源が切られていることを確認したら、安全のためコンセントも抜くことをおすすめします。また、フィルターがついているものはフィルターを外しておきましょう。
プロペラファンの羽部分をおさえながら、中心にあるスピンナーを緩む方向に回し、手前に引いて外します。パネル下の油だまりも外したら、プロペラファンの分解は完了です。
レンジフードの適切な掃除頻度・時期
レンジフードには油汚れが付着します。そのためレンジフードの掃除頻度はどれくらい油を使った料理をするかに左右されます。
揚げ物料理をする回数が少ないのであれば2~3年に1回の頻度で掃除すればいいでしょう。揚げ物料理をする回数が多いのであれば1年に1回は掃除することをおすすめします。
気温が下がる冬は油が固まるので汚れが落ちにくくなります。そのためレンジフードの掃除を行うのは、気温が高くなる春~夏が最適です。
レンジフードを掃除する際のポイント
レンジフードを掃除する場合、以下のポイントに注意しながら作業してください。
・取り扱い説明書を読んで正しくパーツを分解する
・怪我をしないように対策してから掃除を行う
・汚れの程度に合った方法で掃除する
これらのポイントを意識せずに掃除してしまうと、怪我や事故が起きたり、レンジフードが壊れたりする可能性があります。
ここではレンジフードを掃除する際のポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。
説明書を読んで正しくパーツを分解しよう
レンジフードの分解方法は、製品ごとにやり方が異なります。説明書と違う方法で適当に分解してしまうと、故障の原因となるので注意が必要です。
レンジフードからフィルターやファンを取り外す際には取り扱い説明書をしっかりと読んで、手順通りに分解するようにしてください。
また掃除後にパーツを元に戻す際にも同じことがいえます。取扱説明書のやり方に沿って正しくパーツを戻しましょう。
怪我をしないように対策してから掃除しよう
レンジフードはコンロ付近に設置されていることが多いです。火元が近いので、誤ってコンロのスイッチを押してしまうと火事になる危険性があります。レンジフード掃除をする際には必ず事前に電源を切るようにしてください。
またレンジフードを分解する際には、軍手やゴム手袋を付けるなどして怪我を予防しましょう。掃除する際も手袋をしておくと、洗剤や油汚れで手荒れするのを防げます。
汚れに合った方法で掃除しよう
レンジフードに付く汚れはほとんどが油汚れです。定期的にレンジフード掃除をしている人は軽く掃除するだけできれいになりますが、定期的に掃除していないと汚れが落ちにくくなります。
レンジフード掃除をする際には、汚れ具合に合わせた適切な方法で掃除することが大切です。
レンジフードの掃除はプロに依頼するのがおすすめ
レンジフードの掃除はパーツを分解することから始まるので、慣れていないと結構大変です。また汚れを放置していた場合は、汚れがこびり付いてなかなか落とせないでしょう。
自分でレンジフードの掃除に手が出せないのであれば、ハウスクリーニング業者に依頼してプロにレンジフードの掃除を代行してもらう方法をおすすめします。
ここではレンジフードの掃除をプロに頼むメリットや、おすすめのハウスクリーニング業者「クリーンクルー」について詳しく紹介していきます。
換気扇掃除業者の選び方!料金相場や掃除時期も紹介
レンジフードの掃除を依頼するメリット
レンジフードの掃除をプロに依頼する大きなメリットは、自分では落としきれない汚れまでしっかりと落としてもらえることです。
また自分でレンジフードを分解して掃除する場合、やり方を間違えるとレンジフードが故障してしまう可能性もあります。レンジフード掃除をプロに頼むと、レンジフードが故障する確率もグッと減るでしょう。
レンジフード掃除のプロは掃除後の除菌仕上げなども行ってくるケースがあり、綺麗な状態を長く保てるのもメリットだといえます。
レンジフードの掃除はクリーンクルーへ
クリーンクルーは2022年オリコン顧客満足度調査「ハウスクリーニングスタッフの技術力」で第1位を獲得したハウスクリーニング業者です。経験・技術力ともに豊富なスタッフが、レンジフード掃除を始めとして家中の掃除を代行してくれます。
クリーンクルーでは「レンジフードおそうじコース」があります。レンジフードおそうじコースは定価17,000円(税込18,700円)です。現在期間限定のキャンペーン中で、12%OFF価格の15,000円(税込16,500円)となっています。
クリーンクルーでは専用洗剤を使用し、自分で落とせない油汚れもすっきり落としてくれます。掃除後は動作チェックをしっかりと行い、最後にはお客様と一緒に気になる部分がないか確認します。所要時間は1~1.5時間となっています。
またクリーンクルーのレンジフード掃除には以下のオプションがあります。
・除菌拭き上げ 4,000円(税込4,400円)
・交換フィルターセットの販売 11,500円~(税込み12,650円)
除菌拭き上げは専用の除菌水を使ってレンジフードを拭き上げてくれます。交換フィルターセットの販売は、交換用フィルター10枚セットを購入でき、取替方法も教えてもらえます。必要に応じてオプションも利用するといいでしょう。
レンジフード(換気扇)のクリーニング・お掃除ならプロがおすすめ!
まとめ
レンジフードは非常に汚れやすい設備です。掃除せずに放置していると油汚れがびっしりとこびり付き、なかなか落ちなくなってしまいます。汚れが蓄積しないように、定期的に掃除することをおすすめします。
もしレンジフードの分解に自信がない、汚れがこびり付いて落とせない、掃除して故障するのが怖いなどのお悩みがあれば、実績豊富な掃除のプロに頼んできれいな状態を取り戻しましょう。
クリーンクルーのレンジフード(換気扇)のクリーニング・お掃除