キッチン掃除方法は?シンクや排水溝、コンロなど場所別に解説

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キッチン掃除方法は?シンクや排水溝、コンロなど場所別に解説
  • 公開日:2022年08月23日
  • 更新日:2023年12月11日

毎日使用するキッチンは、油汚れや水垢などで汚れやすい場所です。掃除を後回しにすると、コンロ周りや排水溝は特に汚れが落ちにくくなってしまいます。また、キッチンは食材を扱う場所なので、掃除に使用する洗剤の安全性も押さえておきたいものです。
以下では、キッチンの場所別に、掃除に必要なアイテムや掃除方法を解説していきます。水回りは大掃除などのタイミングで徹底的なクリーニングを業者に依頼するのも一つの手ですが、汚れ具合や場所別に適した掃除を習慣化すれば、きれいな状態を維持できます。

【目次】

キッチンの頑固な汚れの原因は?

キッチンの汚れの大きな原因は、油汚れです。調理中は自分でも気付かないうちに油が飛び散ってしまうため、そのままにしておくと頑固な汚れとなり落ちにくくなります。
シンク周辺では、水垢やぬめりも汚れの原因です。水道水に含まれる成分が固まって水垢になるため、水分が残ったままだと水垢が発生しやすくなります。
ぬめりの発生の原因は細菌やバクテリアです。油分や食べ物のカスなどが残っていると、繁殖しやすくなります。

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キッチン掃除をする前に準備をしよう!

ハウスクリーニングを検討する際は、物件の特徴別相場を知っておきましょう。物件のタイプや広さによって異なる料金の相場を、細かく解説していきます。

準備する用品

・柔らかい布
使い古した布などを、使いやすい大きさに切って用意しておきましょう。

・スポンジ
柔らかいスポンジや、メラミンスポンジなどを使用します。

・台所用中性洗剤
キッチンのほとんどの汚れに対応可能で、材質も傷めずに使用できます。

・クリームクレンザー
研磨剤が入っており、頑固な汚れを落とす効果があります。シンクや蛇口、ガスコンロなどの汚れに最適です。

・歯ブラシ
細かい部分のお手入れに便利です。

使用しない方が良い用品

たわし、ブラシ、漂白剤、シンナー類は使用しないほうがよいでしょう。壁や扉などの部材は樹脂製の場合がほとんどです。これらの掃除用品を使うと傷が付く可能性があり、汚れも付きやすくなってしまいます。

キッチン掃除におすすめの洗剤は?

重曹

重曹は弱アルカリ性のため、油汚れや焦げなどの酸性の汚れを落とすのに適しています。そのため、コンロや換気扇、鍋の焦げつきなどに効果的です。
研磨効果もあるため、水と混ぜ合わせてペースト状にすると、クレンザーとしても利用できます。また、クエン酸水と混ぜると汚れを浮かす効果もあります。
重曹はアルミ製品や天然素材に使用すると、変色するおそれがあるので注意しましょう。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、重曹よりも洗浄力が高く、水にも溶けやすいのが特徴です。水に溶かしてセスキ水を作り、スプレーボトルに入れて使用するとよいでしょう。500mlの水にセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて溶かすと、セスキ水が作れます。
油汚れや皮脂汚れを落とすのに適しているため、コンロや換気扇、ドアノブ、スイッチプレートなどの拭き掃除におすすめです。
肌荒れを起こす可能性があるので、肌が弱い方はゴム手袋を着用しましょう。

クエン酸

クエン酸は酸性のため、水垢などのアルカリ性の汚れを落とすのに適しています。そのため、シンクや蛇口まわりの汚れに効果的です。
クエン酸水を作り、スプレーボトルに入れて使用すると便利です。200mlの水にクエン酸小さじ1を入れて溶かすと、クエン酸水が作れます。
クエン酸は塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に混ぜないでください。また、金属部分に使う場合はサビの原因になるため、使用後はよく拭き取るようにしましょう。

重曹とセスキ炭酸ソーダの違いは何?

