エアコン(クーラー)で頭痛がする原因は?対策9選と注意点をご紹介

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エアコン(クーラー)で頭痛がする原因は?対策9選と注意点をご紹介
  • 公開日:2023年05月24日
  • 更新日:2023年05月24日
【目次】

エアコンで体調不良になるのは「クーラー病(冷房病)」?

エアコンが効いた部屋に長時間滞在したり、暑い室外と冷えた室内を頻繁に往復したりすると、体の不調があらわれる場合があります。このような体調不良は、クーラー病(冷房病)の可能性があるのです。まずはクーラー病(冷房病)について詳しく理解していきましょう。

クーラー病(冷房病)の症状と原因

クーラー病(冷房病)の症状はさまざまなものがあります。主な症状は頭痛や喉の痛み、肩こりやだるさ、疲労感、食欲不振などと幅広いです。
クーラー病(冷房病)の原因は、エアコンが効きすぎた部屋に長時間滞在することによる「冷え」と、室内と室外の気温差によって「自律神経のバランスが崩れること」が大きいといわれています。

エアコンだけでなく扇風機で起こることも

クーラー病(冷房病)という名前がつけられているため、エアコンの使用によってのみ起こる病気だと思われがちですが、実際にはエアコンの使用だけではなく、扇風機の使用でも発症する場合があります。冷房器具の種類に限らず、冷たい風に直接あたって体が冷え過ぎる状態が問題なので、扇風機の首振り機能を使用するなど、風が長時間体に当たり続けないよう注意してください。

エアコンで頭痛がする原因

クーラー病(冷房病)で多い症状の1つが頭痛です。ここからは、エアコンの使用で頭痛が引き起こされる原因やその仕組みについて解説します。

過剰に体が冷えすぎている

人間には、季節の変化に体を順応させる機能が備わっています。そのため、夏になると体を効率良く冷やせるよう、汗をかいたり体内での発熱を抑制したりするのです。
しかし、その状態で冷房が効きすぎている部屋に滞在すると、必要以上に体を冷やしすぎてしまいます。体は冷え過ぎて低下した体温を維持・上昇させようと、血管を収縮させて血流を抑えるので、頭痛が起こってしまうのです。

気温差が大きく自律神経が乱れている

体温の調節や発汗などといった、内臓や血管の働きをコントロールしているのが自律神経です。しかし、人間が体温を調節できるのはおおよそ5度前後の範囲といわれています。そのため、それ以上に気温差が大きい場所の出入りを繰り返すと、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。自律神経のバランスが崩れると冷えに対しての抵抗力が弱まり、頭痛が引き起こされます。
また、暑い屋外から冷えた室内に入ったり、反対に冷えた室内から暑い屋外に出たりすると、血管が急激に収縮したり拡張したりして頭痛が起こることもあります。

自宅・外出先でできる!エアコンによる頭痛対策9選

暑い時期にはエアコンの使用は避けられませんが、できることならエアコンによる頭痛は回避したいものです。実は、ほんの少しの工夫でエアコンによる頭痛を和らげられる場合があります。そこでここからは、自宅や外出先で簡単にできる頭痛対策を紹介します。

エアコンの設定温度は25~28度に

外が暑い時期は部屋を早く冷やしたくて、ついエアコンの設定温度を低くしてしまいがちです。しかし、外気温と室内の気温との温度差が5度以上になると、自律神経のバランスが乱れる原因になってしまいます。
エアコンの設定温度は25度から28度の間に設定して、外気温との温度差が広がり過ぎないようにしましょう。エアコンの温度を勝手に設定できない職場や店舗など、外出先では難しい対策ですが、自宅では手軽にできます。
25度から28度の設定で暑いと感じる場合は、うちわなどを使って風を体に当てると、体感温度が下がるのでおすすめです。

サーキュレーターを使用する

暖かい空気は上に溜まりやすいので、暑い時期にエアコンをつけても、先に頭周辺の空気が冷えて、涼しさを感じるまでに時間がかかります。そのため、設定温度を下げ過ぎてしまったり足元を冷やし過ぎたりしてしまいがちです。そんなときに効果的なのが、サーキュレーターの使用です。
サーキュレーターは部屋の空気を撹拌させて、冷たい空気と暖かい空気を混ぜる役割をします。部屋の温度が均一になるため、効率良く部屋を冷やせるのと同時に、部屋の冷やし過ぎも防いでくれるのです。
飲食店などの外出先では難しくても、職場や自宅であればサーキュレーターを置くだけでできる手軽な対策であるといえるでしょう。

