エアコン(冷房・暖房)の電気代の節約のコツ10選!節電のためにきょうから取り組もう

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エアコン(冷房・暖房)の電気代の節約のコツ10選!節電のためにきょうから取り組もう
  • 公開日:2023年01月06日
  • 更新日:2023年05月24日
【目次】

エアコン(冷房・暖房)の仕組み

エアコンの電気代をおさえるコツを知りたいなら、まずはエアコンが室温を冷やしたり温めたりしてコントロールする仕組みを把握しておくことが大切です。
エアコンは室内に設置する本体の室内機と、室外に設置する室外機によって構成されています。そして「ヒートポンプ」という機能を利用して室内の温度を調整します。
冷房と暖房では異なる方法で室温をコントロールしていますので、それぞれの仕組みについて詳しく紹介します。

冷房の仕組みについて

まずは、エアコンで冷房機能を使うときの仕組みから見ていきましょう。
冷房機能を起動させると、室内の空気がエアコンの室内機に取り込まれます。その際、室内機内にある「熱交換器」という機能を使用して、熱い空気を室外機に送り出します。
熱交換器とは、「冷媒」と呼ばれる熱を伝える物質に、空気中の熱を伝える役割を持つ部品です。室内の空気中の熱のみを放出するため、室外機からは熱風がでます。
また、熱が放出された後の空気は再び冷媒を通じて室内機に戻ります。熱交換器で冷えた空気となって室内に放出することで、室内の空気を冷やしています。

暖房の仕組みについて

続いては、エアコンの暖房機能を使うときの仕組みを紹介します。暖房機能を使用する場合には、室外の熱を室内に取り込むことで室内の空気を温めます。室内機の熱交換器が冷たい空気を室外機に送り、代わりに取り込んだ外気の熱を「圧縮機」で温めるのです。
圧縮機とは、冷媒を循環させる機能を持つ装置のことです。熱を増幅させる機能を持っているため、冷媒を温めます。温められた空気が室内機から吹き出すことで、室内の温度を上昇させます。
暖房の場合には、室外機の熱交換器が、室外機の熱交換器に外部の熱を伝えます。そのため、エアコンの室外機は、冷房を使うと熱風が出ますが、暖房を使うときには出ないのです。

エアコンの平均的な電気代はどのくらい?年間の目安

エアコンは夏の必需品として、多くの家庭で使用されていますが、気になるのがその電気代です。資源エネルギー庁の調査によると、夏場日中のエアコンの消費電力は、在宅世帯の全消費電力の58%を占めることがわかっています。このように、エアコンの電気代は家庭の中でも大きな割合を占めています。
エアコンの電気代は、製品のスペックや性能、使い方によって異なりますが、消費電力に1kWhあたりの電気料金単価をかけて算出されます。家庭におけるエアコンの年間使用料金は、およそ以下のような価格帯が一般的な目安になります。

・6畳向け:16,000円
・8畳向け:18,800円
・10畳向け:20,000円
・12畳向け:28,000円
・14畳向け:29,000円
・18畳向け:45,000円
・20畳向け:52,000円

これらはあくまでも目安であり、製品のスペックや性能、使い方などによって変動するため、実際の電気代はこれよりも高くなることもあります。また、地域やライフスタイルによっても電気代は異なるため、エアコンの使用料金は各家庭によってに違ってきます。
近年ではエネルギー価格の高騰により電気料金の変動が激しいので、平均価格は参考程度にとどめ、常に最新の使用料をチェックしておきましょう。

エアコンの電気代が決まるポイントは?

室内で快適に過ごすためには、エアコンは欠かせない存在です。しかし、電気代がどの程度かかるかによって使用頻度を調整したいと考える人もいるのではないでしょうか。ここではエアコンの電気代が決まるポイントを紹介します。

冷房と暖房どちらが電気代が高い?

まずは、冷房と暖房のどちらが電気代が高いのかはご存じですか?実は冷房機能と暖房機能は、どちらかの機能を使ったときにより電気代が多く発生する仕組みになっているわけではありません。
しかし、一般的には冷房よりも暖房の方が電気代が高くなる傾向があります。これは、外の気温と設定した温度の差が大きいほど電気代が高くなるためです。暖房を利用しているときの方が、外気温と設定温度の温度差が大きいケースが多いため、同じ時間使うと暖房の方が高くなりやすいのです。

冷房と除湿(ドライ)どちらが電気代が高い?