重曹とセスキ炭酸ソーダには、アルカリ濃度や水の溶けやすさに違いがあります。重曹がセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ度が低い「ごく弱いアルカリ性」で水に溶けにくいのに対して、セスキ炭酸ソーダは「弱アルカリ性」で水に溶けやすい特徴があります。重曹は、油を吸着しやすく研磨力もあるので、油汚れの掃除やシンク磨きなどに適しています。一方で、セスキ炭酸ソーダは、油汚れだけでなく焦げを落とす効果があり、酸性の臭いに対して消臭効果もあるため、排水口の掃除にもおすすめです。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は、重曹やセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ濃度が高い特徴があります。こまめに行う掃除に使用するよりも、頑固な汚れを落としたいときなどに向いている洗剤です。酸素系漂白剤の中でも洗浄力が強いオキシクリーンは、衣類のシミや汚れ落としだけでなくキッチンの掃除にもおすすめです。換気扇のファンや五徳などに付いた頑固な油汚れはもちろん、排水口のぬめり取りや除菌にも効果的です。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、上記の4つの洗剤の中で一番アルカリ濃度が高い特徴があります。漂白力や殺菌力が強く、泡タイプのものが多いので、頑固な汚れやぬめり、カビなどに吹きかけると効果的です。成分が強いので、使用できない素材や混ぜてはいけない洗剤、つけ置き時間などに注意が必要です。塩素系漂白剤を掃除に使用する際は、ゴム手袋を着用しましょう。また、体調が悪くなる可能性もあるので、台所の窓を開けて換気を徹底してください。

シンクと排水口の掃除方法

汚れの特徴

シンクと排水口の主な汚れには水垢や油汚れ、石鹸カス、ぬめり、食べ物のカスなどがあります。
水垢はクエン酸、石鹸カスは重曹、油汚れやぬめりは重曹とクエン酸を使って、汚れを落としていきましょう。

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①石鹸カスの掃除手順

シンクや排水口は、食器用洗剤などの石鹸カスが溜まりやすい箇所です。石鹸カスを掃除するときには、洗剤を使う前にヘラやスクレーパーなどを使ってこびり付いた石鹸カスを削ぎ落としておくと、洗剤の効果がより発揮され、効率良く石鹸カスを落とせます。強い力で削り過ぎてシンクや排水口を傷付けないように気をつけましょう。石鹸カスは酸性の汚れなので、重曹を使って掃除するのがおすすめです。

1.石鹸カスに粉のままの重曹を振りかけ、その上から水で濡らしたキッチンペーパーを置いてラップでパックし、10分から15分ほど時間をおきましょう。
2.重曹のパワーで汚れが溶けてきたら、パックしていたキッチンペーパーで石鹸カスをこすり落としてください。
3.最後にスポンジなどでシンクや排水口全体を水洗いして、汚れを流したら完了です。

②水垢の掃除手順

水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うときれいに落とせます。食べ物を扱うキッチンでは、食品添加物としても用いられるクエン酸を使うとよいでしょう。

1.小さじ1のクエン酸と200mlの水を混ぜ合わせてクエン酸水を作ります。そのクエン酸水をキッチンペーパーに染み込ませて水垢が気になる部分に置き、ラップでパックして30分から1時間ほど時間をおいてください。
2.水垢が溶けてきたらパックしていたキッチンペーパーで水垢をこすり落とし、最後に全体を水洗いしましょう。

重曹を使った掃除とクエン酸を使った掃除をする場合、先に重曹を使った掃除をしてからクエン酸を使った掃除をすることで、重曹の拭き残しをきれいに消せるのでおすすめです。

③油汚れやぬめりの掃除手順

油汚れやぬめりは特に排水口やゴミ受けに付きやすい汚れです。食品の油分や食べ残しのカス、それによって発生した雑菌やカビが原因なので、重曹とクエン酸を両方使ってしっかり掃除しましょう。