除湿器を活用する

湿度は体感温度に大きく関わってくる要素です。一般的に、湿度が10%低下すると、体感温度は1度低下するといわれています。湿度が低下することで汗の蒸発が促進されて、気化熱によって体が冷やされるので、同じ気温でも湿度が低い方が快適度が高いのです。
部屋の湿度が高いときは、除湿器を活用してエアコンの設定温度を下げ過ぎないようにしましょう。エアコンの除湿モードも有効です。この対策は主に自宅でできる対策になります。
しかし、除湿しすぎると肌や喉の乾燥など、悪影響もあるので注意してください。

エアコンの風向きを調整する

冷たいエアコンの風に直接当たり続けると、体が過度に冷えてしまい、自律神経のバランスが崩れて頭痛の原因となってしまいます。風が当たると感じたら、自宅であれば風の吹き出し口の角度を変えたり、職場など外出先であれば席を変えたりして、エアコンの風が直接当たらないように調整するとよいでしょう。飲食店などの店舗では、従業員に相談すると風向きを調整してくれたり、風量を弱めたりしてくれる場合もあります。

体温を調整しやすい服装にする

職場や商業施設など、自宅以外の外出先では、自分だけの感覚でエアコンを操作することは難しいものです。そのような状態でもエアコンによる頭痛を緩和させるために、外出時には体温を調節しやすい服装で出かけるのが効果的です。カーディガンやショールなどを用意して、冷え過ぎていると感じたり、風が直接当たったりした場合に羽織るだけでも、冷え過ぎを防げます。

食事・飲み物にも注意する

食事や飲み物に注意することは、自宅はもちろん、外出先でも手軽にできる、エアコンによる頭痛対策の1つです。暑い時期は、つい冷たい食べ物や飲み物を選びたくなってしまいます。しかし、エアコンで冷やされた体に追い打ちをかけるように冷たい物を摂取すると、体が過度に冷え過ぎてしまい、頭痛の原因になるのです。エアコンの効いた部屋にいるときは、なるべく温かい食事や飲み物で体を温めましょう。

運動や入浴で体温を維持する

運動や入浴は、簡単にできて、体をしっかり温められる対策です。エアコンの風で体が冷えたと感じたら、軽い運動をしたり入浴をしたりして体を温めましょう。
座ったままできる筋トレや、踵を上下させる運動などは、自宅でも外出先でも簡単にできて効果が高いのでおすすめです。入浴をする場合は、シャワーだけだと体の内側まで温まりにくく、冷えが戻りやすいので、湯船に浸かってしっかり体を温めるようにしましょう。

十分に睡眠をとる

睡眠時間が足りていないと、免疫力が低下したり自律神経のバランスが崩れたりして頭痛を引き起こしやすくなります。日頃から十分に睡眠をとり、体の負担を減らすように心がけてください。また、睡眠時間を確保していても、質が悪いと体がしっかり休めず疲れが溜まってしまうので、寝るときには寝室の温度や湿度も意識するとよいでしょう。質の良い睡眠を取るために、好きな香りのアロマを使用したり、寝る前に軽いストレッチをしたりするのもおすすめです。

休息をとる・病院に行く

どんなに対策を行っても、エアコンによる頭痛は起こってしまうことがあります。頭痛が起こったら、自宅であればエアコンを止めたり、外出先であればその場から離れて屋外に出たりして休息をとるようにしてください。飲み物を飲んだり横になったりしてリラックスすることも効果的です。
しばらく休息をとっても頭痛が治まらなかったり、めまいや吐き気などが起こったりと、症状が悪化していると感じる場合には、病院に行って医師の診察を受けることをおすすめします。エアコンによる頭痛が慢性化すると、エアコンがついている部屋に入るだけで頭痛が起こるようになってしまう危険性もあるので、注意が必要です。

エアコンが原因で起こる頭痛は「冷え」以外にも原因が!