続いては、冷房と除湿のどちらが電気代が高いかについて比較します。空気中の湿度を軽減する機能である除湿は、梅雨時など、特に湿度が高い時期に役立つエアコンの機能です。そのため、室温を下げる必要はなくても、室内の湿気が気になる際にエアコンの除湿機能を使用することがあります。
実は、エアコンの除湿機能には2つの種類が存在します。「弱冷房除湿のドライ」と「再熱除湿のドライ」です。「弱冷房除湿のドライ」は比較的電気代が安く使用できる機能なので、冷房よりも電気代を抑えられます。しかし、「再熱除湿のドライ」機能を使用すると、電気代が高くなるので注意が必要です。「再熱除湿のドライ」機能の電気代が高くなる理由は、室温を下げずに除湿のみをおこなうためです。「弱冷房除湿のドライ」を稼働すると、湿度が低くなると同時に、室温も下がります。
しかし、「再熱除湿のドライ」は室温を変えずに除湿のみを行います。つまり、除湿をして室温が下がった場合には、室温を一定に保つように空気を暖める機能が働くのです。除湿と暖房を同時に稼働させているような状態なので、電気代が高くなりやすい傾向にあります。

エアコンの電気代を計算する方法

室内で快適に過ごしたいなら、エアコンの使用は欠かせません。エアコンを使っても電気代はできるだけ抑えたいと考えているなら、エアコンの電気代を計算する方法を知っておくのがおすすめです。

消費電力・消費電力量とは

エアコンの電気代を計算する場合には、まずはじめに、言葉の意味の確認からはじめましょう。電気代計算に必要な数値には、「消費電力」と「消費電力量」があります。さっそく、それぞれの意味を紹介します。
「消費電力」は、「W(ワット)」という単位であらわします。電気で動く製品を使う際に、どのくらいの電力が必要なのかを示すのが「消費電力」です。消費電力が大きい際には、「kW(キロワット)」という単位を使用します。1kWは1000Wです。
家電製品の消費電力は、安定稼働しているときの「定格消費電力」と、「最小・最大消費電力」の両方が記載されていることが一般的です。
「消費電力量」は「Wh(ワットアワー)」という単位で、電化製品を1時間稼働させるためにどのくらいの電力量が必要なのかを示します。消費電力量が大きい場合には、「kWh(キロワットアワー)」という単位を使用します。1kWhは1000Whです。
消費電力が50Wの電化製品を1時間使うと、消費電力量は0.05kWhです。

エアコンの消費電力で電気代を算出する方法

エアコンの消費電力から電気代を算出するには、まず、自宅で使用しているエアコンの「定格消費電力」を確認してください。エアコンの機種ごとの定格消費電力は、エアコンの取扱説明書やメーカーの公式HPなどで簡単に確認できます。
ここでは、定格消費電力が970kWhのエアコンを使用した際の、1時間あたりの電気代と、1か月あたりの電気代を計算してみましょう。
電気代は、公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」が公開している電力料金の目安となる単価「27円/kWh」とします。
まず、1時間当たりのエアコンの電気代は、0.97kW×27円=26.19円です。
続いて、1日当たり5時間、月間合計で20日間エアコンを使用したと考えてみましょう。この場合、1か月のエアコンの電気代は、26.19円×5時間×20日=2.619円です。
ぜひ、実際に使用しているエアコンでは、1時間あたりと1か月あたりでどの程度の電気代がかかるのかを計算してみてください。

期間消費電力量とは?

エアコンの定格消費電力から電気代を計算する方法について解説しましたが、実は、家電製品には定格消費電力以外にも最小・最大電力があり、部屋の広さや室温、温度設定などによって電気代が大きく異なる場合があります。そのため、定格消費電力で計算した電気代と、実際にかかった電気代の金額に開きが出ることは珍しいことではありません。そんなときに参考にしたい数値が、「期間消費電力量」です。
期間消費電力量とは、各エアコンメーカーが公開している、年間の消費電力の目安です。期間消費電力量は東京の気温をモデルに作成してあるため、北海道や東北、九州、沖縄エリアといった、気温が東京と大幅に異なる地域では参考にできません。しかし、それ以外の地域では、定格消費電力よりも実際の電気代に近い数値を確認できるでしょう。期間消費電力量は、メーカーのカタログや公式サイトに掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

期間消費電力量の算出方法は?

期間消費電力量は、エアコンの省エネ性能の評価にも役立つ数値です。メーカー共通の算出基準は以下です。

・外気温度は東京がモデル
・設定温度は暖房20度、冷房27度
・冷房期間5月23日〜10月4日
・暖房期間11月8日〜4月16日
・稼働時間は6時〜24時
・住宅はJISC9612規格に準拠した南向きの平均的な木造住宅
・部屋の広さは機種にマッチ

この条件で、期間消費電力量から計算する年間にかかる電気代を試算してみましょう。

<期間消費電力量が1,050kWhで、電気代が27円/kWhだった場合>
1,050kWh×27円=28,350円
ただし、エリアや気候、使用条件や気象条件などにより、実際にかかる電気代は変動しますので注意が必要です。エアコンを使用したときにどの程度の電気代が必要なのかを確認したい場合には、期間消費電力量も参考にしてみてください。

暖房の設定温度の目安は何度?