1.油汚れやぬめりは細かいパーツや溝の部分に溜まりやすいので、それぞれのパーツを分解して、重曹や台所用の中性洗剤で洗います。細かい網目や溝はブラシなどを使うと、汚れをきれいに落とせるのでおすすめです。
2.排水口には、重曹とクエン酸をおおよそ2:1の割合でたっぷりと振りかけましょう。そこにお湯を少しずつ注ぐと、重曹とクエン酸が反応して泡が発生します。発泡が激しくなり排水口全体に行き渡ったら、発泡が収まるまで15分から30分ほど時間をおきましょう。その後、お湯で重曹とクエン酸をしっかり洗い流してください。

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注意事項やポイント

石鹸カスや水垢は、あらかじめプラスチックのヘラなどで削っておくと、汚れが落ちやすくなります。
シンクの掃除の順番は、最初に重曹を使って石鹸カスを落とし、その後にクエン酸で水垢を落とすのがポイントです。クエン酸の効果で、拭き残しで付いた重曹の白い跡が消せます。

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換気扇の掃除方法

汚れの特徴

換気扇の主な汚れは、油とホコリによるものです。汚れの性質は酸性なので、アルカリ性の重曹やセスキ水を使って汚れを落としましょう。

掃除方法

  1. 1. シンクに二重にしたゴミ袋を置き、40~50℃のお湯をためて、100gほどの重曹を溶かします。
  2. 2. 換気扇のフィルターやファン、ネジなど、分解できるパーツを取り外します。
  3. 3. 部品を重曹水に入れて、10~20分ほどつけ置きします。
  4. 4. 換気扇本体にセスキ水をスプレーし、5分ほど放置して拭き取ります。
  5. 5. つけ置きしていた部品を取り出し、スポンジやブラシなどで汚れを落として水で洗い流します。乾拭きしてからパーツを組み立てます。

注意事項やポイント

換気扇の汚れを落とすには、お湯に溶かした洗剤につけ置きするのがポイントです。お湯につけ置きすることで油汚れがゆるみ、簡単に汚れが落とせます。
換気扇を外す前には汚れ防止のため、コンロや床に新聞紙を敷きましょう。また、ファンを取り外す際には、安全のために電源プラグを抜いてください。

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コンロ周辺の掃除方法

①ガスコンロの掃除手順

ガスコンロの主な掃除箇所は五徳と天板です。ガスコンロに付きやすい汚れには、食品のカスや調味料・油汚れ、焦げ付きなどがあります。どれも酸性の汚れなので、重曹やセスキ炭酸ソーダを使用するとすっきりきれいに落とせます。

1. まずは五徳やバーナーキャップなど、取り外しができるパーツを取り外します。それらのパーツは重曹を溶かしたお湯につけおきして汚れを浮かせましょう。10分から20分ほどつけおきしている間に、ガスコンロの天板の掃除を済ませておくと効率よく作業が進みます。
2. ガスコンロの汚れが気になる部分に、セスキ炭酸ソーダを水に溶かしたものを吹きかけ、5分ほど時間をおきます。汚れが浮き上がってきたら、雑巾などできれいに拭き取りましょう。
3. 天板の掃除を終えたらつけおきしていた五徳やバーナーキャップなどを掃除して、汚れを落とします。五徳などは形が複雑で角や溝が多いので、先の細いブラシや小さめのスポンジがあると便利です。汚れや重曹水を水で洗い流したら、しっかり乾かして元のようにパーツを組み立ててください。

特に五徳の焦げ付きなどの汚れは、頑固で落としにくい場合もあります。そのような場合は、つけおきの前やこすり洗いのときにヘラやスクレーパーなどを使って汚れを削り落とすと効果的です。

