エアコンの最適な設定温度は何度?冷房・暖房の仕組みや節約のコツを解説

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エアコンの最適な設定温度は何度?冷房・暖房の仕組みや節約のコツを解説
  • 公開日:2023年04月19日
  • 更新日:2024年01月30日

夏の冷房・冬の暖房で欠かせないエアコンですが、使用頻度が高いため設定温度は何度にすると効率がよく、電気代の節約になるか気になります。
この記事では、エアコンの設定温度について、夏の冷房・冬の暖房それぞれの目安を紹介します。エアコンの電気代が高くなる仕組みや、電気代を節約するコツについても詳しく解説しますので、エアコンの電気代にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

【目次】

エアコンの最適な設定温度の目安は何度?

環境省では室温の目安を定めていますが、エアコンの設定温度は何度が最適なのでしょうか。無理なく快適に過ごせるエアコンの設定温度について紹介します。

夏の冷房(クーラー)の場合

環境省は夏の冷房時の室温を28度に推奨しています。28度とは室温の目安で、エアコンの設定温度を28度にするわけではありません。エアコンの設定温度を28度にしても、日当たりや外気温などによって室温に差が出ます。
また人によって体感温度も違うため、28度に設定すると暑く感じる人もいるでしょう。部屋にいる人の体調を考慮しながら、無理のない範囲で快適な室温を保つことが大切です。
28度の温度設定で不快を感じるときは2~3度程度の温度調節を行い、26度前後に設定するのがおすすめです。

冬の暖房の場合

環境省は冬の暖房時の室温を20度に推奨しています。暖房の場合も室温の目安が20度なので、実際の室温や部屋にいる人に考慮して、エアコンの設定温度を調節してください。
一般的に寒さを感じるのは18度以下とされており、健康リスクが現れる温度は16度以下です。また10度を下回ると、高齢者に低体温症が現れるといわれています。気温が下がることでヒートショックが起こり、死亡リスクが高くなる可能性があるので、冬の寒さには注意が必要です。
寒さは我慢せずに暖房を使用し、20度の温度設定で寒く感じる場合は22度前後を目安に設定するようにしましょう。

エアコンの設定温度調節で電気代が高くなる仕組み

エアコンは運転開始から設定温度に達するまでが、最も電力を使います。また室内温度と設定温度の差が大きいと、電気代も高くなります。
夏の室内温度が30~35度で設定温度を25度にした場合、エアコンは5~10度温度を下げる必要があります。真夏は外気温が40度まで上がる場合もあり、設定温度まで室温を下げるためにさらに多くの電力を消費します。
冬の室内温度が0~5度で設定温度を25度にした場合、エアコンは20~25度温度を上げる必要があります。暖房は外気温と室内の温度差が大きいため、夏の冷房よりも電気代が高くなる傾向があります。

エアコンの設定温度を調節する効果

エアコンの設定温度を調節することで得られる効果は、大きくわけて2つあります。詳しく解説します。

適切な温度の維持で節電に繋がる

エアコン暖房を1日9時間使用し、設定温度を22度と24度にした場合の電気代を比べてみると、22度設定では約92円、24度設定では約113円でした。このように暖房の設定温度を上げると、電気代も高くなることがわかります。
エアコンは1度の温度調節で、10%程度電気代が削減できます。冷房の場合は温度を1度上げると約13%、暖房の場合は温度を1度下げると約10%節約できます。電気代がかかるからといって、暑さ寒さを我慢しながら過ごすと体調を崩す恐れがあります。必要以上に冷房や暖房を利かせずに、1度の温度調節を心がけてエアコンを使用しましょう。

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エアコンの温度設定を意識することで省エネにもなる!