続いては、エアコンを使用する際の温度設定の目安についてみていきましょう。エアコンで暖房を使うときに、いつも何度くらいに設定していますか?実は、エアコンの暖房機能の設定温度の目安は20度といわれています。いつも設定温度をもっと高くして使用しているなら、設定温度を下げるのがおすすめです。
エアコンは使いたいけれど、節約も大切だと考えている場合には、ぜひ暖房の設定温度を20度くらいにしてみましょう。

暖房の設定温度は上げすぎに注意

それでは、なぜエアコンで暖房を使うときの設定温度を20度くらいにするのがよいのでしょうか。すでに解説したとおり、エアコンの電気代は、外気温と設定温度の差が大きければ大きいほど高くなってしまいます。
そのため、寒い時期にエアコンの暖房機能の設定温度をあげればあげるほど、使用時の電気代が高くなるのです。一般的に暖房の方が、冷房を使用したときよりも電気代が高い傾向があります。冬は外気が大きく下がるので、室内で快適に過ごせる温度との差が大きいためです。暖房の設定温度は上げすぎに注意してください。

冷房の設定温度の目安は何度?

次に、冷房の設定温度の目安は何度なのかについて見ていきましょう。近年は地球温暖化が進行しているため、対策の一環として、夏には「クールビズ」が推進されています。クールビズとは環境省が中心となって推進する活動で、環境に配慮した生活を送ることを提案しているものです。クールビズでは、夏季の室温の目安を28度に設定していますので、エアコンで冷房を使用する際の目安にしてください。

冷房の28度はあくまで目安、推奨設定温度ではない

ここで注意したいのは、クールビズが提案する28度は、あくまでも室温の目安ということです。エアコンの設定温度を28度にすることを推奨しているわけではないので、注意してください。日当たりや、同じ室内にいる人数などによって、同じ温度設定でも室温がなかなか下がらないケースも考えられます。
また、下記に暑い室内で過ごすと、熱中症の危険性が高くなりますので、気をつけたいものです。室温は同じでも、室内の湿度が下がれば、不快感が軽減して過ごしやすくなります。除湿機も活用して、暑い時期でも過ごしやすい室内環境を整えるのがおすすめです。

エアコンの冷暖房で節約するコツ

四季を通じて室内で快適に過ごすために欠かせないエアコンですが、正しい使い方をしなければ、電気代がかかりすぎる恐れがあるので注意が必要です。そこで、エアコンの冷暖房で節約するコツを6つ紹介します。

扇風機やサーキュレーターを併用

エアコンの冷暖房を使いながら節約するには、冷房機能を使用しているときに、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。室内の空気が循環することで、室温が下がりやすくなるためです。床に向かって風を当てると、下にたまる冷たい空気を攪拌できるので効率的です。また、エアコンの効きが悪いと感じたら、エアコン掃除が必要かもしれません。定期的な掃除を検討してください。

ガスコンロや熱を放出する電化製品の使用を控える

部屋のなかでガスコンロや熱を放出する電化製品を使用していると、室温が上がってしまいます。そのため、夏期に室温を下げたい場合には、ガスコンロや熱を放出する電化製品の使用を控えるのが効果的です。日々の献立は、ガスを使わずに調理できるメニューや時短メニューを選びましょう。室温を上げるものを使用しなければ、エアコンで冷房機能を使用したときに、室温をより短時間で下げられるでしょう。より涼しく過ごせるように工夫してください。

省エネ性能が高い新しいエアコンに買い換える

エアコンの効きが悪いと感じたら、省エネ性能が高い新しい機種のエアコンに買い換えるのもおすすめです。省エネタイプのエアコンは、従来タイプのエアコンと比較して、17%程度も性能がアップしています。エアコンの買い替えには費用がかかるので、すでに所有しているエアコンの空調の効きをよくしたい場合には、定期的にエアコンクリーニングを依頼しましょう。専門業者なら、満足のいくクリーニングをしてくれます。