②IHコンロの掃除手順

IHコンロはガスコンロと違い、取り外しできるパーツがほとんどなく、天板を拭くだけで掃除が完了します。こちらも主な汚れは油汚れや焦げ付きなので、重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的です。重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を天板に拭きつけて雑巾などの柔らかい布で拭き取れば、ある程度の汚れは落とせます。焦げ付きがこびりついている場合は、汚れに直接重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を吹きつけ、しばらく放置した後に丸めたラップでこすりましょう。
IHコンロの天板はガラスやホーロー製のトップであることが多く、固い素材や乾いた布などで強くこすると傷がついたり拭き跡が残ったりする可能性があります。必ず柔らかい布で優しく拭くようにしてください。クレンザーなど研磨剤が入っている洗剤の使用も、事前に取り扱い説明書などで確認をしてから使うようにしましょう。
フッ素コートが施されている天板は、汚れがこびりつきにくくなっているため、台所用の中性洗剤を含ませたスポンジでこすれば汚れを落とせます。強くこすったりタワシを使ったりするとコーティングが剥がれてしまい、天板が錆びてしまう原因にもなるので注意しましょう。

③魚焼きグリルの掃除手順

魚焼きグリルは、魚のカスや油、焦げ付きが主な汚れなので、汚れが溜まると不衛生な状態になるだけではなく、使用中の発煙・発火の危険性が高まります。使用した後は毎回掃除をして、きれいを保つようにしましょう。

1. 魚焼きグリルがある程度冷めたら、網やプレートと受け皿を取り外します。ついたばかりの焦げ付きや汚れであれば、食器用の中性洗剤をつけたスポンジでこするだけで落とせます。落ちにくい汚れがあれば、ぬるま湯に10分ほどつけて汚れをふやかしてから掃除しましょう。
2. 毎回の掃除で落としきれなかったガンコな汚れを落とす際には、重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的です。シンクやビニール袋に重曹かセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯を入れ、その中に魚焼きグリルの受け皿や網をつけます。1Lのぬるま湯に対して、重曹なら大さじ3杯、セスキ炭酸ソーダなら大さじ1杯が適量です。
3. 30分ほどつけおきした後にこすり洗いをして汚れを落としましょう。隅など細かい場所は、歯ブラシや先の細いスポンジなどを使って掃除すると簡単に落とせます。焦げ付きがひどい場合は、少量の水と重曹を混ぜ合わせてペースト状にし、汚れが気になる箇所をこすると、重曹の研磨効果で汚れを落としやすくなるのでおすすめです。

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冷蔵庫・電子レンジの掃除方法

汚れの特徴

冷蔵庫・電子レンジの主な汚れには油汚れ、手あか、皮脂汚れ、水垢、食べ物のカスなどがあります。酸性とアルカリ性の汚れがあるので、重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸を使って汚れを落としましょう。

掃除方法

・冷蔵庫の掃除方法
1.電源を切り、食材を取り出します。
2.取り外せるパーツを外し、台所用中性洗剤で洗います。
3.庫内の汚れを重曹水やセスキ水で拭き取り、水拭きします。
4.ゴムパッキンの汚れを綿棒などで取り除きます。

・電子レンジの掃除方法
1.耐熱容器に水200mlと重曹小さじ1~2杯入れて、重曹水を作ります。
2.電子レンジに入れ、5分ほど加熱します。
3.扉を開けずにそのまま30~60分ほど放置し、水蒸気を庫内に行き渡らせます。
4.耐熱容器の重曹水をキッチンペーパーに浸して、庫内の汚れを拭き取ります。
5.水拭きで重曹の成分を拭き取り、最後に乾拭きします。

注意事項やポイント

冷蔵庫の掃除は、食材の少ない時に行うのがポイントです。食材の出し入れが最小限で済むので、手早く掃除できます。
電子レンジ内の水垢を取るには、重曹の代わりにクエン酸を耐熱容器に入れて同様に掃除をします。やけどの原因になるので、庫内が冷めてから掃除をするようにしましょう。

食洗器の掃除方法

毎日使う食洗機は、きれいに見えても意外と汚れが溜まってしまう箇所です。ここからは、そんな食洗機の掃除方法を詳しく解説します。

汚れの特徴

食洗機の汚れは、食べカスの他に白い粉のような汚れと黒い汚れ、ベタベタした汚れに分類できます。白い粉のような汚れは水垢や石鹸カスによる汚れ、黒い汚れはカビ、ベタベタする汚れは油汚れです。