エアコンの温度設定を意識すると、省エネになります。地球温暖化の原因である温室効果ガスの90%がCO2です。火力発電は化石燃料を燃やすことでCO2が発生するため、電気使用量が多くなればCO2の排出量も増えます。
エアコンの温度設定を控えめにすると電気使用量が抑えられ、CO2も削減できるのです。節電だけではなく環境のためにもなるので、エアコンの温度設定を調節してみましょう。

エアコンの電気代を節約するコツ

エアコンの設定温度を変えなくても快適に過ごせる方法を紹介します。無理なく電気代が節約できるので、参考にしてみてください。

自動運転機能を活用する

エアコンは運転開始から設定温度になるまでが一番電力を消費するので、早く設定温度に到達させるのがポイントです。節電を意識して最初から弱い風でエアコンを運転すると、設定温度に達するまでの時間が長くなるため、逆に電気代が高くなります。
エアコンを自動運転にすると設定温度になるまで強風で運転し、その後は微風に切り替わります。そのため、自動運転機能を活用したほうが最短で設定温度に達するので、節約できるのです。

風向きを調整する

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる性質があるので、季節によってエアコンの風向きを調整しましょう。夏は風向きを水平に、冬は下向きに設定するのがおすすめです。空気が効率的に循環するため温度ムラを抑えて、快適に過ごせます。
人感センサー搭載のエアコンは、自動モードに設定しましょう。

サーキュレーターを併用する

サーキュレーターを併用すると、空気が効率的に循環するので、エアコンの温度を変えなくても快適な温度で過ごせます。
冷房の場合はエアコンに背を向けて設置すると、床にたまった冷たい空気が循環して部屋が涼しく感じます。暖房の場合はエアコンの対角線上の部屋の隅に置き、エアコンに向けて設置するのがポイントです。天井付近にたまった暖かい空気が循環されるため、部屋全体が暖まります。

除湿や加湿をする

湿度が高いと体感温度は上がり、低いと体感温度も下がります。夏に蒸し暑く感じた場合は、エアコンの除湿機能を使ってみましょう。湿度が下がり、設定温度を変えなくても涼しく感じられます。しかし気温が高すぎる場合は冷房のほうが効率がよいので、除湿と冷房をうまく使い分けるとよいでしょう。
湿度が低い冬は、加湿すると暖かく感じられます。湿度が10%下がると体感温度は1度下がるといわれています。エアコンを使用すると乾燥しやすいので、加湿器を併用して湿度を上げる工夫をしましょう。

窓の断熱をする

窓は室内の空気を外へ逃し、外気を取り込みやすい性質があります。窓の断熱をすることによって、エアコンの効率も上がり電気代が抑えられます。
窓に断熱シートを貼ると外の暑さや寒さを遮り、室内の空気も逃がしにくくなるのでおすすめです。ほかにも厚手のカーテンやすだれを活用する方法も効果的です。

フィルター掃除をする

フィルターが目詰りしているとエアコンの効果が下がり、無駄な電気を消費します。フィルターは2週間に1貝は掃除をしましょう。冷房で約4%、暖房で約6%の電力が抑えられます。また定期的にフィルターの掃除をすることで、部屋の中の空気がきれいに保てるメリットもあります。

室外機の周りをチェックする

室外機の周りには物を置かず、風通しをよくするのがポイントです。室外機の吹き出し口付近に物を置くと、冷暖房の効果が下がります。雪の多い地域では、雪が室外機の吹き出し口に積もったり、吸い込んだりしないように注意しましょう。
また夏は室外機に直射日光が当たると、周りの温度が高くなってエアコンの効率が悪くなり、電気代が多くかかります。そのため吹き出し口を覆わないように、日陰を作るなどの対策をするとよいでしょう。

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フィルターや熱交換器などの汚れが原因でエアコンの利きが悪い場合は、クリーニングで改善できるため、節電にもつながるでしょう。オプションで室外機のクリーニングにも対応しており、洗浄によって熱交換率もアップします。
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まとめ

エアコンの設定温度を1度調節するだけでも節電・省エネになります。冷房は冷やしすぎず、暖房は熱くなりすぎないよう心がけ、無理のない範囲で温度調節するのが大切です。
サーキュレーターを併用したり、フィルターの掃除をしたり、少しの工夫で節電しながら快適に過ごせる方法があるので、ぜひ試してみてください。

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