衣類の調節と除湿も活用

エアコンを使用する際には、外気温と設定温度の温度差が大きいほど電気代が高くなります。そのため、環境保護の観点からだけではなく、エアコンの設定温度を一度見直してみるのがおすすめです。冬場なら、普段の部屋着に一枚プラスすることで、暖房の設定温度を数度下げることも可能です。夏場は冷房だけではなく除湿機能も最大限に活用して、室内の湿気を除去することで、より過ごしやすい環境を作りましょう。

風量を「自動」に設定

エアコンを稼働させるときには、室温だけではなく風量を自分の好みに調整する人も多いはずです。しかし、エアコンの電気代を節約したい場合には、風量を「自動」に設定しておくのがおすすめです。エアコンの稼働中に電気代が高くなるのは、設定した温度に室温を近づけるときです。そのため、風量を自動に設定しておくと、エアコンが自動で設定した温度に室温をキープするため、電気の消費量が抑えられるというわけです。ぜひ試してみてください。

空気の移動を意識して風向きを調整する

空気の移動を意識して、風向きを調整することもエアコンの省エネになります。通常、暖かい空気は上方向に流れていき、冷たい空気は下方向に動きます。その結果として天井付近や床上にはエアコンの空気がたまりやすくなります。エアコンの風向きが空気のたまる方向を向いていると、運転効率が悪くなり、電気代も余分にかかります。
冷房運転のときは風向きを水平に、暖房のときは下方向に設定するとエアコンの空気をまんべんなく行き渡らせられます。また、定期的に風向きを動かしたり、扇風機やサーキュレーターで部屋の空気を循環させたりすれば、空気の溜まりを解消できエアコンの効率アップにつながります。

夏期は窓からの熱の侵入を防ぐ

夏に外気温が上昇すると、暑い空気が窓から入ってきます。そのため、室内の温度を上げないためには、窓からの熱の侵入を防ぐことが重要です。直射日光を遮断したいなら、窓際に日除けを設置すると効果的です。
日除けグッズには、すだれやシェード、タープなどがあります。お部屋のインテリアの邪魔にならないタイプを選びましょう。高層階の住宅で窓の外に日除けを設置できない場合には、遮光カーテンや断熱シートを利用することで室温が上がりにくくなります。

ドアの開け閉めに気を付ける

エアコン使用料金を節約するなら、ドアの開け閉めにも気を付けましょう。エアコン使用中は、ドアを閉めることで室内の断熱性を高め、エアコンの負荷を軽減できます。また、快適な室内環境が維持されれば、エアコンの使用量自体を減らせ、電気代を削減できます。日々の生活の中でドアの開け閉めを素早く、回数も少なくすることを意識すれば、効果的な節電につながります。

夏は換気・冬は加湿をする

夏はよく換気をし、冬には部屋を加湿することでもエアコンの電気代を節約できます。夏の換気では、空気を循環させることで室内の温度を下げます。また、自然風を取り入れることで、エアコンの使用頻度も減らせます。一方、冬には加湿器を使って、人体が感じる温度を上げられます。また、空気が乾燥すると熱が逃げやすくなるので、冬場は加湿がおすすめです。

定期的なフィルター掃除が重要

エアコンの電気代を節約するには、エアコン機器の稼働効率を上げる必要があります。エアコンの使用頻度にもよりますが、毎日エアコンを使うような季節には、2週間に1回ぐらいはフィルターの掃除を行いましょう。
エアコンは、部屋の空気を吸い込みながら稼働しています。このときに空気中のほこりなどをフィルターで除去していますが、エアコンを使用するたびにほこりは溜まっていきます。その結果、フィルターが目詰まりするとエアコンに負荷がかかり、消費電力も増加してしまいます。フィルターの掃除は素人でも簡単にできるので、定期的に行うようにしましょう。

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エアコンはつけっぱなしの方が節約になるって本当?

エアコンはつけっぱなしの方が節約になると聞いたことがある人もいるかもしれません。エアコンは、室内の温度と設定温度の差が大きいときに電力を多く消費します。そのため、つけっぱなしにした方が節約になるかどうかは、外気温と室内温度、設定温度によって変わるというのが正解です。

エアコンのつけっぱなしで電気代が安くなるといわれる理由

なぜエアコンのつけっぱなしで電気代が安くなるといわれるのでしょうか。エアコンは、外気温や室内の温度の変化によって、どの程度の電力を消費するのかが変わります。一度エアコンの使用を中止すると、室内温度が外の気温に近づくため、再び稼働させたときには設定温度との温度差が大きくなっている状態です。そのため、電気代が多くかかるのです。
一方、エアコンをつけっぱなしにすると、つけている間はずっと電気を消費しますが、急激に室温を変化させる必要はありません。これが、エアコンのつけっぱなしで電気代が安くなるといわれる理由です。
夏期に外気温が30度以上になるときはつけっぱなしがお得で、30度以下の場合にはこまめに消す方がお得です。また、冬季に外気温が3度以下の場合にはつけっぱなしがお得で、3度以上の場合にはこまめに消す方が節約になります。