掃除方法

食洗機の汚れにはさまざまな種類があるので、食洗機をきれいに掃除するためには種類ごとに最適な方法で汚れを落とさなければなりません。
食洗機に汚れを蓄積させないためにも、庫内の残菜フィルターは毎日掃除するようにしましょう。
その他の箇所は1か月に1回程度の頻度でしっかり掃除すれば、きれいを保てます。
落としたい汚れに応じて、クエン酸やオキシクリーンを入れ、お手入れコースで空洗いするだけでOKです。専用の庫内クリーナーも市販されているので、活用しましょう。

注意事項やポイント

食洗機の庫内に金属が使用されている場合、金属が錆びてしまう可能性があるのでクエン酸は使用しないでください。事前に取り扱い説明書を確認すると安心です。また、オキシクリーンとクエン酸は一度に混ぜて掃除するとお互いの効果を打ち消し合ってしまうため、別々に使用してください。

キッチンの掃除方法【素材別】

キッチンにはさまざまな素材が使われています。素材ごとに使える洗剤や適切な掃除方法も変わってくるのです。ここからは、キッチンで主に使われている素材別の掃除方法について詳しく解説していきます。

ステンレス

ステンレスはサビに強く、熱にも強い素材です。シンクに使われていることが多いので、台所用の中性洗剤で洗った後、乾かすだけで基本的な掃除が完了します。ワークトップに使われている場合は、水拭きをして汚れを拭き取ってから乾拭きをしてください。落ちにくい汚れやサビを取る場合には、ペースト状にした重曹で汚れをこすり落とすと効果的です。強いアルカリ性の洗剤などを使うと劣化してしまうので注意してください。

人工大理石

人工大理石は、耐薬品性や耐熱性が高く、主にキッチンカウンターの部分に使われることが多い素材です。汚れも落としやすいので、毎日の掃除は台所用の中性洗剤と柔らかいスポンジでこすり洗いをするだけで済みます。落ちにくい汚れはメラミンスポンジでこすって汚れを落としてください。塩素系の漂白剤やアルカリ性の洗剤を使うと、変色してしまうことがあるので避けましょう。粒子の粗いクレンザーや金属タワシなどで強くこすると、傷が付いたり変色したりする可能性があるので注意が必要です。

ガラス

ガラスは今度の油ハネ防止パネルや水はね防止パネル、コンロトップなどに多く使われている素材です。汚れに強くお手入れが簡単で、基本的な掃除は水拭きで済ませられます。汚れが頑固な場合は、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を使用しましょう。
クレンザーや金属製のタワシなどで強くこすると傷がついてしまう恐れがあるほか、強い衝撃を与えると割れる危険性もあるので、取り扱いには十分に注意が必要です。耐熱性も高いですが、急激な温度変化を与えると割れてしまうこともあります。

タイル

タイルはデザイン性に優れ、耐火性や耐水性も高い素材です。汚れをはじくので、タイル自体の普段の掃除は軽い水拭きで済みます。しかし、タイルの目地の部分はコンクリートや樹脂などが使用されており、油汚れを吸着したりカビが発生したりします。キッチンのタイル目地の汚れは油汚れがほとんどなので、重曹やセスキ炭酸ソーダを使用して落とすと効率的です。カビは漂白剤を使用して掃除するときれいに落とせます。少量の水と重曹をあわせた重曹ペーストも効果的です。

キッチンのキレイな状態をキープして汚れを予防するには?