ここまで、エアコンが原因の「冷え」や、それに伴う「自律神経のバランスの崩れ」によって引き起こされる頭痛について解説してきましたが、実はエアコンによって起こる頭痛は、「冷え」以外にも原因があるのです。そのほかの主な原因としては、「脱水症状」「エアコン内部のカビ」などが挙げられます。
エアコンを使用していると、部屋の空気が乾燥していきます。特に除湿モードで運転していると、部屋は急激に乾燥します。乾燥した状態の部屋に長時間いると、体の表面から水分が蒸発していき、気付かないうちに脱水症状に陥る場合があるのです。こまめに水分補給をして脱水症状を予防しましょう。
また、頭痛の原因が「エアコン内部のカビ」であるケースもあります。内部が汚れた状態のままエアコンを使用していると、ホコリやカビの胞子が風に乗って部屋中にまき散らされます。それらを吸い込むことでアレルギー症状などが起こり、頭痛の原因となるのです。

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定期的な掃除が重要

エアコンは部屋のホコリを吸い込んだり、湿度が高い状態が続いたりするため、ホコリやカビによって内部が汚れやすいです。エアコン内部が汚れたまま使い続けていると、冷暖房の効率が悪くなるだけではなく、カビの胞子やホコリを吸い込んで、頭痛や喘息など体調不良の原因になってしまうこともあります。
自分で掃除できるフィルターはもちろん、エアコンの内部も定期的に掃除をすることで、エアコンを清潔に効率良く使用できます。

エアコンを定期的に掃除するメリット

エアコンを定期的に掃除していれば、エアコンの内部が清潔に保たれるので、エアコンから吹き出す風もきれいなものになります。特に子どもや高齢者、免疫力が低下している人は汚れたエアコンからの風を吸い込むことで体調不良になってしまう危険性もあるので、エアコンを定期的に掃除することは健康面で大きなメリットがあるといえるのです。エアコンから臭う嫌な臭いも消えるので、使用時の快適度も上がります。
また、エアコンを掃除すると、空気の循環が良くなるため冷暖房の効率が上がり、電気代の節約になります。使用時に余分なパワーを使わないので、エアコンの寿命を延ばすことにもつながります。

エアコンクリーニングはプロに任せるのが安心

エアコンは高い位置にあるため、手が届きにくく、自分で掃除するのは簡単ではありません。また、内部まで徹底的に洗浄しようと思うとエアコンを分解しなければならず、かなりハードルが高い作業です。専門知識のない素人が行うと、分解や組み立ての段階でパーツを破損させてしまったり、怪我をしたりする危険性もあるのでおすすめできません。エアコンクリーニングは専門知識や経験が豊富なプロに依頼するのが安心です。

エアコンクリーニングならクリーンクルーにおまかせ

クリーンクルーにエアコンクリーニングを依頼すると、専門の研修を受けた社員がエアコンを丁寧に分解し、専用の機械や洗剤で徹底的に洗浄してくれます。一般的な家庭用壁掛けタイプのエアコンは1台につき標準価格12,000円(税込13,200円)です。お掃除機能付きのエアコンは標準価格20,000円(税込22,000円)です。所要時間は1時間から2時間程度になります。
複数台まとめて依頼すると、1台あたりの料金が割安になるので、エアコンを長時間使用するシーズンの前後に、家中のエアコンを一度にまとめてクリーニング依頼するのがおすすめです。そのほか、熱交換率を上げる室外機ファンの洗浄や汚れやカビを付きにくくする防カビ・抗菌コートなど、オプションメニューも充実しています。

まとめ

エアコンを長時間使用したり、気温差が高い場所を頻繁に往復したりしていると、体が冷え過ぎたり自律神経のバランスが崩れたりして、クーラー病(冷房病)になり、頭痛が引き起こされる可能性があります。また、脱水症状やエアコン内部のカビ菌なども頭痛の原因の1つです。
頭痛を予防したり和らげたりする対策もありますが、エアコンを快適に使用するためには定期的な掃除も重要です。エアコンの内部を掃除するのは素人にはハードルが高いので、プロにクリーニングを依頼して、徹底的にキレイにしてもらいましょう。

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