最大消費電力と最小消費電力の電気代の違い

続いては、最大消費電力と最小消費電力の電気代の違いについて紹介します。家電製品には、最大消費電力と最小消費電力があります。同じ電気機器を使用しても、使用する環境によって消費する電力に差が出るためです。そのため各メーカーは、安定稼働しているときの「定格消費電力」以外に、最大消費電力と最小消費電力を提示しています。
例として、冷房を使用したときの最大消費電力が1300W、最小消費電力が90Wのエアコンを1時間稼働したケースをみていきましょう。1時間の電気代は、1kWが27円だと想定します。

最大消費電力 1.30kW×27円=35.1円
最小消費電力 0.09kW×27円=2.43円

最大消費電力と最小消費電力の電気代の違いが大きいことがわかります。エアコンの消費電力は、部屋の広さや室温などの影響で常に変化します。定期的にフィルターの掃除をして、エアコンの稼働に負荷がかからない状態をキープすることを心がけると、電気代の節約になるのでおすすめです。

エアコンの電気代でよくあるQ&A

エアコンの室外機で気をつけることは?

エアコンの室外機は、空気を入れ替える機能を持っているので、空気の流れを妨げないようにしてください。室外機の前にものを置くと、空気を入れ替える機能が働きにくくなるので注意が必要です。また、直射日光が当たらないようにすることで室外機に熱がこもるのを防ぐと、エアコンを稼働したときの空調の効率が上がります。

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エアコンの電気代をもっと下げる方法は?

エアコンの電気代をもっと下げたいなら、まずはプランの変更を検討してください。自分の使い方にマッチするプランがあるかもしれません。また、電力会社の乗り換えも検討してみましょう。1kWhあたりの電力の価格が、より安い電力会社を選ぶのがおすすめです。

エアコンを定期的に掃除するならプロに依頼するのもおすすめ

エアコンの電気代をおさえるためには、エアコンの定期的な掃除が必要です。エアコンは、フィルターにホコリがたまると性能が落ちてしまうため、電気代が高くなることがあります。エアコンの内部の洗浄は素人には難しいので、プロへの依頼を検討してください。プロならではの専門的な対応が期待できます。エアコンから出てくる空気も清潔になるので、お子さんや高齢者がいるご家庭には特におすすめです。

プロにエアコンクリーニングを依頼するのに最適な時期

1年のうちで、エアコンクリーニングを依頼するには適した時期があります。一般的に最適な時期は、春と秋の季節の変わり目です。春は冬季使用後のほこりなどの汚れが多くたまっています。同様に秋は、梅雨や夏場の使用によるカビなどの汚れがたまっている傾向があります。これらの汚れを加味して、季節の変わり目の時期にクリーニングをすることで、エアコンを効率的に使えます。
エアコンを使うシーズンの直前は、クリーニング業者も予約が取りにくくなります。また、オフシーズンであればキャンペーンなどでクリーニング料金が割引されることもあるので、エアコンのシーズンが終わったら早めにクリーニングの予約を入れることをおすすめします。

エアコンクリーニングはクリーンクルー

エアコンの洗浄を業者に依頼するなら、まずはクリーンクルーに相談してみましょう。エアコンの内部はつくりが複雑で、自分での掃除は難しいものです。しかし、エアコン掃除のプロのクリーンクルーなら、専用の器具や洗剤、高圧洗浄機を使って細部までピカピカにしてくれます。
クリーニングの後には、すっきりと清潔な空気が気持ち良いと感じられます。エアコンクリーニングをすると、エアコンの効きがよくなるので、エアコンを使用したときの電気代も安くなるかもしれません。
クリーンクルーの公式サイトには、実際にエアコンクリーニングをしている動画がアップロードされています。エアコン内部の汚れとクリーニングの様子、きれいになったエアコンを確認できるので、ぜひ視聴してみてください。今すぐエアコンクリーニングを依頼したくなるはずです。

まとめ

暑い季節や寒い季節に、室内で快適に過ごすのに欠かせないエアコンは、正しい使い方をすることで、電気代を抑えることが可能です。冷暖房の仕組みや電気代が決まるポイントを理解して、エアコンを効率的に使ってください。エアコンの機能が落ちてきたと感じたら、定期的にフィルター掃除をしてみましょう。また、エアコン内部の汚れは、エアコンクリーニングのプロに依頼して、快適な室内環境を手に入れたいですね。

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