シンクの水気を拭き取る

シンクは1日1回、食器洗いのあとに簡単に掃除を行うのがポイントです。台所用中性洗剤をスポンジにつけてシンク全体をこすり、水で洗い流します。水分が残っていると水垢や石鹸カスの原因になるので、最後に乾いた布でしっかり拭き取りましょう。

コンロは余熱があるうちに拭き取る

コンロを使ったあとは、余熱があるうちに拭き掃除をしましょう。調理中に飛び跳ねた油を放置すると、頑固な汚れになり落ちにくくなります。温かいうちだと、油などの汚れが簡単に拭き取れます。五徳は外してスポンジで洗い、天板はセスキ水をスプレーして拭き取り、乾拭きしておきましょう。

換気扇は油がこびりつく前に拭き取る

換気扇は汚れが付きやすく、掃除もしにくい場所なので、なるべく油汚れを蓄積させないことが大切です。普段の掃除は重曹スプレーを吹きかけて、汚れを拭き取るようにしましょう。
外付けフィルターを使用している場合はこまめに交換してください。汚れがひどくなる前に、定期的に交換するのをおすすめします。

毎日できる10分間のキッチン掃除

毎日料理をするキッチンは、食材を扱う場所でもあるので、清潔を維持したいものです。しかし、掃除頻度が高いのに一度の掃除を頑張りすぎては続かなくなってしまいますし、負担や面倒だと感じてきてしまいます。
洗い物のあと10分でできる掃除方法を知っておけば、汚れを蓄積させずきれいなキッチンを保てます。大掃除で頑固な汚れに直面しないで済むためにも、毎日のルーティンにできるといいでしょう。

実際の掃除手順

【準備するもの】
・水500mlとセスキ炭酸ソーダの粉大さじ1杯を混ぜたものを入れたスプレーボトル
・キッチンクロス
・キッチンペーパー
・掃除用スポンジ
・アルコール除菌スプレー
・メラミンスポンジ(あると便利)

【掃除手順】
1. 料理や食事に使用した調味料や食器を片付ける
2. コンロから五徳を外して洗う
3. 排水溝の生ゴミをビニール袋などで密閉してゴミ箱に捨てる
4. セスキ炭酸ソーダ水をキッチン壁、コンロ、調理台に吹きかけて乾いたキッチンクロスで拭く
5. シンクと排水溝のぬめりや油汚れをキッチンペーパーである程度拭き取る
6. セスキ炭酸ソーダ水をシンクと排水溝に吹きかけて掃除用スポンジでこすり洗いをする(掃除用スポンジではとれない汚れにはメラミンスポンジを使用)
7. セスキ炭酸ソーダ水をキッチンの床に吹きかけてキッチンペーパーやキッチンクロスで拭く(生木や無垢材の床には使用しない。また、樹脂ワックス以外の床はワックスが剥げる可能性があるため目立たない場所で試してから行う)
8. 掃除用スポンジの水を切りキッチンクロスを洗ったらシンクの汚れを流す
9. 仕上げにキッチン全体にアルコールスプレーを吹きかけ、除菌をして完了

頑固な汚れ・臭いは「クリーンクルー」にお任せ!

メリット

キッチンクリーニング専門業者に掃除を依頼すると、自分では落としきれない頑固な汚れを落としてもらえるのが最大のメリットです。専用の洗剤や機材を使って、プロが隅々まで掃除を行ってくれるので、新品のような状態になります。一度きれいにしてもらったら、普段の掃除が楽になり、清潔な状態がキープできます。
1年に1回は専門業者による掃除をおすすめします。

料金相場・所要時間

キッチンクリーニングの料金相場は10,000~20,000円です。所要時間は2~3時間です。
クリーニングの範囲はキッチンの壁面や戸棚の表面、シンク、蛇口、排水口、ガス台、ガスコンロ、グリルなどが一般的です。冷蔵庫や電子レンジ、戸棚の内部などの掃除は、オプション料金がかかる場合があります。
換気扇はクリーニングに含まれないので、別途予約が必要です。

キッチンのお掃除・クリーニング

まとめ

キッチンの汚れにはさまざまな種類があるため、用途に合わせた洗剤を使うのがポイントです。汚れの特徴を把握し、洗剤を使い分けましょう。
日頃から掃除をしておくと、汚れがたまりにくく、大掃除も楽になります。使ったあとは汚れを軽く拭き取るだけでもきれいな状態がキープできるので、毎日のちょこっと掃除を心がけましょう。

クリーンクルーのキッチンのお掃除・クリーニング

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